【四川・一人旅】鉄道切符の購入※2018年
※2018年9月に行った旅行の別ブログからの移植です、最新情報ではありません※
…2024年にはもっと便利になってるんだろうなあ…
2018年に中国は四川に行きました。中国に1人で行くのは初、しかも北京しか行ったことがない…ので、国内移動ができるかめっちゃ不安でした。
中国は鉄道網が発達しているので、成都などの都市部から簡単に峨眉山などの郊外へ行くことができます。
行くことはできるんですが、切符の購入が問題になります。オンラインでちゃちゃっと…というわけにはいきません。
今回、購入に際しては「地球の歩き方」が非常に参考になりました。これがなかったら成都から一歩も出れてません。非常感謝。
実践以外、あたかも自分が知っているかのように書いていることの殆どは地球の歩き方先生のお知恵です。詳しいことが知りたい、かつ中国語分からない人は絶対買った方がいいと思います。
切符購入準備
列車情報の取得
まずはともかく、乗りたい列車の情報を確認する必要があります。
鉄道の公式サイトで、行き先と乗車駅を選択すれば、列車番号やチケットの残り具合などを調べることができます。
车票预订 | 客运服务 | 铁路客户服务中心
https://kyfw.12306.cn/otn/leftTicket/init
購入方法 - ネット?
オンラインでは買えません。
厳密に言うと、買える仕組みはあるんですが、中国国外から発行されたクレジットカードでは購入できません。さらに鉄道のウェブサイトが中国語にしか対応してません。そして外国人は仮のものしか買えず、どちらにしろ窓口で本物と引き換える必要があります。
この疎外感は非常にデジャブだなあと思いましたが、シベリア鉄道も似ています。結果的には、あっちの方がしんどかったです。
購入方法 - 現地?
現地でも、中国人は自動販売機で買えるんですが、外国人は窓口で買うしか方法がありません。
なお、パスポート(or コピー?)必須です。
ただ、駅の窓口は、地球の歩き方先生を見ても、他の方のブログを見ても「超混んでる」と書いてあります。「ハオ」「シェンマー」くらいしか言えない私の後ろに苛立った中国人が長い列を作る…まさに悪夢です。
でも大丈夫!切符が買えるのは駅だけではありません。街中に「火車票代售処」(正確には火车票代售处)という派出所的なものがあり、そこでも切符を購入できるんです。
1枚5元(約81円)の手数料がかかります。
このおじちゃんがいるところがそうです。
なんていうか、小さいし檻っぽいし、中のおばちゃんタッパに入った麺すすってるし、「えっここマジでオフィシャルなん?」と一瞬不安になりますが、大丈夫です。平常運転です。
火車票代售処の場所を調べる
1. 公式サイトで検索
こちらの中国鉄道公式サイトで検索することができます。
出行向导 | 客运服务 | 铁路客户服务中心
https://kyfw.12306.cn/otn/queryAgencySellTicket/init
省と都市を選択すると、該当する火車票代售処が一覧で出てきます。
…多分いっぱい出てきます、どれがベストかわかりません。
2. バイドゥーの地図アプリで検索
バイドゥーで「火车票代售处 成都」で検索すると、場所がすぐわかります。
念のため公式サイトの住所などと照らし合わせ、場所を確認しておきます。
※ Google Map は不正確な場合(情報が古い場合)があるので、使用しない方がいいです
現地(火车票代售处)で切符購入
地球の歩き方に書いてあった通り、下記の情報を中国語ですべて記載したメモを持って行きました。
・日付
・電車番号
・出発駅(出発時間)
・行き先(到着時間)
・席のグレード(一等車、二等車 ... )
(細かい書き方は地球の歩き方を参考にしてください!トラブル避けるためにも、ちゃんと参考にしたほうが良いかと)
書かなかったですが、窓側か通路側かも指定すればよかったと思いました。パーソナルスペースが広い人は、絶対窓側の方がいいと思いますね。私はずっと通路側でしたが。
というのも、グレードには「席なし」(車両のみ指定されてる)もあるんですが、新幹線みたいな列車の通路に立ってる人がいるんですよね…狭いし近いんですよね…他人のお尻が頭の横にあるのはちょっと…しんどいっす
さて、今回は4枚(成都->清城山 / 都江堰->成都 / 成都<-->峨眉山)購入します。
麺をすすってるおばちゃんになんちゃって中国語で「切符が欲しい」と話しながらメモを見せます。
なぜか怒鳴られます。なんだろう、休憩中なのかしら、と思うけれども、わからないのでメモを見せ続けます。
「ハァッ…!」と大きくため息をつきながらも、メモを受け取って、手元のパソコンにメモの内容を打ち込んでくれるおばちゃん。すまんな。
パソコンはこちら側にもディスプレイがあり、おばちゃんが購入しようとしている切符の情報(列車番号や日付など)が表示されます。便利。
「あ!?」という感じで怒鳴られるので、「ハオハオ」といい、これで大丈夫ということを伝えます。
ここでおばちゃんの無表情のグーサインをもらいます。嬉しかったです。
これを3回繰り返しました。一度に3枚までしか買えないらしく(これもすぐに理解できず怒鳴られた)、一旦ここでストップ。パスポートを渡し(ここでもすぐに分からなくて怒鳴られましたが)、パスポート番号を入力してもらい、さらにもう一度同じことを繰り返し…ようやく完了です。
これを超混雑してる中でやるとか無理です。無理。
最後、受け取った切符をろくに確認しないでしまおうとして、また怒鳴られました。ごめんね…
ゲットした切符(写真は都江堰から犀浦)
9月21日の18:43に発車する、C6168番の列車の05車004番のF席、軟座(普通の新幹線の椅子と同じようなグレード)という意味です。非常にわかりやすい。
乗車方法
地下鉄->鉄道の駅
成都には、いくつか鉄道の駅があります。ざっと成都駅、成都東、西、北、南、犀浦…。購入する時は、どの駅かちゃんと把握しておきましょう…
行ったのは成都東と南、犀浦だけです。前者2つは超大きいです、でも鉄道の駅と地下鉄の駅は近いですし、案内が充実しているので迷いようがありません。新宿駅乗り換えの10倍から100倍楽です。
特に犀浦は、地下鉄のホームの反対側が鉄道になっているので、超便利です。
犀浦駅。右側が地下鉄、左側が鉄道です。
(この時、無邪気にバンバン地下鉄、鉄道の写真撮ってるけど、今やったらスパイ容疑になるんじゃ…)
成都東駅はこんな感じ、空港みたい!
レストランや便利店、お土産屋さんも充実しているので、早めに行ってここで朝ごはん、でも良さそうです。
乗車!
いつでも鉄道のホームに行けるわけではないです。特定の時間(15分前とか)にならないと、入場開始されません。
犀浦駅の鉄道入り口の列。発車20分前でも列ができ始める。
で、受付開始待ちの列に並びながら周りを見渡すと、皆青い色の切符持ってるんですよね、硬めのICカードみたいな。
で、地球の歩き方先生も青い切符の写真載せてるんですよね。
私の切符、赤いんですよね、しかもぺらぺらの紙。
焦ったーこれ実は仮の切符で窓口で換えなきゃいけないのかしらとか色々考えちゃった。結果、大丈夫でした。
青色のは自動改札機で通れますが、赤色のは係りの人に見せなきゃ通れないという違いくらいでした。
仮に青色だとしても、自動改札機通るためには中国人が持ってるIC入りの身分証もかざさなきゃいけないんで、どっちにしろ外国人には無理です。(外国人は受付の人にパスポート見せる必要あり)
乗り心地
例の席なしの人のこと以外は特にありません。普通に日本の新幹線と同じです。むしろ席は日本のよりゆったりしていて良かったです。
アナウンスも中国語と英語ですし、ディスプレイもあります。車内販売やトイレも。しかも時間通りにちゃんと着く。かなり安心感があります…。
(まあ、一度アナウンスもディスプレイ表示も停止して全く動かなくなるとかはありましたが)
結論
心配したよりずっっと楽でした。ストレスになることはなかったです。
混み具合も心配していましたが、ホームに入る受付?の列が長いだけです。それも結構サクサク進むので大丈夫です。
余裕をもって、列車の発車する20分前〜30分前くらいに駅に着けば安心かな、という感じですかね。