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Rodeoについて、最近について

新曲「Rodeo」をリリースしてから、2週間が経つ。
「Rodeo」について、語り尽くせなかった部分をいくつか話そうと思う。


最初にデモを作ったのは、2020年の1月頃。
喉の手術前、沢山デモを作った中にあった曲だった。
できた時期としては「On the Road」と同じ、それより先か。

自分なりにかなり手応えがあって、スタジオに持っていって聴いてもらう。
メンバーの反応は正直そんなに良くなったけど、合わせて演奏するにつれ、どんどん面白さが増していく。
手術後、再びスタジオに入り出した2月頃には、サポートの大見も含めた4人とも大好きな曲になっていた。

原点回帰、バンドとして演奏して興奮できる曲を作ろうとして作った曲だった。
ストレートに、音数を絞った制作ってのは「Sad Good Night」にも繋がるけど、今回もそう。
6月、PPT Online Studioでも、4人それぞれの音に照準を絞ってバンドとしてのデモを制作していった。
シンプルなだけに、音色やミックスが大事になる曲だ。

秋頃、プロデューサーに石毛さんを迎えて、「Rodeo」は更に変化していった。
石毛さんのアイディアで、BPMとキーを上げることにする。
簡単に言うと、早くなり、音が高くなった。
「この曲はまだまだいけるよ」と言う石毛さんの呼びかけに呼応して、
「Rodeo」はまだまだ未知の方角に転がっていく。

ラストの展開は、石毛さんとのプリプロの中で完成した。
ライブを想定したダイナミックなアレンジ。
早口ボーカルは、まさにパノパナの代名詞のようなアプローチができて、気持ちよかった。
浪越が発明した、ツインギターの掛け合いになっているギターソロもかっこいい。


MV

曲が、疾走感や展開の多さに特徴がある分、
MVはカット割りを減らし、なるべくスローなモーションで構成しようと決めた。
基本的に、「Rodeo」にちなんで、何かに跨がる大喜利になっている。

撮影は3日。監督を自分でやり、カメラマンも友人なんで、無理を言って、今までで最長の撮影期間になった。
車を走らせながら、いいと思った場所で撮影していく。
たまたまタノを撮っていた場面で、後ろに映り込んでいた船が「フェニックス」と言う名前で、神戸に向かう船だったのが面白いと思ったので、そのままMVのラストに登場させた。
原点回帰を謳った曲で、そのビデオのラストに「フェニックス 神戸」
うまくできると思う。
後、個人的には、ホームセンターで借りた脚立にでっかく「レンタル」と書いてあるのが面白い。

MVを1曲通して作ったのは初めてだったけど、曲を作るのと全然脳味噌が違って楽しかった。
編集は丸々3日かかったけど、気づけば夢中になっていた。
沢山の素材を編集して、配置していく。
置く場所によって、映像の意味が変わり、理由は分からないけど、クソカッケー瞬間が生まれたりする。
そう書いていくと曲作りと似ているのかもしれない。
また機会があったら、1本作ってみたい。


近況

「Sad Good Night」「Rodeo」の先にもリリースは続く予定で、
まだ録り溜めてる曲がある。
とてもいい曲なんで、楽しみにしていて欲しい。
最近は、その先の新曲を作りながら、あれこれ方向性を考えてるところだ。

後は、ひたすらライブに向けた練習をしている。
「Rodeo」みたいな曲をリリースして、思うようにライブができないってのは本当に辛い。
そんな中、今月末には1本、来月はまだ解禁前のも含めていくつかライブができそう。とても楽しみだ。
バンドってのは、ライブしてないと萎んでしまう。
割れないよう、萎まないよう、風船に空気を入れ続けるのは気を揉むもんだ。

数少ないライブに向けて、色々と準備しているので、機会が合えば是非観に来て欲しい。
最近は、結成当初の曲も、新曲と混ぜてバンバン演奏してる。
2/27にも、とても久しぶりの曲をやるつもりで、ワクワクする。
この前のスタジオで、合わせた感じよくなりそうだ。
気が変わって、やらなかったらごめん。

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