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【住居のない生活困窮者を救うのは”誰”なのか】
東洋経済オンラインさんがついにここまで。
私もさすがに具体名は出してこなかった生活保護の貧困ビジネス最大手事業者「SSS(エスエスエス)」を実名あげてスクープ記事を書いています。
住居のない生活困窮者を、行政からの紹介で囲い込み、生活保護費のうちの住居費と、生活費を、粗末な食事や光熱費等の名目で本人の手元にはわずかしか残らない形で吸い上げる。その中で新たな自立を模索しようとしても困難だから、貧困状態を固定化させる。これが「貧困ビジネス」の正体です。
行政はなぜ紹介するのか。中央管制センターみたいなところに電話すれば空いている施設を先方が調整してくれる。しかも施設までのお迎えもやってくれる。つまり楽だから。
特に都心部では、きれいごとなしで言えば日々全国各地から「東京に行けば何とかなる」と体よく排除されて片道切符渡されて流れ着いてくる住居のない生活困窮者を、すぐにアパートに入居できるように支援していくのは正直ムリです。
ここは例えていうなら最も川下の部分。
この問題の川上はどこにあるのか、その根源を断たなければ根本的に問題は解決しないけれど、川上のことだけ言ったってそれはそれできれいごと。
本当にギリギリのところで人の命を守る、最低限度の生活を守っていく川下の仕事は本当にきれいごとでは済まされない大変なことです。
この記事を読んだ、とある居住支援を行う団体の方とも少しやりとりをさせていただいたのですが、
●この事業者がいけないのか、
●そこにべったりな福祉事務所がいけないのか、
この業界に一時期行政側に身を置いていた立場として言えるのは、どちらも当事者を本当に「人」として扱えていたのかということ。
では他の健全な事業者が育つにはどうしたらいいのか?
生活困窮者から搾取しなくてもいい財政基盤を例えば公金から補助すれば健全な運営がなされるのでしょうか?
福祉事務所も一人当たりのケースワーカーの担当数が多すぎるから1件1件丁寧にやりきれないという声もありますし、内部にいたからその実情もわかります。
では、件数が少なかったら、本当にこのような生活困窮者のケースをしっかりと自立に向けて支援していけるのでしょうか?
さまざまな困難を抱えた方にがっぷりと組み合って支えていくのは本当に大変です。期待しても裏切られることも多いです。またお金使いこんじゃった、またお酒飲んじゃった、またトラブル起こしちゃった。
私たちも困ったという感情を抱くのも自然なことですが、そういう形でしか表出できない本人が一番困っているはず。
過つのが人間。それを粘り強く支えようと思っても支援者が疲弊してしまうこともあるのは正直なところ。
結局、これでもかというくらいの人間の業の深さに向き合い、うまいこと付き合い続ける志向性、「生きること」の肯定、すなわちそれこそ「人間の尊厳」、権利擁護なのかとも思うけれども、どうしたらそのマインドセットを事業者側にも、そして行政側にも文化として定着していけるのか…。
今は本当にソーシャルワークの「価値」の部分が問い直されている時代だな、と。朝から考えること多々。
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