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リーチ目13枚役の存在意義とは

フラグLとは何者か?について現時点での考察

注※この記事では中押しの制御は考慮していません。

チャンス目の制御から生まれる疑問

まずはじめに、この記事の内容は私の個人的な考察のため、事実とは異なる可能性があることをご了承いただきたい。

タイトルの結論として、

フラグLは通常時の出率調整のための役

だと思っている。

さて、
この6号機ハイパーラッシュを打つとわかるが、左リールは第一停止だとどの位置で押してもメイン小役をこぼさない仕組みになっている。
1か所だけチェリーを引き込めない位置があるが、もともとチェリーが1枚役であり、
通常のハズレ出目でも払い出しが1枚あるので枚数的な損はない。
左リールどこを押しても楽しめるというのはこの機種の売りのひとつだろう。
狙い目を一点に絞るのもよし、適当にハサミ打ちするのもよしと自由度はかなり高くなっている。

と、この一文でピンときた人はかなりハイパラを打っているのではないだろうか。
きさまこのゲームやり込んでいるなッ!

ハイパーラッシュには「共通目」が存在する。
ボーナス当選時でも非当選時でも止まる可能性がある、いわゆる「チャンス目」だ。
代表的な出目が中段ベル・ベル・スイカ

次に実際に左リールの位置と合わせて例をあげよう。

左上は、今作は左リール枠上白7で1リール小役ハズレ目のためリーチ目だ。
払い出しは無し。

右上はチャンス目。左リール青7上段からは1枚の払い出しがある。
有効ラインにベルとスイカなので、チャンス目の場合はほぼ確実に1枚の払い出しを受けることができる。

下の赤7上段の2枚もチャンス目。右中段スイカは払い出し無しだが、青7を狙うと1枚の払い出しを受けることができる。

また、左リールの位置によってはチャンス目時にベベスの形にならないことがあり、払い出しがあったりなかったりする。

上の形は払い出しなし。

この形は1枚の払い出し。

また、一部のリーチ目フラグでは各リールの滑りコマによってチャンス目の形を取るものもある。
よく見る例として、スイカハズレ目を作りやすいフラグWは、
上にチェリーのある赤7を枠上に押すとビタ止まってスイカハズレの形になりやすく、1枚の払い出しを受けられないことも多い
下段に青7をビタ押しすると赤7上段からチャンス目の形になる
(この時も右リールに青7を狙うと1枚の払い出しを受ける)

さて、ここで皆さんに質問。
ここまでの話を聞いて、通常時を消化する上で一番機械割の高くなる左リールの狙いどころはどこか?

多くの人が青7狙いと答えるだろう。
だって中右適当に押しても必ずベベスで1枚取れるのだから。

しかし、これは人によっては左リールの押す位置を1か所に強いられているように感じることもあるだろう。
完全攻略で機械割100%オーバーをうたっているのならなおさらだ。
ましてや、これだけリール制御にこだわって作り上げた開発陣がそんな事実を許すはずがないのだ。

異なる制御のフラグLとリアルボーナスの存在

ある程度ハイパラを打った人なら気づいたであろう、フラグL複合役説
左リール毎回同じ位置に押しているのに、同じフラグLで普段通りリーチ目が止まることもあれば13枚払い出されることがある。
パチスロのルール上、完全に同じフラグであればこんなことは決して起こらない
なので、フラグLとひとまとめにされているが、中身としては、

・通常通りリーチ目を形成するフラグL1
・13枚役が揃う可能性があるフラグL2

の2種構成(あるいはそれ以上)と思っている。

まずフラグL1について、
こちらは通常通りリーチ目を形成する。
そのほとんどが払い出しなしの出目だ。
もちろん、AT機であるハイパラにおいて1枚役が一切成立していないフラグなど存在しない。
裏で立っているリアルボーナスが入賞してしまうからだ
中と右リールの押し位置を変えれば1枚役を取ることはできるだろう。

そんなフラグLが唯一明確に1枚役を引き込む場所が1つ存在する。
それがここ、

青7上段だ。
次の2つの出目を見てみよう。

左が青7が成立Gで生入りした出目、右が通常のハズレ目。
有効ラインである「左上段・中中段・右中段」には同じ役が入賞している。どちらも1枚役だ。
この上段青揃いは、フラグL成立時に見ることができる。

おそらくリアボの入賞を避けるために1枚役を設定しているのだろう。
フラグL1に関してはこれ以上の役割は思いつかなかった。
リアボの頭が青7でほぼ確定と見ていいかもしれないがその話はまた別の機会に(青・リプB・チェリーBとかそんな感じかも)

問題はフラグL2

本機はリアボ搭載の1ラインAT機のため、リール制御はある程度自由に設定できると思われる。
こちらも青まわりを例にして考えてみる。

この2つの出目、どちらも枠上に青を押して止まったリーチ目だ。
左はおそらくフラグL1で、シンプルに青上段に1枚役を引き込んだ形
右がフラグL2で、13枚役が複合している方だと予想している。

L2の役割が、通常時のベースの調整と仮定するなら、この制御の意味は以下のようになる。

山佐
「貴様!青を枠上に狙うとは1枚役を取ってベースを上げようとしているな!そんなやつに13枚役などやらん!スイカ上段からの1枚役でも探して揃えていろ!」

まあざっくりとこんな感じだと思う。
さらに以下の場合、

これは左1コマ滑りからの13枚役揃いのリーチ目だ。

山佐
「きみ、青7を中段に押して消化しているね?それではチャンス目成立時に1枚役をこぼしているだろうからこの13枚を持っていきなさい。」

といったところだろう。
押し位置に応じて13枚獲得でき、通常時どこを押して消化しても50枚当たりのG数に差がつかないようにしているのがフラグL2の役割だと予想している。

ちなみにフラグHも同じように複数フラグ存在し、同じ役割を持っていると思っている。
異なる点といえばこぼした時の制御の特徴と、演出の振り分けか。
フラグLの確率が1/2730なので、内訳としては

フラグL1…1/3276.8
フラグL2…1/16384

と予想している。
いずれ解析や内部情報が公開されたときの答え合わせができることを期待して、私の備忘録として読んでもらえたなら幸いだ。


偉そうなこと言ってるだろ。埋まってないんだぜ。それで…

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