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第38回日本の海洋画展

こんにちは!今回は東京芸術劇場ギャラリー1で開催されている「第38回日本の海洋画展」を紹介します。「日本の海洋画展」はこれまで海とそこに生きる人たちをモチーフにした絵画を集め鑑賞者にとって海を身近に感じ、理解を深めてもらうことをテーマにした展示です。会場には、たくさんの「海」が集まっていました。早速みていきましょう。

たくさんの作品の中で最初に目をひいたのは米谷氏の《Cosmic Diagram》でした。シュールレアリスティックな表現をしていますが、よくみると曼荼羅のように海を中心とした壮大な宇宙観を表していることがわかります。デザインとしてみても素敵で、私がバンドマンだったらCDのジャケットにしたいと思いました。

次に目をひいた作品は西氏の《アダンの海》でした。沖縄の海でしょうか。画面奥の岸壁が薄いすみれ色になっており、空と海の間に細い鮮やかなオレンジが引かれており、静かな夕暮れを感じました。人物の後ろ姿は一仕事終えた後の心地よい疲労を表現しているようにも感じました。

最後は糸井氏の《マラソンの日》です。こちらは楽しげな犬の顔を見て好きになりました。よくみると画面の遠近感が曖昧で独特の極彩色が目立ちます。背景の海も空のようだし、トンボは大きすぎるように感じます。この作品は作者の特徴的な記憶の断片を高いコラージュ技術で表したのではないかと思いました。”記憶の写真”と言えるかもしれません。

いかがでしたでしょうか。他にもたくさんの素晴らしい作品があります。会期は8月20日まで。ぜひ足を運んでみてくださいね。

◯第38回日本の海洋画展
https://www.jss01.jp/publics/index/18/

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