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【初インド!女1人旅行2025年1月(11)】アウランガバード-中世最強の砦の町-

アウランガバードは北マハーラーシュトラ州で一番大きな町です。

エローラやアジャンターへの足掛かりに使う人が多いでしょうし、私もそれがメイン、あくまでアウランガバードの観光はついでの気持ちでしたが、ここにも沢山の見所があります。
特にインド中世最強と謳われた砦は楽しかったです

1日目

移動

ムンバイからは朝5時に出て、6時につきました。
ていうか、早い列車だったら5時間くらいで着くので、そっちでもよかったんですけどね..飛行機でも6,000円くらいだったからいっか、と思って..

列車だったらムンバイでビール2件もはしごしてなかったでしょうし、結果いいんですけど!

アウランガーバードの空港から宿まではUberオートで20分くらい、188ルピー(323円)でした。
空港ではオートのおっちゃんが近寄ってきたんですけど、これより下がることはありませんでした。そして私がUber予約してるのがわかると「あーこの子予約あるじゃーん」て言って散っていきました。諦めがいい。

他の国だと、「俺がそのuberの車だ、来い」とか言い出す人いましたけどね。全然治安良いですね(こういうのがあって、暗証番号4桁を告げる機能ができたんだろうけど)。

ホテル、チェックイン12時にもかかわらず、7時前に着いて部屋にいれてくれました。このホテル、サービス、清潔さともにインドで一番でした。

1日目:昼食)Bhoj Thali Restaurant(ターリー)

地球の歩き方にも載ってます、ていうかこの辺りで他にあんまり良さそうなレストランなかった

店内
最初に空の器が運ばれてきて、
だんだん足されていきます
完成形

ターリーも辛かったですねーあと慣れてなさすぎて、どれが辛くてどれが甘いのかよく分からない…
美味しいは美味しかったですけど、やっぱ南のミールスの方が好きかな…

380ルピー(652円)そこそこしますね

1日目:観光)アウランガーバード石窟群

滞在時間:1時間半〜
入場料:300ルピー(515円)

アジャンターとエローラ、ムンバイのエレファンタ島にも石窟群がありますが、ここアウランガーバードにもあります。
ただ、アジャンターとエローラの後だと、どうしてもちょっと見劣りするので…、行くなら前の方がいいかもですね。
もしアウランガーバードには1日しか割けないなら、ここじゃなくて砦(ダウラターバード)の方に行った方がいいです。

Uberオートで15分、117ルピー(201円)。
これ帰しちゃったんですけど、普通にここから街へ行くオートは全く捕まらなかったので、待ってもらった方がよかったですね。

石窟群は丘の上にあるのですが、その丘を降りて街の方に15分以上歩いてようやく捕まえられました。

チケット売り場

この石窟群は、右手に5個、左手に5個あり、それぞれ1km離れています。
オートに待ってもらって、この1kmも乗せてもらうのが一番効率的…

階段もあります
丘の上にあるので眺めが良い
大きいですね
この屋根の形はアジャンターでもエローラでも見ることになります

この下からは第3窟かな、多分…

屋根の装飾が可愛い
仏像
像の両脇にはこう言った感じで信者?の像があります。
暗くて肉眼だと見えない、最初闇に浮かび上がった時びびった。
門番的な像もあります

ここから第2窟。

すこーし往年の色彩が残ってますね

ここから1km歩いて、6〜10窟の方に行きます。
暑かったのでちょっと辛かった。日陰が一切ない道なので、日傘必須です。

大岩にぽつぽつと空いた石窟。

第7窟です

どっしり感ある
やはり女性像は優美ですね
かわいい柱の装飾。おかっぱ感
ガネーシャ
涅槃像がありました

1日目:観光)ビービー・カ・マクバラー

滞在時間:45分〜1時間
入場料:300ルピー(515円)

前述のように、石窟群の付近では全然オートが捕まらなかった(Uberかけても全然捕まらないし、その辺には当然いないし)ので、丘を降りたらちょうどお客を下ろすオートを見つけたのですぐ捕まえました。

ここビービー・カ・マクバラーはTaj of Deccanとも呼ばれており、タージマハルのデザインを模しています。17世紀に息子が母を偲んで建立したようです。

チケットカウンター
美しいですね
内部はこんな感じ
向こうに見えるのが入り口です
細かい装飾も綺麗です

帰りはUberオートで10分ほど、84ルピーでした

1日目:夕飯)Gurukrupa Cafe&Restro(ハッカヌードル)

ホテルのご飯は高いので、1日目はこちらで。
辛いのを避けて焼きそばにしました。

激うまじゃないですけど、80ルピー(137円)ですからね!

道路が見える
Hakka Noodle
油っぽい焼きそばという感じです。不味くはない

2日目

2日目:観光)ダウラターバード

滞在時間:3時間
入場料:100ルピー

2日目というか、着いた次の日にエローラ、次の日にアジャンターに行っているので、正確には4日目

この日はホテルで朝食を食べてから、フォートがあるダウラターバードへ向かいました。

これはエローラに行くちょうど途中にあるので、体力と時間がある人は同時に回るのも良いかもしれません、が、どっちもちゃんと見ようとするとかなり階段を登ったりが続くので…私は無理です

なお中央バススタンド付近からバスで30分くらいです。

この日は大量に遠足の子供たちがいました…4組〜5組くらい?
セルフィー頼まれたり、Hiって挨拶返すのが結構途中疲れた…
地図。広いです
入り口は映画のセットみたいで楽しいです。ロードオブザリングの気分
赤いミナレットが印象的です
色的にとても見づらいですが、塀の上には猿が大量にいます。こわかった
こっち見てる
14世紀に建てられたモスクです
内部
Durgaだよね多分

元々ムスリムの建物なんですが…いつからこの像はここにいるんでしょうね

15世紀に勝利を記念して建てられた塔。多分中にはいけません
ここから上りが始まります
ここに入った所ですれ違った夫婦に「なんでガイドつけてないの!?つけなよ!」てめっちゃ言われました。まあ確かにこういう砦は色々仕掛けがあるから、ガイドつけながら説明してもらうと楽しいかもしれませんね

でも私は1人でぼーっと見たいんだ…

日傘を閉じたらその音で少し起こしてしまった犬
階段が始まります
階段を登ると、こういった踊り場的な?場所があります
上から見るとこんな感じです。この左手にある階段は、観光客向けに後世につけられたものです。
砦が使われていた当時、この上の要塞部分まで行くには
こういった曲がりくねった真っ暗な道を進む必要がありました。

しかも所々に仕掛けがあり、天井からは熱せられた油や水を流し込むこともあったようです。無理ですね。

この通称 Dark Passage を抜けても、まだ頂上には程遠いです。

まだ猿いる
塔がすでに遠いですが、まだまだです
まだまだ
少し行くとガネーシャテンプルがあります
真っ赤です。
まだまだまだです

途中に売店はありません。1リットルの水でも足りませんでした。
インド人男性から「余分な水ない..?」と聞かれましたが、ないです、暑いし木陰もないので、熱中症には気をつけないと危ない。

あとこの途中、水を飲もうと思ったら、ペットボトルがべこってなっちゃったんですよね。その音を聞いた猿が、今まで私には無関心だったのに、いきなりこちらをぐるりと振り返り、目を据えながら向かってくる。
やばいと思ってもどうすることもできません、変に反撃したら絶対に逆効果です。
私のカバンをガシッと掴みながらキーキー威嚇してくる猿。
ヤダヤダ、ペットボトル渡すか、と思っていたら、丸めてあったショッピングバックが転げ落ち、それをすかさず引っ掴んで離れていく。

いやーよかったです。私は財布とスマホは紐でカバンにくくりつけてあるのですが、そうしてなかったらどっちか取られていたかも。抵抗を続けて引っ掻かれていたら変な病気になっただろうし。

あのペットボトルや袋のプラスチック音は、食べ物のそれだと覚えているんですかね。
ちなみにこの後、袋を諦めて歩いていたら、後ろからインド人のカップルが呼び止めて、なんと袋を渡してくれました。優しい..見てたんですね..

この猿がインドで一番のトラブルだったかも。

ここで終わりかなって一瞬思いましたね

ここに来るまでに、大量の子供たちにセルフィーをせがまれたり、通り過ぎる1クラス分くらいに「Hi」て言わなきゃだったりで、多少疲れました。
しかもその間、先生が寄ってくるから、注意でもするのかしら、と思ったら、先生もセルフィー頼むんだよね笑
お前もか

中には、英語が喋れて海外の人にも社交的な自分を生徒に自慢したいのか、少し喋って握手をしていくおじさん教師もいました(生徒からも冷やかし的な声が上がる笑)可愛いからいいんですけど。

まあ…でも正直もう放っといてくれという気持ちにもなっていたんですが、すれ違った10歳くらいの男の子が「Japanese?」と聞いてきて、内心あーまたかーと思いつつ「yes」と答えたら、
「ah .. what was that … 大丈夫、俺はモンキー・D・ルフィー!」って行って、こちらの反応を待たずに逃げ去っていきました

かわいいですね、癒されました。尾田っちありがとうな…

内部はこんな感じ。確か夏の住居だったような。17世紀のものです

皇帝は籠でくるからいいでしょうけど、真夏にここまで運ばなきゃいけないんだとしたら、下々のものは地獄ですね

上から見た図

この4つある面のどこかから、さらに階段が伸びています。

あの円柱形の上に大砲が据えてあります。
あれがこの砦で一番高いところに据えてある大砲、その名もDurgaキャノンです
戦う女神の名前を冠していますね。下のモスクに据えてある像もDurgaです

射程距離は2km範囲を狙えるようです。

これです。フォートの入り口まで見渡せます
こう見ると見渡す限り平地です、真ん中あたりに入り口で見た塔があります

これは攻めるの大変でしょうね、辿り着く前に大砲で蹴散らされちゃう

遠足の列
夏の住居跡内部
いやー無理無理

セルフィー中の事故死が一番多い国ってインドという調査もあるらしいんですが(2016年)、まあ、全然わかりますね。
ここに限らず、警備の人がいない限り、ほんとどこまでも行くんですよね皆。

リス。
..どうでもいいですけど、最初は手前の子が毛繕いされてたのに、後から後ろの子が来て、毛繕いしてた子がそっちに乗り換えたんですよね。手前の子が「..俺気にしてないけど?」みたいな伸びをしている瞬間

これで砦は終わりです。

バスを待つ間に売店でトウキビジュースを買って、少し座らせてもらいました。
バスは着いた場所と同じところに止まりますが、特にバス停とかないのと、タクシーみたいに止めない限り止まらないです(ここに限らないけど)。

トウキビジュース、100円くらい?

ここのはあれでしたね、トウキビを絞る機械が多分あまりメンテされてなくて、鉄の味がしました。機械の歯の綺麗さをチェックするのが、美味しいジュースを飲むコツなのかも

宿泊)グリーンオリーブ 5,500円

ここ、日本人の口コミで「インドで一番綺麗だった」って書いてあったので期待してたんですけど、高いハードルをあっさり超えてくるクオリティでした。

アジャンターやエローラに行くバスが出る中央バススタンドからも徒歩圏内だし、近くに酒屋もあるし、立地はとても良いです。
大通り沿いなのに夜もうるさくないです。

ダメなところが思いつかないですね。
レストランもついていて、夜外に出るのが不安な人とかでも安心です(高いけどね、1,000以下で済ませることはできない)。あと行ってないけどバーもあるようでした。

清潔で広い部屋
ピッカピカ

私は持ってるので使ってないですけど、ドライヤー付いてるホテルは32日いてここともう一つしかなかった。

おまけ:アジャンター後の夕飯、ホテルのレストラン(ほうれん草カレー)

ほうれん草カレーが好きなんですが、インドでも食べてみるか…と思いホテルのレストランへ。
お酒もあります。

茹でた豆おいしい
映えない

カレーとビールとコーヒーで1200ルピーくらい、2000円です。美味しいですしメニューも豊富なので良いですが、高いですね

おまけ:エローラ後の夕飯、ケンタ

エローラの後も疲れ切って何もやる気がなかったのと洗濯したかったので、Swiggyというフードデリバリーアプリでケンタ頼みました

噂のケンタビリヤニ

すごい美味しかった、ビリヤニの中にニンニク入っててね…スパイスが程よい。日本でも売ってくれ、期間限定でも良いからお願いします

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