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立ち食いそば店でインドカレー

東京銀座近くに「よもだそば」という立ち食い蕎麦屋がある。
でも一押しメニューが本格的インドカレーである。
http://www.yomoda-soba.com/

ときどき食べたくなる、中毒性の若干あるうまいカレーだ。
値段も¥520くらいでほかのインド料理店よりも
お得感がある。

脳の病気が本格的に発症する前に
最後の外食が、このインドカレーだったと思う。

このnoteに以前、金髪の男子と、長身の栗毛色の髪の女性の思い出のことを書いている。
https://note.com/iwazaki/n/n8db6ecba5ea1
https://note.com/iwazaki/n/n4744c2b0daff

あれから10年くらいが経っている。
その二人に、「よもだそば」にて再会した。
むこうから懐かしい友人に会うような感じでハグされた。
キミが教えてくれた店は、どれも安くてお美味しい店だったと言われて
うれしかった。
ただ、極端なモノ、例えば「くさや」とかもおしえたが
それなりに美味いモノも教えておいたのでそれが良かったらしい。
「ときどき爆弾が破裂するようなメニューも楽しかったよ」と言われてうれしかった。

有楽町のガード下の「吉野川酒造」が気に入ったらしく
その店の名物の「たぬき豆腐」にはまったそうだ。

そばつゆで豆腐一丁を煮て、汁ごと小さな鍋に入っていて、
天かすとほうれん草とかまぼこと長ネギのみじん切りが添えられている。
確かにうまい。

お二人と再会した時、二人とも既にそばを注文済みで、
女性はよもぎ天そばで、男性はゲソ天そばだった。

その横で、注文の順番が来たボクがインドカレーを注文していて
「なんで蕎麦屋でカレーを注文するのか?」と
当然気になっただろうし、質問を受けた。

実際に食べてもらう方がわかりやすいと思って
お二人とも温かいそばを注文済みだったので、
プレゼントとして、ボクからインドカレーひとつ、おごらせてもらった。

たしか店側に無理を言って取り皿を出してもらったような気がする。

「冷めても美味いのか?」と聞いてきたので
「出来れば温かいうちに食べた方が良いよ」と答えたような気がする。

ちょうど桜の開花時期で、それなりに気温が上がっていて
温かいそばをたべたから、大汗を描きながらカレーを食べていた。

お二人とも食べながら、こちらをじっと見ていた。
視線を送ると、いいねマークの手つきで「うまい」と言ってくれた。

なぜ、この二人にこんなにも再会するのだろう。
出会いって、本当によくわからない。

国際化って、特段意識せず、
でもお互いの認知は無言で理解しあい、
そのうえで仲ができる、実はそういう事なのかな、と思った。

ではまた。

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