ポイフル食い爺(2023/04/04の日記)
・何をしていたかよくわからない一日だった。昨日ひどく夜更かしをした割には朝10時くらいに目が覚めて、よっしゃあと思っていたらいつの間にか五語2時になっていたので、体感半日くらい損した気分だ。
・今日の夕飯は、豆腐とサバ(缶)と卵の煮物、ナスの揚げ浸し、白米といった感じでかなりまともな献立だ。ナスがかなりおいしくできたので、これは食卓のレギュラー入りもあるかもしれない。
・ナスって子供のころは「嫌いなものトップ3」に入るくらい好きじゃなかったのに、今となっては全く苦も無くおいしく食べられる。しめじとかもそう。やっぱり舌がどんどん変わっていっているのだろうか。でもいまだにポテトチップスとか大好きだし、コーラとかも全然飲むし、定期的にカラフルなグミ買ってるし、「大人の舌になりました」とは到底言えない気がする。この「いずれ食べられるようになるもの」と「いずれ食べられなくなるもの」が重なり合って共存できる時期がちょうど今なのかもしれない。だとしたらこの年齢での食体験、かなり大事だ。
・「食べられなくなってしまうもの」についてはできるだけ抗っていきたいのだが、いつか限界が来る。私はコーラ飲みながらポイフル食うジジイにはなれないのだ、たぶん。きっと年齢を重ねるにつれて過剰な甘みや人工的なフレーバーを無意識のうちに排斥していって、最終的に「コーラ? そんなもの飲んでると、骨が溶けるぞ」なんて言いながら、白湯かってくらい薄い緑茶を飲むジジイになるだろう。
・「死ぬまでにあと何回満月を見られるか?」という問いにあやかって、「死ぬまでにあと何粒ポイフルを食べられるか?」としてみると、なんだかとても切実なものとしてこの問題が立ち上がってくるような気がする。あと何枚堅あげポテトを食べられるか、あと何杯キリンレモンを飲めるか、あと何個のエンゼルクリームを、エンゼルフレンチを、ポンデストロベリーを……。私に残されているものは案外わずかなのかもしれない。
・明日は花屋に行かなくちゃならない。