前職の愚痴 part2


まずはじめに

 鰯といいます。この度はワイの文章を読んでいただき、ありがとうございます。前回から期間が空いてしまい、申し訳ありませんでした…
 
これはpart1の続きとなっておりますので、もし気になった方がいらっしゃれば、そちらの方をまず読んでいただければ幸いです。それでは、よろしくお願いします。



4.春編 ep.1

 本社研修が終わり、配属が決まったワイは次の日、配属先へ赴きました。初日から遅刻は絶対にダメだと思っていたので、始業の1時間前に配属先に到着し上司に挨拶をしようと思っていたのですが、職場につくと違和感を覚えました。なぜなら職場の電気がついていなかったからです。

 案の定、職場には誰もおらず鍵も空いていなかったため「早く着きすぎたから待てば誰か来るか」と思いしばらく外で待っていたのですが、始業15分前になっても誰も来ません。さすがに焦りを感じましたが、会ったことのない上司の連絡先など持っているはずもなく、どうすることもできず不安で泣きそうになりました。どうしようかと悩んでいると、ふとグループワークのために新卒の人全員でグループLINEが作られていたのを思い出しました。微かな記憶を頼りに、職場が近い同期の名前を思い出し、勇気を出してLINEでどうしたらよいかを尋ねました。奇跡的にすぐ返事があり、その職場の先輩伝いで連絡をしてくれることになりました。

 少し待つと連絡がきて、内容を見ると大変驚きました。そこには「本社で会議があるから遅れる、終わるまで待って」とあったのです。新卒が入ってくるという日に事前連絡もなしに会議をし、更には待たせるというのはどうなの?と正直思いましたが、まあこんな会社もあるかと無理やり自分を納得させ、2時間弱ほど職場前で待ちました。

 ようやく上司が到着し、職場に入ることができました。上司とは初めて会ったので、まずは自己紹介とかするんだろうなと思い準備を進めていると、「〇〇です。申し訳ないんだけど、ここに電話してPCの設定を教えてもらって」と言われ、上司はzoomで会議をまた始めました。あまりにも突然のことだったので数十秒ほどフリーズしてしまったのですが、会議をそそくさと始めてしまった上司に私の姿は映っていなかったようで、意識を戻し他部署の先輩に電話をかけ、設定を教えてもらいました。

 初日の記憶はこれくらいしかないのですが、その後も上司は会議に参加してばかりで育成に関しては他の場所にいる先輩任せだったため、早い段階で「自分がここにいる意味なくない?」と思うようになっていました。更には任される仕事もテレアポやクレーム対応といった面倒な仕事ばかりだったので、この上司は嫌なことをワイに押し付けてるだけなのでは?と不信感にかられることが増えてきました。

 その上司は穏やかな性格だったこともあり、怒鳴られることはなかったのですがあまりにも私に無関心だったため、お互いの距離が全く縮まらない状態がずっと続いていたように思います。

5.春編 ep.2

 こんな状態のため、1ヶ月ほど過ぎた私の脳内には早くも『退職』の文字が浮かぶようになりました。

 他の職場の同期は上司や先輩とうまく付き合い毎日を過ごしているのに、同期に話せる人もおらず職場の上司ともろくに話せない自分があまりにも惨めに思えてしまい、体調にも影響が出るほどまで病みました。

 6月になると、人事の方が様子を確かめるために新卒対象で面談をしてくれることになっていました。私は、そこで退職を言うしかないと決意をし、胸ポケットに退職願を入れて面談に臨みました。…結果は退職を受け入れてもらえませんでした。受け入れてもらえなかったというよりは、「この問題は人事の管轄外だから当事者同士で話し合って決めてほしい」という感じでした。私は退職を受け入れてもらえないとしても、改善のために上司に何か働きかけてくれると思っていたので、この対応は見捨てられたような気がして絶望しました。

 その夜、残業をしているとお偉いさんが職場に来て、呼び出されました。何を言われるのかと思い席につくと、「何故辞めようとしているのか」「辞めるのは君をこれまで育ててくれた上司を裏切るのと一緒だ」「入ったばかりなのに辞めるとこれからもっとしんどくなる」と質問攻めにされた挙句、精神論を小一時間ほど聞かされ退職を引き止められました。夜11時を過ぎており体力的にも限界が来ていたため、退職の発言を取り下げたことでようやく解放されました。解放された後に、それを聞いていた上司が「僕は別に君がいつ辞めてもいいと思っているよ」と真顔で言われ、本気で気が狂いそうになりました。

6.夏編 ep.1

 本社研修後に、ある子が「仕事辞めるって言ったってマジ?同期で噂になってるよ」と話しかけられたのをきっかけに、職場が近かったこともあり2人ほどの同期と仲良くなりました。その子たちの助けもあり、そこからは『退職』という文字もあまり意識せずに働くことができていたのですが、夏の終わりにまたしても事件が発生しました。

 突然、お偉いさんから「1週間後に異動しろ」と言われたのです。あまりにも急すぎて「え…え?」としか言葉が出ませんでした。今の上司から離れられる喜びはあったのですが、何よりも折角仲良くなった同期と離れるのがあまりにも嫌だったため、初めて反抗しました。「退職を申し出た際、あなたは上司を裏切ることになると言ってここに留めたくせに異動になったら結局意味がないのでは」とそれっぽいことを何度も言いましたが「もう決まったことだから。」の一点張りで話が通ることはありませんでした。最後に「君の実力が評価されての異動だ、期待してるよ」と言いそそくさと去っていきました。

 その日の帰り、一人で帰るのが耐えられなかったため、同期のいる職場に寄り道をして異動の話をしました。話を聞いた同期は少し慰めてくれた後に驚きの発言をしました。「そういえばその部署、一人鬱で退職者が出るみたいで人員探してるって先輩がから聞いたんだよね、その穴埋めで選ばれたんじゃない?」と。お偉いさんの「評価されての異動だ」といった発言は嘘で、結局ワイは都合のいいように利用されただけなんだと気づき、腹が煮えくり返る思いでしたがどうすることもできず、そのまま異動が決まりました。


さいごに

 今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。改めて思い返すと自分にも非があったかもしれないと思う事件もあるのですが、当時の自分は精神的に追い込まれすぎて気持ちに余裕がなかったですね。ただ未だに9割は向こうが悪いと思っています笑
 
 おそらく次回で終わりであろう前職の愚痴ですが、退職までに結構モメたので文量が多く読みづらくなるかもしれませんがご了承ください。それではまた次回。

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