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中学生に負けた高校チームのコーチが考えたこと
いろんな記事を書こうと溜めていたのですが、今日あったことを自ら「公開する」と宣言したのでタイムリーでもあるトピックをオーバーラップして公開します!
そして今日何があったかというと.....
私のチームの高校1年生(U-16)が中学生(U-15)に負けました。
年代別カテゴリーをまたいだチームに負けてしまったときに色々考えたことがあったのでそれを記事にしていきます。
自分が好きなサッカーを好きでいて欲しい
相手チームは確かに歳下でもありますが、明らかな質の差はありませんでした。むしろ我々の質の方が下回っているかな、と感じるほど優れた選手達は相手にいました。
試合は前半を終えて0-2、後半にさらに失点を重ね...
こんな中ベンチに戻ってくる選手に他のチームのコーチは「怒号を浴びせるんだろうなー」とか「罰走とかあるんだろうなー」なんて考えていました。
いや、そりゃ選手がサッカー続けないし、なにせサッカー嫌いになるやん!
と、思いました。
私は好きなものを他者に邪魔する権利はないと考えているので。
こういった日本の‘’ブラック‘’な一面は間違いなく選手の‘’好きな想い‘’に悪い影響を与えてしまう、と私は考えているので、怒ることはせずにサッカーの問題をピックアップして修正点を伝えました。
もちろん難しくてできないこともあるのは承知の上で。
なぜ私がそういった姿勢でいるかというと、
この負けはコーチの責任
私はこう考えているからです。
事実このチームは昨年の10/6から私が担当するようになりここまで20チーム近くと試合を行なってきました。
それまでのTRやミーティングそして試合まで全て私が担当してきてわずか「2勝」しかできていません。
これは紛れもなく私の責任です。
だから選手に怒号を浴びせる(問題によっては必要)なんて今日の試合ではありえないし、
試合中はむしろ選手に「迷い」が見られました。
これTRでうまく提供できなかった部分を選手が「勘違い」をしているのを私は十分に理解できたからです。
そんなことから私はコーチの責任であると考えています。
選手は何を感じたかが重要
じゃあ【実際に選手は何を感じたか】
これはものすごく重要です。
トップアスリートのような‘’試練‘’を潜り抜けてきていないうちの選手はビハインドを負ったこの状況に間違いなく
‘’危機感‘’
を覚えたことでしょう。
この‘’危機感‘’がどんなことを連想させたのか。
①やばい!コーチに怒られる!
②やばい!歳下相手に全然うまくいかない!
①の場合、絶対今後の成長は見込めません。
私も時たま厳しく要求することもあるので選手がそう感じてしまうことがあったかもしれませんが、これ自体は日本の教育環境に問題があると考えています。
TVはただの謝罪する人を見せしめる箱となり、
学校では悪さに罰を与えられ、罰を受ければ許してもらえる謎の仕組み。
誰もが
怒られたくない!罰を受けたくない!
と考えるように洗脳された結果、
この教育環境は①を連想させて、怒られないようにしようとボールへの関与を自ら断ち切るようになります。
うちの選手も今日このように考えてしまったのであれば捉え方を変えなければなりません。
では②の場合、これは好きなことに探求できている証拠です。
この危機感を感じたのであれば、ピッチ上で何かもがき苦しみながらも改善をしようと努力をします。
問題を指す矢印が自分に向いていて今回はダメでしたが、今後の成長は大いに期待できるでしょう。
うちの選手が感じたその‘’危機感の正体‘’はなんだったのでしょうか。
ぜひうちの選手には自問自答してもらいたいです。
(終わりのミーティングで同様の内容を伝えました)
今後の取り組み
負けてしまったのも、うまくいかなかったのもしょうがない!
大事なのは負けが続いたり良くない時には、その次から勝利への信ぴょう性を高めるためにTRで様々な修正を繰り返す。
ただそれのみだと考えています。
うまくいこうが、いかまいが、次にベストであることが重要です。
そんなサイクルこそ、サッカーであり、
人生もまさにそうです。
‘’危機感‘’を感じたコーチの私がベストな練習を提供し、
‘’危機感‘’を感じた選手が次のTRから【どの基準のもと】挑むのか。
例え歳下の中学生相手に高校生が負けようが、私はこのように考えています。
良くも悪くもあるとは思いますが、今回の件に関してご意見いただけると嬉しいです。
【日本サッカーをより良くするために】
今後ともよろしくお願い致します。