仙台七夕まつりに行って来ました。
I'llです。
今日は、体が癒しを求めていたので、銭湯に行くことにしました。
私が向かったのは、仙台市若林区の六丁の目にある「サンピアの湯」です。
ロビーには、七夕飾りが並んでいて綺麗でした。まあ、今日が仙台七夕まつりだと気づいたのは、入浴してサンピアの湯を出た頃ですが。
お湯に浸かりながら、「これからどうありたいのか」とか「人間不信をどう治すか」とか、小難しく考えてはいたのですが、お風呂を上がってさっぱりしたら、割とどうでもよくなりました。
私は考えるのが好きではあるものの、考えすぎる帰来はあります。ただ、とっくに答えが出ていることについて再検討し始めるあたり、余計にタチが悪いのです。
サンピアの湯を出た頃は、割と涼しくて快適でした。こんな気候なら少しぶらついて帰ろうかな、と思って薬師堂周辺を探索してみることにしました。
薬師堂駅に降り、付近のラーメン屋で昼食を取りました。ここで紹介したかったのですが、カウンターの隣に座ったお兄さんが輩っぽかったので、恐縮して写真が取れませんでした。
今朝、たまたま散歩途中にお薬師様にお参りをしたのもあり、何かの縁かなと思い薬師堂にある「陸奥国分寺」に立ち寄ってみることにしました。
初期の国分寺は奈良時代の740年頃、聖武天皇の命により建立されました。その後何度か被災し衰退、1600年代初頭に伊達政宗が再興し、現在までその面影を残しています。
私は神社仏閣を巡るのが趣味なのですが、相性の良い神社は清涼感を感じたり、神聖な感覚を持つことが多いです。私はわざと霊感を抑え込んでいる部分もあって、それは理論的・合理的ではないからというのが理由です。ただ、なんかこの場所に来てからは異様な感じがしました。
寺院にしては威圧感というか、強いパワーを感じるというか、この周辺の重力がなんか違うというか、何故なのかはわかりませんが、なんかすごい場所だなと感じました。
そういう場所ではないよ、と言われたらそうかもしれませんが、不思議な感覚がする場所だと個人的に思います。
お薬師様は願いを叶える薬壺を持っておられると伺っておりますので、先日腰を痛めた老母の回復を祈願しました。ただ、神仏習合の名残が強い仏様なので、寺院でお祈りして良いのかはよくわかりませんでした。寺院にも関わらず御朱印もあるしおみくじも売ってるのに、鈴がないし手水も封印されていて、ちょっと困惑しました。隣接する白山神社では、きちんとお詣りしてきました。
今日がどうやら仙台七夕まつりの中日だと気づいて、せっかくなので寄ってみることにしました。仙台駅前は気が狂いそうになるくらいの暑さで、苦笑いを浮かべるほどの有様でした。とにかく汗が止まらず喉が乾いて、七夕飾りより自販機の方を探したほどです。
久しぶりに見る七夕飾りは、丹精込めて作られた吹き流しが所狭しと並べられ、近年稀に見る華やかな光景を作り出していました。
前回七夕まつりに来たのは、2019年だったと思います。その頃はまだコロナ前で、今日とほぼ同じくらいの賑わいを見せていました。コロナが終わり、ようやく本来の七夕まつりに戻った感じがします。
昔は、アーケード街の両側にずらりと屋台が並んでいたものですが、何年前からかごく一部を残すのみになりました。かつての記憶は90年代のものですが、今の仙台七夕は何か物足りない感じがするのは私だけでしょうか。
私は仙台在住ですので、七夕まつりに行く予定がなくても遭遇する機会は多かったように思います。
20年ほど前、七夕まつりの出店で無料のかき氷を1日かけて600杯作ったことがあります。あまりに客が多すぎて氷が足りなくなってしまい、最終的にストローすら準備できなくなり、湿った氷の残骸に割り箸一本差して提供していました。クライアントが運営予算を超えてしまったため、撤収スタッフがキャンセルになり、縁日スタッフの私たちが夜10時まで撤収作業して、終電で帰ったのを覚えています。
とんでもないかき氷を提供したものですから、今なら運営元も火だるまになるくらい燃え上がるんでしょうが、その頃はまだひろゆきが有名になる前でしたので、まあ上手いこと凌げたとも言えます。あの頃はこういうことも色々ありましたが、とにかく派遣バイトに人権がなかったのは確かです。良くも悪くも、時代だったんだなと思います。
仙台の街には思い出が沢山あるので、何かの拍子に離れたいと思ったこともありましたが、何だかんだで結構住み心地が良いのが仙台というところです。
今日はペットボトルを6本飲みきったほど汗をかきましたし、さすがに癒しを求めて街に来たのに、疲れ切って帰るのもなんだなと思ったので、早々と帰途につくことにしました。
P.S.
久しぶりに街を歩いて感じたのは、最近の若い女性は綺麗な人が多いな、ということです。ただ、いくら仲良くなったところで、もし触ってしまったら逮捕されるんだろうな、と思ったりしました。
お風呂に入って、汗をかいてたくさん水を飲んだせいで、帰る頃には少し日焼けしたお肌がぷりっぷりのおっさんになっていました。