
#466 製薬業界ネタ~主要製薬8社、1Q国内売上収益は11.9%減…市場成長も果実は限定的、早期退職で効率化急ぐ
おはようございます!先週はお盆休みということで、こちらもお休みさせていただいておりました。昨日はオフィス出社ということでバタバタしておりましたので、久しぶりの配信となります。お盆休みは基本的に仕事をしていましたが、社内事情でバタバタしていた印象で、思ったより忙しかったですね。今週も昨日、全体会議が対面であって、やっと今日から、通常業務に戻りつつある感じがします。疲れが溜まってきている感じがするので、ちょっとゆっくり今週は行きたいなと思っているところです。さてさて本日は「製薬業界ネタ~主要製薬8社、1Q国内売上収益は11.9%減…市場成長も果実は限定的、早期退職で効率化急ぐ」です。
主要製薬8社、1Q国内売上収益は11.9%減
早くも1Qの数字の振り返りが記事になっていました。以下、記事からの抜粋です。主要製薬企業8社の2024年4~6月期の国内売上収益は、すべての企業で前年の同じ時期を下回りました。IQVIAジャパンは24年度の国内医療用医薬品市場を前年度比2.7%増と予測していますが、国内大手は市場の成長に追いついていけるのでしょうか。8社の国内医療用医薬品売上収益は全体で前年同期比11.9%減と2桁のマイナス成長でした。トップの第一三共は1177億円で1.1%減。後発医薬品子会社だった第一三共エスファをクオールホールディングスに売却したことが206億円の減収要因となりましたが、抗がん剤「エンハーツ」や抗凝固薬「リクシアナ」といった主力品の成長でほぼ埋め合わせました。実質的には増収と言えますが、通期では抗血小板薬「エフィエント」や抗インフルエンザウイルス薬「イナビル」などの売り上げ減もあって16.2%の減収となる予想です。かなり衝撃的な数字だなと思いますね。
国内企業にとっては厳しい環境
記事にもありますが、国内市場の伸びは2.7%であるにもかかわらず、国内メーカーの実績は二桁マイナスってことなので、いかに国内企業が弱体化しているかを数字が表していることになるかなと。早期退職が多くなってきている理由もこの辺にありそうだなと思いますね。しばらくはこのトレンドは続くだろうと思いますし、新薬に投資できる国内メーカーは本当に限られてくるだろうなという感じです。ラグ・ロス問題とは別に確かに創薬力的なところをどう考えていくのかという問題はありそうだなと感じました。まだ研究所で働いている仲間もいるので、どんな雰囲気なのか、聞いてみたいなと思いました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?国内は非常に厳しいですね。このまま創薬研究が衰退していくことは残念すぎるので、何とかしたいところだなと思いますね。要素技術に関しては日本も良いものがあると思っていて、なかなか実用化できていないのが問題なんだと思いますね。国内のメーカーがこの感じなので、やはりベンチャー企業に創薬研究は期待するしかないのかもしれませんね。業界全体のエコシステム的なところを意識していかないとダメなんだろうなと思いました。ではでは、また!