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見抜くのは企業側?学生側? 【 #人材を見抜くには 】
今回のCOMEMO企画は、ちょっと私の経験値では投稿できないなぁ・・・とスルーしていました。専門の皆様の投稿を楽しみに待とう、と。
ただ、投稿しないにしても、他の投稿を拝見する上で、自分自身も少し考えてみよう。
うちの若手の採用はどうだったかなぁ。
お客様の採用に間接的に携わってきて、どうだったかなぁ。
そんな感じで過ごしていたら、なんとなく意見・・・というか、【 感想 】のようなものに辿り着いたので、ちょっと記してみようと思います。
(なお、大手の動向は分かりませんので、中小零細の採用という観点から書いています。)
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■ 印象的だった採用事例
以前、お客様のところに印象深い新入社員君がいました。4年経った今でも氏名を憶えています。
社長「先生、とってもいい報告があるよ!」
私「どうしました?」
社長「育てて将来、幹部候補にしたい。そんなイキイキした社員が入りました!」
専務「履歴書見てください!この枚数、熱量・・・すごいですよね」
私「おお、凄い。」
社長「面接でも、これでもかってくらい夢を語っていてね。しかも、雑務でも何でも吸収したいとすごく感じも良くて」
私「これから楽しみですね」
その週末・・・
社長「先生、例の〇〇君なんだけど・・・辞めました。」
私「‥‥。えーー!!」
こういうことはよくありますが・・・1週間もたないとは。。
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■ ミスマッチ
先程のケース。人材を見抜く力が無かったのか。それとも、新入社員が口だけタイプだったのか。
私は現場にいなかったので真相は分かりませんが、1つ明確なことは「ミスマッチ」があったということでしょう。
社長も人事担当も、会社の概要、長所、短所をしっかり伝えていました。
「君が望むようなキラキラした部分ばかりではなく、地味で単調な仕事が日々続くよ~」
それでも社員君は目を輝かせて「夢のために、なんでも頑張りたい」という回答だったようです。
そして、辞めたい理由は「自分が望むような仕事ではなかった」というものでした。(甘いぞ~と思いましたが・・・)
志望してきた相手は、当然就職したい。
面接で、デメリットを沢山伝えられても、余程な事でなければ、しっかりと考える前に「頑張ります」「大丈夫です」という言葉が先行するのかもしれません。
それまでに、いかに会社側の手の内を見せるか。
私のお客様である中小零細。大手のように企業イメージがありません。どう対抗すればいいか?私が今、浮かぶ答えは、
① インターン制度
② 積極的な地域活動や社会活動(学生との交流)
③ SNS等での発信
です。
■ 当事務所の場合
私の事務所職員の数名は私の講師時代の教え子です。
当初、採用するつもりはなく、私は授業の先生という立場で、「税理士事務所の仕事とは」という話をしていました。そして、「例えば私の事務所では・・・」という話もしていました。
「入社したての頃は、つまんないよ」「ああ、なんで私は毎日電卓叩いているのか」「毎日勉強ばかりだ」「そのくせ、凄いストレス・・・」
と散々に。その上で、徐々にコンサル力が身に着いたり、お客様の信頼を得たり、サポートできるようになると楽しさややりがいに気付けると伝えました。
だから今、生徒から社員となった彼らには、入社前後で大きなミスマッチは無いはず・・・と感じています。
感覚的にはお見合い結婚ではなく、恋愛結婚した感触ですかね(気持ち悪くてごめんよ 笑)。私も彼らも双方の性格をよ~く理解していますしね(にっこり)。
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■ まとめ
そんな経験からありきたりですが、入社前のコミュニケーションこそ人材を見抜くコツかな、なんて思います。
この場合の「見抜く」は採用側だけではありません。学生側も自分が入りたい会社なのか「見抜く」ことが、良い出会いを生むのではないか。
企業側・学生側双方が相手を見抜いているか?
自己PRがどんなに素晴らしくても、我々(企業)に興味持ってくれているか。そんな両想いかどうかを見抜くようなコミュニケーションがあれば理想ですね。
地元の中小企業の雇用者不足を解消させようと色々な動きがあります。
企業の事前準備として、インターンや地域活動、社会活動を通じて直接的に触れ合えることが一番ですが、SNSでも身近に感じてもらえるような方策はあると思います。
また、中途採用等は地域活動やセミナー、サロン、交流会等を通じてマッチングしていくケースがなんだかんだやはり効果的。
相手を知るには、まずこちらを知ってもらってから
そして、当然のことながら、知ってもらった上で「魅力的」と思われるような企業努力が、結局求められる。
良い会社には良い人材が集まる。
人事の専門家ではないので、結論がとってもありきたりで抽象的ですが、そんな感想です。
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こんな事を書きながらも「じゃあ新コロナ感染症防止の中でどうする?」という大きな難題には、答えが出せませんが・・・。
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![岩下 尚義(税理士)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75544429/profile_e8dfaa0c029341fa053759e7e7b3bc5e.jpg?width=600&crop=1:1,smart)