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「やらずに後悔より飛び込んでみる~チロさんと素敵な旅の経験~」

はじめに

POOLO JOBは旅先での経験をコンテンツ化し発信力を磨く講座です。
現在開講中の3期では約50人が受講しており、旅が好きなメンバーが集まっています。

今回私がインタビューするのは、POOLO JOB3期生のチロさんです。
チロさんは海外旅行の経験が豊富で、学生時代はカナダに留学されていました。就職してからは、旅に関わる仕事に携わり、直近ではクルーズ船のスタッフとして世界一周をしていたようです。

今回のインタビューでは、チロさんがPOOLO JOBに入った理由や将来やりたいことについて語っていただきました。今やりたいことがあるけど一歩踏み出せない方は、ぜひ本記事を読んでほしいです。


旅の経験を仕事にしたくて選んだPOOLO JOB


ーーなぜ、POOLO JOBを選んだのでしょうか?
 
ライティングやSNSを通じ旅の魅力について発信したくて入りました。
というのも以前からライティングやSNSに興味があり、POOLOという旅の学び場があることも知っていました。最近になって、たまたまPOOLO JOBのページを見る機会があり、「ずっと興味があったことだし、とりあえずやってみよう!」と思ったのがきっかけです。
 
 
ーーインタビュー時点でPOOLOJOBが始まって1ヶ月が経過しました。
  ここまで課題や講義をこなす上で大切にしていることはありますか?

 
結果を考えずに目の前の課題をコツコツやることを大事にしています。
実は学生時代にライティングに挑戦したことがあり、フリーマガジンでお店の紹介記事などを書いていましたが、すぐに結果を求めすぎて挫折してしまいました。ライティングで稼げるイメージが湧かず、書くのが苦しくなってしまったんです。
でも、今は「すぐ結果が出せるわけじゃないから、諦めずに取り組んでみる」気持ちで取り組んでいます。また、いい文章が書けるように、ミスを少しでも改善できるように心がけています。



世界に目を向ける原体験

ーーチロさんは、一貫して旅に関わるお仕事に就かれていますね。
  旅に興味を持ったきっかけについて教えてください。

2005年に愛知県で行われた『愛・地球博』ですね。
幼少期から、世界の国や歴史、旅についての本をよく読むなど、旅への興味は持っていました。なので万博の会場では、各国が出しているパビリオンに魅了されましたね。南太平洋館でココナッツのジュースを飲んだりアフリカ館で民族舞踊を見たりと、各国の文化を知ることもできました。
万博の会場で旅の疑似体験ができたことで、世界に目が向いたことが、旅をするきっかけになりました。

カナダとイタリアで過ごした学生時代

ーーカナダに長年住んでいた経験があると伺いました。
  なぜ、カナダに住むことになったのでしょうか?

もともと、英語を勉強したかったからです。加えて、違う国の文化に興味があって、若いうちに触れてみたいという思いもありました。留学先はアメリカとカナダで迷っていたのですが、カナダの方が安全で治安がいいイメージだと聞いていたので、カナダの高校に留学し、そのまま卒業しました。大学生活も引き続きカナダで過ごしましたね。

ーー5年間のカナダ生活で印象に残ったことはありますか?

カナダは移民が多い国だからこそ、一人一人のバックグラウンドの違いを感じました。
周りにヨーロッパ系の友人もいれば、アラブ系の友人もいて、それぞれ文化や習慣が異なるため、今までの日本人ばかりの環境と全然違いましたね。
具体的には、アラブ系の友人はイスラム教の戒律が厳しく、豚肉を食べない食生活や「ヒジャブ」という布で髪を隠すなど、周囲と違った習慣がありました。それでも周囲は「その子にとっては普通のことだ」と受け入れて過ごしていましたね。

留学のおかげで異なる文化を知ることができました。


ーー旅の経験に戻りますが、1年間イタリアに住んだと伺いました。
  ヨーロッパを旅行するなかで感じたことはありますか?

かなり旅行がしやすかったですし、違う国同士がEUという1つのコミュニティを形成している点に魅力を感じました。というのも、一度EU圏内に入れば、それ以降入国審査やパスポートの提示をせずに他の国と行き来することができるんですね。

ーーイタリアでのエピソードはありますか?

仲のいい友達7人とイベントに行ったときに夜通し街を歩いたことです。

その日は夜のイベントで、遅くまで外にいました。このとき、私はイタリア人の友人たちがホテルを予約していると思っていましたが、取れていなかったんです。しばらく外で遊んでいましたが疲れてきたので、私を含めた4人は新しく空いているホテルを取らないか提案しました。
ただ、泊まろうとしていたホテルは1人の友人にとって予算オーバーで宿泊できず、友人を見捨てるわけにはいかないので、一晩中イタリアの街を歩くことに。
途中、ホームレスと一緒に行動したり、不機嫌になる友人もいましたが、無事夜を明かすことができました。

ーーその出来事を通じて得たことはありますか?

どんなに厳しい状況でも楽しむマインドですね。
というのも旅は、一人で行くときもみんなで行くときも想定外のことが起きてしまいます。
そのときに「なんでこんなことになったんだ!」とイライラするよりも、その状況の中で何ができるか考えることが大事だと学びました。



世界一周経験


ーー世界一周にあこがれる人はたくさんいます。
  行くことになった経緯と、どんな場所に行ったかを教えてください。

 
クルーズ船のスタッフを務めていたので、その関係で行くことになりました。因みに、学生時代の旅先も含めると、北アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、南アフリカを訪れました。
 
 
 
ーー1番印象に残った旅先はどこですか。
 
ペルーですね。
理由は、現地の街の様子を通じて貧富の差について考えさせられたからです。日本だと、治安が悪い地域と高級住宅街が隣り合っていることは少ないですが、ペルーには隣り合っているエリアがあります。そのような地域で人々はどんな感じで生活をしているのか、自分と異なるエリアをどう思っているのか、とても気になりました。
それだけでなく、ペルーの人はとてもフレンドリーで、私たち日本人に気さくに話しかけてくれます。実際にBarやレストランなどで一緒に盛り上がりましたし、
ラテンの国特有の陽気な雰囲気を味わい、ペルーのことがさらに好きになりました。
 
 
ーー世界一周をして自分がどう変わったか教えてください
 
肌の色や言葉が違っても、共通の話題や出来事で話すことを通して、世界中の人たちと関わる楽しさを知りました。また人との交流のみならず、観光地や文化について直接肌で感じて知っていくのが楽しく、自らの知見を他の人たちに届けたいと思いました。


これからやってみたいこと


ーーPOOLOJOBを卒業後、やってみたいことはありますか?
 
1つは地域と旅人を繋げる場作りをやってみたいと思っています。
以前働いていたときゲストハウスでは、地元の人々が集まり、かつ他の地域や国から来る人々が宿泊していて、交流の場になっていました。そのため、地元の人々と他の地域の人々が交流できる場に憧れています。私が目指すのはゲストハウスかもしれませんし、イベントスペースかもしれませんが、形態にはこだわらず、地域と旅人を繋げる場を作りたいです。
 
また、あまり知られていない土地の魅力を発信したいと考えています。というのも、私の旅の経験から、観光地化されていない場所は、外側との繋がりが薄く内側だけでコミュニティが完結しているように見えます。そのため、その土地の良さが外側に伝わりにくく、観光客が来ても地域の良さを知らずに帰ってしまうんですね。
だからこそ、今取り組んでいるライティングやSNSの知見を活かし、あまり知られていない土地の魅力を発信できるようにしたいと考えています。
 
ーーなかなか一歩を踏み出せない人もいると思います。やりたいことをする   
  決意がまだできない人にアドバイスをいただけますか?

 
私は、一歩踏み出すことをすごく大切にしていて、みなさんにもやってほしいと思っています。私自身、留学や旅などやってみたいと思うことはすぐに挑戦してきました。不安や上手くいかない気持ちがあるけど、それは一歩踏み出してから考えることだと思っています。
 
「やらないでずっと後悔するよりは気になるところに飛び込んでみる。」
私はそのマインドでやりたいことが実現できたのかな、と思っています
 
 
ーー心強いアドバイスが聞けて嬉しいです。
  ありがとうございました。

 
 


編集後記

 
旅が好きな私が羨むほど、豊富な旅の経験をもつチロさん。
自分がやりたいと思ったものに、直感を信じて突き進んだ結果、
留学や世界一周などを実現させてきました。
その経験を語る口調は優しくも、旅に対する思いの強さを感じました。
 
チロさんはXnoteで、ヨーロッパや京都などの好きな地域の魅力を写真とともに発信しています。気になった方は是非チェックしてみてください。




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