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ついに夢が叶いました!~フェリル、念願の獣化~

2024年10月12日、本日をもって私はついに長年の夢だった獣化能力を会得し、とうとうFursonaの姿になることができました。別の書き方をするのであれば”うちのこを現界・お迎えした”となります。
この記事で初めて私の事を知る人がいるかもしれないので、まずは軽く私自身とキャラの自己紹介をさせてください。「お前のことはよく知ってるぜ!」って人はこの項目は読み飛ばしてもらって大丈夫です。

自己紹介

私はTwitter(現:X)を拠点に活動しているフェリルと申します。岐阜と愛知県を生息域としており、主な趣味はイラストやゲームや旅行等で、
好きなものは狼とTF(獣化)、あと獣のお尻が大好きで毎日のように愛を叫んでいます。ネット活動歴は17年ほどで、Twitter歴は今年で15年ほどになります。

キャラについて

Fursona設定資料

そして今回現界したこのキャラは私がネット上での自分の分身…通称”Fursona(ファーソナ)”としてデザインした狼獣人で、15年かけてデザインをこねくり回し続けて完成したのが現在の「フェリル」です。誕生経緯から分かる通り、分身なので名前はHNと同名です。それ故に自分の名前と呼び分けるために私は「代理君」と便宜上呼ぶことが多いです。ハーフ勢に多いオーナー名=キャラ名のパターンだと思っていただければ幸いです。
これに因んでお願いがあるのですが、今後SNS等で獣化した私の写真を上げる事があれば”フェリルさんとこのフェリルさん”よりただ単に”フェリルさん”として上げてもらえると私がとても喜びます。ようやく醜い人の姿を晒さなくても写真に写れるようになったので!
彼の種族はワインピッツァやローマ、ヴェネツィアなどイタリアに関連するものが大好きなのでイタリアオオカミを自称していますが、本当はツンドラオオカミ系フェンリルです。あと狼キャラのお約束で「犬」と呼ぶと怒ります
趣味は私と共通でお絵描きとか世界史とかゲームとか旅行などを好みます。あと、喋ることが好きなので沢山喋ります。もちろんこの姿でも…!

私が獣化するまで

ハウステンボスにて 📷️:狼助様(X:@urocyon_rsk )

さてお待たせしました、ようやく本題です。この度は皆さんに無事お迎えした事実を発表できてとても嬉しく思っております。
実はこの「フェリル獣化計画」はOFFF2024会期中の5月18日から今日まで極秘裏で進行させており、この五ヶ月弱の間に一部の関係者と偶然見てしまった目撃者にのみ見せてきたトップシークレット案件でした。Twitter上で匂わせないように演技するの大変だった…
なんならこれ、私ですら最初はサプライズされてしまったんですよ…。

ここからは私がお迎えするに至った経緯を語っていこうと思います。かなりの長文になりますが、非常にエモい話なのでぜひ読んでくだされば幸いです。

きっかけはJMoF2023

「え?お前のJMoF初参加はもっと前だろ?ブログで読んだぞ!」って方もいることでしょう。しかしながら2018から2020の3年間は確かにこの界隈に興味を持つきっかけではあったものの、2023で大きく考え方が変わる事への前哨戦でしかありません。詳細はこちらのクソ長レビュー記事に譲ることとして…

ではこの2023で何が変わったのかを一言で表すと「これまで僅かにあった”獣化願望”(ここでは着ぐるみを持ちたい欲求という意味で使わせてもらいます)が一気に噴出した」と言った感じです。
そのきっかけは2023でフォロワーの1人である天さんのキャラ「あろっく」に強烈なファンサービスをされて、一気に彼の虜になってしまったのです。

これにより私は「彼ともっと触れ合いたい…そしていつか獣化して隣に立ちたい」という夢を抱くことになりました。これ以外にも2023では様々な要因が重なり、当時のブログやTwitterで「今回のJMoFがきっかけでキャラ迎えする確率が5%くらい上昇した」と語りましたが、実際はその3倍は軽く上昇しており、JMoF終了後に多数の工房のサイトを見てどこに頼むかを本気で考えたり、実際に新規で工房を立ち上げた知り合いに色々聞いてみたりと影で「Fursonaの姿になるための方法」を模索し始めていました。

一方JMoF2023での私の心境の変化を契機に秘密裏に動き始めた”狐”がいました。
それは私がTwitterを初めた最初期から14年ほど交流のある超古参フォロワーかつ、私と何度も旅行やコンベンションやオフ会などで行動を共にし、さらには2018年に私を初めてJMoFに連れていき"着ぐるみ"という新たな世界へと誘った親友、鉄路野狐さん(以後:野狐さん)です。

野狐さんは自作の九尾のプラチナフォックス「ルーシア」ちゃんと
『犬工房』制作のハーフの黒狐「ノヴァ」君のオーナーで、ルーシア
に至っては初制作から今年で十周年を迎えるかなりの古参着ぐるみ勢です。活動歴が長いだけあり非常に経験豊富で、顔も広くて頼れる存在です。
そんな野狐さんは今回、14年付き合いがある私ですら一切予想できなかった驚きの行動に出ますが…それはまた後ほど詳しく説明します。

獣化願望をさらに高めた三体のキャラ

私のケモ人生の中でも非常に影響のデカかったJMoF2023、しかしこれだけではまだ獣化する決心には至りませんでした。ここから約一年間の間で私と親しい関係のフォロワーが相次いでデビューしていき、より獣化欲に火をつけていきました。その中でも三名の方に絞り、簡単に紹介していきます。

1、ホッケ(Owner:バイオ前線)

最初にご紹介するのはDRCさんの工房「竜創屋」のプロトタイプことモチモチおふとんドラゴン「ホッケ」君です。オーナーのバイオさんとは10年近い付き合いで、元々ポケモンのダイケンキ推し同士で仲良くなった絵師仲間でした。このJMoF2023で何度も部屋飲みをして続くOFFF2023、2024…そして今回の獣ノ湯でも一緒に宿泊したりする程親しい間柄の方です。JMoF2023にて着ぐるみイベに初参加し「せっかくだから部屋で飲もう」と約束していたらなんとキャラを持っていることをサプライズで明かされ、初アテンドを依頼され一緒にロビーを一周しました。デビューして最初のアテンドを任された事も嬉しかったんですが、何より「親しい絵師仲間の着ぐるみデビュー」というのが心を震わせた理由です。ちなみにこの後幾度もイベントに一緒に行ったりする程仲良くなったのもこのJMoF2023がきっかけだったりします。また、今回獣ノ湯にてサプライズデビューしようと決意したのもこのホッケ君のサプライズデビューに影響を受けています。

2、オダイシ(Owner:イクス)

次に紹介するのが非常に珍しい蛇の忍者、通称”忍蛇”の「オダイシ」君で、工房はFurtic Studio」さんです。オーナーのイクス君とは10年以上の長い付き合いで、貴重な岐阜県在住の同郷フォロワーです。近所住まいのため名古屋と三重のフォロワーを巻き込んだ「名古屋組」という身内グループを作って年に数回オフしたりナガシマスパーランドへ行ったりして遊ぶほどで、そんなイクス君は数年前からキャラを迎える宣言をしていて、いつになるか楽しみにしていました。そして2023年夏の「OFFF2023」にて、ついにオダイシを迎えてデビューを果たしました。界隈的にもかなり珍しい蛇という種族も相まって強烈な個性を持ったハーフキャラで、撮影するのも楽しかったです。近所住まいかつよく遊ぶフォロワーがデビューしたという衝撃で、私の獣化欲はますます高まっていきました。その高まり具合は目に見えるほどで、OFFF2023からの帰宅後のTwitterにて「この参加証の”きぐるみなし”の文字を”きぐるみあり”に変えられる日が来るといいな」とこっそりツイートしました。そしてこの時点では「自作をする程のスキルはないので、どこかの工房に頼もう」と考えていました。
その考え方を覆したのが次で紹介する三人目です。

3、lobo(Owner:lobo)

最後に紹介するのはオシャレな黒狼の「lobo」です。彼は私同様Fursonaの名前が自身のHNと同じで「自分の獣化した姿だから別のキャラではなく自分の延長線上にある」というコンセプトも共通しています。ちなみに彼のFursonaのイラスト上でのデザイン原案(ネームプレートで使われてるキャラデザ)は私が担当しております。そしてこのloboニキも例に漏れず10年以上の付き合いのあるフォロワーで、2019年頃から私と野狐さんのJMoF同行グループに参加し、以後毎年のように一緒に参加しています。参加こそしていたものの、彼は何年も私同様”キャラ無しの参加者”という立ち位置で、お世辞にもTwitter上で活発な活動をしていると言った感じでもなく浮上するのも数日に1回とかそんなレベルでした。
しかし事態が急変したのが今年の2月で、突然Fursonaを自作で現界させ、今までの活動規模が嘘のようにものすごい勢いでツイートも増え、スペースを毎日のように開き、更に撮影会も頻繁に行って知り合いを増やしていき、OFFF2024にて私が彼の”顔の広さ”に驚愕するほどでした。数年前まで知り合い増やしたいとか言ってたのマジで何だったの…?凄いと思った反面私の中で「焦り」が生まれました。それはJMoF同行グループの中で唯一私だけがキャラを持っていない事になってしまい、強烈な疎外感を感じてしまったからでもありました。あれから1年探してもうちの代理っぽいキャラを作ってる工房にありつけないし、あったとしてもどこもキャパシティが足らず倍率がエグいし、それにもし仮に今年工房に依頼したとしてもこの後2~3年ほどキャラなしでJMoFやOFFFに参加し続けなければならないし、エネルギーコストの高騰と円安の影響でとんでもない物価高になって着ぐるみ一体が100万に届こうとしているこのご時世、ハードルは上がり続け私は老いていくので残された時間は多分もうあまりない…

そんな焦りから私は一つの"結論"に行き着きました。

「そうだ、望んだものがどこにもないなら自作勢に頭下げまくって技術提供してもらって自分で作ればいいんだ…!」と。

こうして私はOFFF2024終了後から自作勢である野狐さんやloboニキ、その他自作経験者のフォロワーに力を借りて”代理現界計画「プロジェクトF」”を始動しようと胸の内に秘めていました。しかし、この計画が日の目を見る事はありませんでした。そう…これから話す「狐のきまぐれ」によって……

人生史上最大のサプライズ「狐のきまぐれ」

お待たせしました、いよいよ”その時”がやってきます。時はOFFF2024の会期中の5月18日の深夜…私は野狐さんとloboニキと共にワインを飲みながら会話をしていました。すると突然野狐さんが「車にある荷物を取ってくる」と言い出して部屋を出ていきました。そして帰ってきた時には引っ越しで使うようなサイズの大きな箱を抱えており、私の側に置かれたそれが気になって箱のことを聞くと「フェリル用の箱だから開けてみて」と言われました。この段階では何が入っているのか全く想像がつかず、とりあえず開けてみることにしました。以後当時の反応を残した動画より台詞をそのまま抜粋します。

野狐「色々とね、渡すものがあります。」
フェ「は?え…まさかとは思うけど…いや、絶対ない、100%あり得ない」

実はこの時脳内でFursonaのヘッドの可能性を少しだけ考えたのだが、そんなはずはないと却下した。いくら仲が良いとはいえ私のためにヘッドを作るなんて絶対あり得ないと思っていたからである。得体のしれない大きな箱を開ける私の胸のざわつきが徐々に大きくなっていく。
箱の中の新聞紙をめくって出てきた紫の毛並みを見て私は確信し、呟いた。
フェ「ん?まさかとは思うけど…君たち、やった?え?まさかやった?」

混乱して何度も聞き返す私は箱から尻尾を取り出し、思わず私の口から漏れたのは「可愛い…」の一言だった。モフモフで紫と白の毛並みで覆われたそれはまさしくFursonaの尻尾にそっくりだった。
フェ「あのー、なんかよく…すごいうちのこによく似た尻尾なんですよ。んで、もしかして…こっちにあるの…ヘッド?」
混乱のあまり未だに新聞紙に包まれた大きめのモノの正体を聞く私、そして新聞紙をどけるとそこにあったのは…

フェ「帽子被ってる…あ、この帽子普通に被れるわ…え…?まさかホントに……作った?
野狐「…うん。

私は箱の中に鎮座する代理によく似たヘッドを取り出して呟いた。
フェ「これ……俺じゃん!え…俺じゃん…!?!?」

loboニキ含めこの反応に一同は大爆笑した。酒の影響で少し酔っていたのもあったが私は混乱し、夢か現か判別できなくなっていた。この手に抱えているのは紛れもない自分で理想を詰め込んでデザインしたFursonaの頭だったのだ。訳がわからなくなって何度も「俺じゃん!?」を連呼し、次に箱の底に沈んだファーで作られたモフモフの手袋を取り出し嵌めてみた。
するとどうだろう、まるで獣になったかのようなふわふわの手に「可愛い」という声が漏れた。そしていよいよ私はヘッドの目にかけられたアイマスクを外した。

フェ「・・・!!(悶えて仰け反る)…可愛いんだけど!!!!!は??上手くない??マジで上手くないっすか!?かわいい!すごい…!うぅ……お前らぁ!!!!!!」
私はあまりに感極まって野狐さんに泣きついた。この衝撃的なサプライズに私の心は揺れ動きまくったのだった。

これが私がFursona獣化セットを初めてお披露目された時の一部始終です。
実はこの子、野狐さん一人の手による他作”なんですよ!だから今まで一度も”自作”って言わなかったんです。工房じゃなくても個人制作できる方に着ぐるみを頼む例はよく見かけるのですが、これに関して私は一切頼んでいませんし、渡されるその日まで作ってる事にすら気づきませんでした。これが私の受けたビッグサプライズであり、青天の霹靂でした。本人から聞いた話によるとJMoF2023で私があろっくに堕ちたのを見て作り始めたとのことでした。そう、JMoF編の後半の話がここにつながるわけです。
つまりこのヘッドや尻尾、手などは野狐さんが私のためにわざわざ制作してくれたものなのです。凄くないですか??その人のキャラの着ぐるみを無償で作ってプレゼントするって相当な覚悟がないとできませんし、それも秘密裏にここまで仕上げてしまうのは驚嘆せざるを得ませんでした。この瞬間、私は「ホントにいい友達を持ったな」と大変感動しましたし、長年紡いできた絆は決して無駄じゃなかったんだと感じた瞬間でもありました。

近頃の私は”幸せ”に飢えていました。2023年はJMoFという最高の滑り出しを迎えたものの4月中旬に祖父が急逝し、奇遇にも”同日”、13年付き合いのあった親友に突如裏切られ絶縁……心に大きな穴が空きました。荒んだ心を回復させるため5月のGWに開催される「けもケット」に合わせて東京旅行を計画し、目一杯楽しむはずが出発の3日前に新型コロナウイルスに感染し、10日間病床に伏したので旅行の計画は全て白紙になり、かつてないほどメンタルはボロボロになりました。あまりにも連続した不幸ラッシュがようやく収まり、その後はティアキンやOFFF2023のおかげで徐々にメンタルが回復していって2024年4月に妹が結婚式を挙げました。私はこの式にて「結婚したいわけじゃないけど、こんな”幸せ”をいつか味わいたい!」と強く感じ、”幸せになりたい”という願望が強くなりました。
その矢先、OFFF2024にて野狐さんが着ぐるみセットをプレゼントしてくれた時、「私にもようやく、”幸せ”がやってきたのかな?」と感じ心の霧が晴れて輝かしい未来が少し見えた気がしました。私は今、最高に幸せです。

キャラ持ちになった後のフェリル

さて、ついに獣化形態を得た私ではありますが、今後どうなっていくのか
正直何も分かりません。
何故かというとloboニキのようにキャラを持ってめちゃくちゃ人間関係が変わるかもしれないし、何も変わらないかもしれないし予想が一切できないからです。元々の予定で自作してたら多分2年後くらいに起こる予定のイベントだったので、それがここまで早まると与える影響が未知数過ぎるんですよ…!それは置いといて、獣化してやりたいことは私個人としては無数にありますが、まだここでは言えない事は割愛するとして、最初はやはりスタジオやコスプレOKな野外で"撮影会"を行いたいです。JMoFが1月に控えているのでその前に1回はやっておきたいと考えています。実はこれ既に両方デビュー前にやっていて、さっきから記事内に載せている獣化フェリルの写真も長崎の”ハウステンボス”で撮影したもので、この記事のフッターになっているソファに座った写真も岡山の"ぱんぬスタジオ"で撮ったものなのです。影分身を取得していない私は一人で撮影は不可能ですので、名古屋近辺で撮影会のお誘い等あれば喜んで参加しますし、また自分から開くかもしれませんので、もし興味のあるカメラマンさん、キャラ持ちの方がいらっしゃいましたら是非お声かけください!!

というわけで、大変長くなりましたが読んでいただいてありがとうございました。新参者ではありますが着ぐるみ界隈の皆様と末永く仲良くしていきたいと考えておりますので、イベントや撮影会で出会えた時はどうぞよろしくお願いします!

ソファに腰掛ける私(📷️:あゆぴこ様(X:@ayupiko_0305)

次回、『ラベンダーウルフをFursonaたらしめる"服装(もの)"』
デュエルスタンバイ!!

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