花を意識する
昔よりもずっと花に関心を持つようになった。
絵をたくさん描いていると自然と花の色に魅了される。
きっと遠い昔に生きていた人もそうだったんだろうなあと思いを馳せる。
リハビリをする中で出会った90代のおばあちゃん
怪我から大好きなダンスから遠ざかっていたけど、ダンスを再開したい。
死ぬまで踊っていたい。その願いを託されて、半年一緒にリハビリをした。
結果、ダンス教室に通えるようになり、モダンダンスを再開。発表会にも参加できるようになった。
そんなおばあちゃん、庭の花の手入れに余念がなく、芙蓉の花を教えてくれた。
江戸時代は美人の花に例えられ、1日だけの白い花をつけるが夕方には赤くなり枯れ落ちてしまう。
そんな儚くも美しい花を見て、おばあちゃんにこの花描かせてくださいと交渉すると喜んで快諾していただけた。
描き終えた後、おばあちゃんに見せると、わあ、キレイと言ってくれた。その言葉をもらえただけで嬉しいし、描いたかいがあったなと思うし、
そうしたものに自分は生かされている
芙蓉の花言葉は繊細な美。少しでも想像に近づけたものが描けただろうか。
問いかけながらまた新しい絵を描く。
下北を中心に活躍するシンガーソングライター宏菜さんのミュージックビデオに庭に咲く芙蓉を提供させていただきました。2分51秒のところに映ります。とっても素敵な歌を彩らせていただいて嬉しいです。
https://youtu.be/vYU7eYCpkyM
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