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地域資源の持続可能な栽培に取り組む“山ぶどう栽培サポーター”募集!

 岩手県の山あいにある葛巻町は、持続可能な山村のモデルとなる地域づくりを進めています。「食料」「環境」「エネルギー」など地球規模の課題に正面から向き合い、大きく貢献できる地域となることで、町の未来を担う子どもたちが「夢」と「誇り」を持ち、「住み続けたい」と思える地域を後世につないでいくことを目指しています。
 そんな葛巻町に自生する日本の在来種である「山ぶどう」は、冷涼な東北北部の気候に適した地域資源です。山ぶどう生産や山ぶどうのファンづくりを通じて、持続可能な地域づくりの担い手として葛巻の自然の中で“山ぶどう栽培サポーター”として活動してみませんか?
 ワインの原料として山ぶどうを必要とする地元企業の連携のもと、地域おこし協力隊任期後もスムーズな就農が可能です。

冷涼な気候で育つ山ぶどう 
その担い手として現場を知り、ファンを増やす

 日本在来種で葛巻の山々に自生する山ぶどう。
 その主要な産地は北東北で、生産量の7割を占めています。
 町の第三セクターの岩手くずまきワインは、天然資源の有効活用を掲げて、冷涼な気候に適した山ぶどうの栽培に取り組み、ワインやジュース、ジャムといった製品を製造しています。
 製品の評価が高まり、年々出荷量が増える一方で、地球温暖化の影響や生産者の高齢化によって山ぶどうの生産量が不足していることから、効率的で安定した栽培技術の確立や現在の葛巻の気候に適した新品種の開発といった課題も浮かび上がってきました。
 豊かな自然環境の中に身を置きながら、気候変動という課題と向き合う取り組み、その活動を発信することで葛巻や山ぶどうのファンを増やすーー。生産者としての技術を磨きながら、これまで培ってきた経験を活かすことのできる活動です。
 地域おこし協力隊として、さまざまな研修や地域行事に参加する機会も用意されているので、地方移住に不安のある方でもスムーズに協力隊活動や地域コミュニティになじむことができます。

ポリフェノール含量量の多い山ぶどう。
くずまきワインでは山ぶどうの栽培から醸造まで取り組んでいます。

募集概要

◆業務の概要
 1年を通じて圃場での山ぶどうの栽培や管理を担いながら、山ぶどうについての理解を深めましょう。
 安定的な収穫量の確保に適した品種の検討、葛巻の気候にあった栽培技術の確立、担い手確保など、持続可能な山ぶどうの生産体制づくりに取り組みます。
 また、それらの取り組みをSNSなどで発信し、葛巻での取り組みに共感してくれる山ぶどうファンを増やすことも重要です。
 着任時には栽培知識がなくても心配ありません。作業に携わるための研修を通じて、より良い原料の育成方法を学びながら、製品造りについての知識を深めていきます。
◆活動内容
 ・山ぶどう生産者として必要なノウハウを取得するための活動
 ・山ぶどうの生産に関わる活動
 ・山ぶどうを安定的に生産していくための活動(品種や栽培技術に関する
  検討)
 ・山ぶどう生産を持続可能な産業としてつなげていくための活動(PRや
  イベント参加・企画など)
 ・SNS、「くずまきライフビジョン」、メーリングリスト等を活用した
  情報発信
 ・山ぶどうや葛巻ワインのファンを増やすための活動

 *山ぶどう生産者としての作業例*
《春》剪定枝の処分、苗木生産、整枝、芽かき、巻きひげ切り、新梢枝の誘
   引、防除、降霜対策、草刈り
《夏》摘芯、防除、草刈り
《秋》防除、収穫、草刈り、製造仕込み
《冬》剪定

日々、山ぶどうの成長を感じられるのも生産者としてのやりがいです。

働き方や待遇について

◆募集人数
 葛巻町地域おこし協力隊/山ぶどう栽培サポーター 1名
◆募集対象者
 (1)令和6年4月1日現在、20歳以上、45歳未満の方
 (2)現在三大都市圏又は地方都市等に居住し、着任後に住民票を葛巻町に異動し、着任できる方等
    ※募集対象者については、募集要項をご確認ください。
◆主な活動場所
 いわて葛巻ワイン、町内圃場
◆任用形態・活動期間
 (1)町と協力隊員との間に雇用関係はありません。町と業務委託契約を
    締結し、契約に基づいて業務を実施。
 (2)業務の委託期間(協力隊任期)は着任から最大3年間です。
◆活動時間
 (1)1日6時間、週5日、週30時間を原則とする。
 (2)勤務は午前8時~午後10時の間のうち6時間を原則とする。
    ※業務の内容によっては、土日・祝日対応があります。
◆休日・休暇
 (1)週休2日
 (2)業務委託の為、有給休暇、病気休暇その他の休暇制度はありませ
    ん。
◆委託料の額
 月額220,000円
 上記の他、活動に係る経費(※)は別途支給します。
 ※活動に必要な消耗品、燃料費、出張旅費、事務用品、研修参加費などの 
  経費については、隊員と協議の上、予算の範囲内で町が負担。
◆待遇・福利厚生
 (1)保険等
   町とは雇用関係はありません。
   町国民健康保険、国民年金にご自身で加入手続きをし、保険料を負担
  する必要があります。
 (2)住居
   活動期間中の住居は、町が所有する住宅のほか、民間賃貸住宅等を
  町が紹介することも可能です。(家賃は自己負担、助成あり)
   町で整備している若者定住支援住宅は、築年数が浅いオール電化の
  住宅で、家賃は月額最大3万円(年齢等の要件により減額も可)です。
   どのエリアの住宅でも町中心部まで車で15分程度です。
   ※空き状況によっては民間の賃貸住宅を紹介します
 (3)研修
   県内外で行われる協力隊員向けの研修会や、セミナーに参加すること
  ができます。
 (4)その他
   引越しに必要な経費については各自の負担となります。
   45歳未満の方で、定住の意志がある方は、「定住奨励金」を申請する
  ことができます。(移住後6か月経過後)
◆副業
 協力隊員としての活動に影響がないことを前提として、副業に制限はありません。
 既に個人で事業を行っている方、サイドビジネスを検討している方も応募することが可能です。
◆その他の地域活動
 隊員は、地域活性化に資する人材として、次に掲げる地域活動等へ、可能な範囲で積極的に関わるものとします。
 (1)ブログやX、Facebook、instagramなどによる地域活動の情報発信
 (2)自治会活動その他コミュニティ活動への参加
 (3)その他、地域活性化のために必要な活動

詳しくは、葛巻町役場のホームページに掲載されている募集要項をご覧ください。
https://www.town.kuzumaki.lg.jp/docs/2018072000017/

葛巻町地域おこし協力隊をより知りたい方は、次の説明会や制度もご検討ください!

①葛巻町地域おこし協力隊オンライン募集説明会

 10月2日(火)19時より、オンラインにて開催いたします。
 また、オンライン募集説明会後に、担当者との個別相談会も実施します。
 お申し込み・詳細はこちらのリンク先をご覧ください。
 https://forms.gle/Ndrs6gX9RGdD2Nmf8

②おためし地域おこし協力隊

 地域おこし協力隊へ興味がある方を対象に2泊3日の日程で、葛巻町の紹介や活動に関わる関係者との交流、地域おこし協力隊活動の体験等を通して、葛巻町地域おこし協力隊をより理解することができます。

③地域おこし協力隊インターン

 地域おこし協力隊への応募を検討している方を対象に2週間~3カ月の間、葛巻町で地域お こし協力隊と同様の活動に従事し、葛巻町での暮らしや活動のイメージをしてもらうことで、 葛巻町地域おこし協力隊をより理解することができます。

④現地見学やオンラインor電話などによる相談も随時対応中!


お問い合わせ先

募集説明会などに関するお問い合わせ先はメールにてご連絡ください。
葛巻町地域おこし協力隊募集支援事務局 担当:高野
(受託事業者:いわて地域おこし協力隊ネットワーク内)
メール:info@iwate-kyoryokutai.net


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