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【雑記】会社を18年経営して思うこと

練馬区の片隅に存在する小さなゲーム会社「イクシール」ですが、2024年に設立18周年を迎えることができました。

2024年を振り返りつつ、一つの会社を18年経営してきたからこそ思うことと、2025年に向けた想いを今回の記事では書いてみたいと思います。(※内容的にイクシールの従業員向けの記事になっていると思いますが、その点、予めご了承ください。)


会社が長く続いたことによる「プラス面」と「マイナス面」

設立18周年を迎えたということは、会社を設立してから、「18年も経った」ということになります。

18年という年月は、決して平坦なものではなく、イクシールにとって、波乱万丈、紆余曲折、ピンチ&奇跡の連続でした。

様々なことにチャレンジし、変化し、常に成長を続けてきた会社ではあるものの、やはり18年も続くと、18年続いたからこその「プラス面」「マイナス面」というもの色々と見えてきました。


18年間も続いたからこその、プラス面

スタッフの在籍年数が増え、経験値が積み重なり、いつの間にか熟練スタッフが増えてきました。

在籍年数の長いスタッフが増えてきた分、「イクシールは、こうあるべき」という理想の組織像を各々でもイメージしやすくなり、そのイメージに沿った形でそれぞれが自発的に考え、行動できるようになってきています。

また、18年もの間に社内ルールも整備され、日々を過ごしやすくなってきているようです。

それらの結果として、「効率的な仕事の仕方」と「質の高い仕事」がバランスよく両立できており、安心感・安定感を持った仕事の進め方ができるようになってきました。


18年間も続いたからこその、マイナス面

18年経ったということは、設立当初から入れ替わりの無い経営陣は、全員、18年分の歳を重ねてしまっているわけです。

イクシールの役員三名ともが、18年分、老いてしまっているのです…!!!!

役員間での雑談は、体の不調の話ばかりなのです…!!!!

私自身は、まだまだ多くのことを学び、経験し、これからも無限にレベルアップしていきたいと思っていますが、その想いに反して、体力は落ち、集中力は持続せず、体の不調箇所は増えていっているのです…。

そのことからも、会社の創業時と違い、今のイクシールという会社の中心を担う存在は、経営陣ではなく、従業員主体であるべきなのです。

イクシールの場合は離職率が低いので、経営陣と同様に従業員も勿論、年齢を重ねています。
ただ、不定期ながらも若くフレッシュな従業員を新しく仲間として迎え入れることもできているので、組織全体としての年代バランスは程良いようです。

ただ、企業としては、「成長期」を経て、今は「成熟期」に入りつつあります。

企業が成熟期に入るということは、これは、安定して落ち着くということを意味します。

「慣れ」と「停滞」に繋がるということです。

変化を避けることに繋がって成長機会が減ってしまうと、時代に取り残され、組織としては「衰退」していくことになります。


会社として常に成長することの大切さ

世の中は、時代に合わせて、技術、文化、センス、流行、人、全ての物事は常に進化し、変化して成長を続けています。

社会の中に存在しているイクシールという会社も、時代に合わせて柔軟に変化して成長していく必要があります。

現在、イクシールという会社組織を、役員主導から従業員主導の体質に変えようと様々な施策を行っていますが、これからのイクシールの中心を担うスタッフには、「会社組織を成長させるということ」を2025年の新しい一年に向けて強く意識してもらえたらと思っています。


会社組織を成長させるにはどうすればいいのか?

18年間経営してきた経験則として、以下の三つを強く意識して実践していくとよいと思っています。

--【1】変化することを恐れずに「挑戦」すること--
新しいことへの挑戦は、常に謙虚な姿勢で「学ぶ」ことと、積極的に多くのことを「体験」することに繋がります。

挑戦の多さは、強みになります。

--【2】しっかり「交流」すること--
イクシールという会社は、設立当初から一貫してコミュニケーションをとても大切にしています。

コミュニケーションは、情報の共有経験の疑似共有に繋がります。

一人でできることは限られています。組織に所属しているというのは強みです。だからこそ、たくさんの人と語り合い、交流して欲しいと思っています。

--【3】新しい風を入れること(組織の循環)--
若く新しいスタッフは、未来への希望です。
新しい価値観、経験、視点、センス、嗜好、全てが輝かしくあります。

新しいスタッフを増やし、新しい声に耳を傾けてコミュニケーションを取り、大いに刺激を受け、会社組織として、常に変化・成長していく必要があります。

新しい仲間を迎え入れやすいように門戸を開き、常にイクシールという会社の魅力を外部に向けて発信していくことが大切です。


経営陣としてのチャレンジ

従業員主体の組織体質に変えて必要があると述べましたが、私自身、「まだまだ若者たちには負けるわけにはいかない…!」という想いもありますので、会社としてたくさんのことにチャレンジできるように、また、それが従業員の成長に繋がるような方針・目標を掲げています。

2025年に向けて、具体的には、
・オリジナル自社タイトル開発、販売への挑戦
・従業員が主体となれる企業体制への移行

この二点が、今のところ、やはり大きいです。

会社として挑戦し、組織としても皆にとっても成長に繋がるような施策は、色々と常に行っていきたいと思っています。

また、2025年も、リアルイベントへの出展や、ゲーム以外のデジタルエンターテイメントにも積極的に関わっていくつもりです。


従業員にとって、会社の施策・方針が全てではない

会社の施策や方針は、会社全体を見据えて、また業界の動向や将来に向けて考えたものですが、従業員に向けて、それが全て絶対的なものではありません。

会社の方針に従うだけでなく、従業員それぞれが人生の「主役」なので、主張すべきことはしっかり主張し、意見を出し、納得の上で「自分自身の人生」をしっかり生きてほしいと思っています。

自ら望んで所属している組織であり、その中の一人なので、色々と折り合いをつけることも勿論必要ですが、会社組織を自分たちで運営して支えているという意識を持ち続けてもらえたらと思っています。

これは、年齢も経験年数も実績も何も関係ありません。スタッフそれぞれの視点からの意見はそれぞれからしか発することができないので。

2024年は、スタッフの熱い想いから生まれた新しいゲーム開発プロジェクトも走り出しました。2025年も、スタッフ主導で始まる新しいクリエイティブの数々に期待したいと思っています。


様々なタイプの人が組織には必要

ここまでの記事の内容から、イクシールのスタッフ全員に対して、積極性を持って一歩踏み出す行動や、意見・主張することを促しているように見えてしまうかもしれませんが、実際にはそういうわけではありません。

気付ける人が気付き、行動できる人が行動し、主張できる人が主張すれば良いと思っています。

従業員主体の会社組織を目指す上で、勇気を出して一歩踏み出し、発言・主張していくことは、誰もができるわけではないので。

一歩引いた視点で物事を見たい人、全体方針に沿って素直に行動できる人、自分自身のことでいっぱいいっぱいな人、色々な立場、考え方の従業員がいるべきであり、そうであるからこそ組織としてのバランスの健全性が保たれます。

行動できる人はそれを才能だと思って行動すれば良いと思います。気付けること、発言できること、行動できる人は、それを才能だと思って、他の人をカバーできるよう、その才能を発揮してもらえたらと思います。
別の才能を持っている人は、別の才能を発揮すれば、良いと思います。
皆、何かしらたくさんの才能を持っているわけなので。

色々なタイプの人が組織には必要であり、色々なタイプの人が共存し、認め合える「組織環境」があることが何より大切です。

そんな組織環境であるイクシールという会社を、2025年も様々なチャレンジを通して、「成熟期」から「再・成長期」に移行できるように変化・成長させていければと思っています。

・・・そんなことを想う2025年の仕事始めの日でした。


★イクシールのホームページ★
https://ixill.net/

★BOOTHのイクシール通販サイト★
https://ixill.booth.pm/

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