AppleがVRの特許出願、リアルな世界との衝突を回避【#70】
今日のトピックは「AppleのVRに関する特許」について。
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Appleが特許出願
VR ヘッドセットを装着すると、私たちは強い没入感とともに異世界に行ったような感覚を覚えます。しかしながら、その一方で、現実空間の実態が見えなくなり、部屋のあちこちにぶつかったり、ケーブルに足を絡ませたりと誰もが失敗を繰り返しています。下の動画はそんな瞬間をまとめたもの。
見るにはおもしろい失敗ですが、実際には危険な場合も少なくありません。
Appleは「DETECTING PHYSICAL BOUNDARIES」と題した特許を出願。これは現実空間の物体とVR空間を見ている私たちが衝突を回避するために考案されたものです。
AppleはこれまでAR戦略に力をいれ、ARグラスのAppleグラスを開発中であると噂されていただけに唐突なVRシステムの発表は驚きです。
実際に今年のWWDC20期間中にも基調講演以外で発表がありました。
関連記事:【VR/AR】 AppleがWWDC20で見せた帝王の布石
オブジェクトとデバイス間の距離を決めるシステム
同社が出願した特許によれば、衝突を回避する方法は現実世界のオブジェクトとデバイス間の距離を決定するシステム。iPhoneの「定規」アプリのように、ユーザーがスマートフォンを利用して寸法を測定できるARアプリがあるだけに、この実現も想像にかたくありません。
デバイスが物体に近すぎると判断した場合、デバイスはバーチャル空間でアラートを表示し、近くになにか障害物があると警告します。
それでもなお、警告を無視した場合、ヘッドセットについているカメラの映像に切り替わってユーザーが周囲の状況を確認できるようになる模様です。
画像:Apple
ソフトウェアとして解決するものかもしれませんが、AppleはARグラスを発売すると噂されているだけに、ハードウェア上でVRとARの切り替えを試みるのかもしれません。まだ情報が明らかでないだけに、今後に期待です。
関連記事:SNSでバズったAppleグラスな動画は何がいけないのか?【#50】
GAFAM各社の取り組みとAppleの意外性
IT業界の巨大企業・GAFAM(Google,Apple,Facebook,Amazon,Microsoft)はいずれもVR/ARに関連した事業を展開していますが、それぞれ異なる戦略を採用しているように思われます。Appleはハードウェアを組み合わせたARに比重を置いていると思われましたが、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響が長期化する実態を受けて、VRにも力を入れた可能性が考えられます。
関連記事:【総説】GAFA各社のVR/AR戦略
各社取り組みはさまざまですが、現在の環境を改善しつつ、VR/ARを用いてデジタルな社会を加速するGAFAM各社のように、弊社も一層努めます。
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出典:Apple insider. "Apple developing system to keep VR users from bumping into real-world objects" via ubergizmo
会社のみんなとドーナツ食べます。