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#134 経済合理性限界曲線の外側

おはようございます!今週もあっという間に金曜日。そしてお盆ですね。暑いですけど、ゆっくりと過ごしてコロナ禍ではありますが、少しでも夏を満喫してもらいたいなと思います。娘は今日も保育園ですが、朝、「明日からはしばらく保育園お休みだよ」というと、「やった~!」というので、「なんでうれしいの?」と聞いてみると「朝、起きなくていいから」ですって。どんだけ寝ていたいんだろう・・・さてさて本日はぼんやりと考えていることを共有します。

経済合理性限界曲線と医薬品業界

何となくなんですけど、医薬品業界も経済合理性限界曲線の内側(今の資本主義で解決できる課題)のほとんどを解決してしまっている感じがするんですよね。簡単にいうとビジネスとして成り立つ疾患に対する医薬品は既にだいたい製品になってしまっているということかなと。これは凄くいいことで特許が切れてくると医薬品の価格も下がるので、あと10年もすると大部分の医薬品に安価にアクセスが出来るという感じになってくるんだろうなと。逆を返すと先発品メーカーにとっては結構、苦しくなってくるんじゃないかなと思っています。

新しい医薬品ビジネス

これを克服するために色々と考えていると思うんですけど、一つは新しい技術を取り入れること。色んなモタリティで今までに治療法がなかったり、既存治療の効果を劇的に良くするなんてことを狙って新しい市場を作るって方法です。これももちろん重要だとは思うんですけど、既に患者数が一定以上の市場には、それなりに安くていい医薬品がいるので、だんだん戦いが厳しくなるのは間違いないなと。もう一つ克服する方法があるかなと思っていて、そもそものお金の流れ、新しいビジネスモデルを作るってことです。この辺はまだぼんやりとしているんですけど、少なくとも今の会社のような仕組みではなく、プロジェクトベースで、公的なお金やもしくは寄付などで、治療法が開発できないかなと思っています。まだまとまってはいないのですが、この辺の可能性を自分自身でも考えてみたいなと思っているところです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?いよいよ製薬業界も過渡期に入ってきていると思っています。ある意味、これまでの役目をしっかり全うして役割を終えつつあるともいえるので決して悪いことだと思わなくていいのかなと。では新しい役割って何なのか?この辺はまだまだ伸びしろがあるように思っていて、自分でもしっかり考えていきたいなと。来週は水曜日までお休みします。ではでは、また来週!素敵な夏休みをお過ごしください。

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