HCDの考え方と基礎知識体系報告書①
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報告書概要
人間中心推進機構(HCD-Net)による「HCDの基礎知識体系」に関する報告書
社会と市場でのHCD-Netの責任と役割が急務
HCDの理念の明確化
報告書のポイント
HCDの隆盛と発展
日本における「デザイン」の捉え方の進化
HCD対象領域の拡大
HCDの定義(コアコンセプトと基本プロセス)
1章 HCD基礎知識体系検討の狙い
検討の背景
産業
デザイン思考を戦略的に取り組む時代潮流
Google・GE:経営レベルでの実践
IBM・SAP:デザインシンカーの全社育成
Society5.0でのHCDの必要性
DX動向でのユーザー中心・ユーザー体験の重要性
スタートアップはユーザー体験がデフォルト行政
欧州・東南アジア:
デザイン思考に元ずく電子政府の構築
職員へのデザイン思考教育
日本:
総務省=デザイン思考のマインドセット醸成
経済産業省=デザイン経営の人材育成・サービスデザインの取り組みと研究+提言教育
大学教育:
デザイン思考・HCDの考え方に基づく学部や学科の新設
2022 教育指導要領の改訂 高等教育「情報1」の設置規格・海外認定制度
HCDプロセスの国際規格=ISO 9241-210
製品・システム・サービスのUX提供価値
海外HCD/UXデザイン関連団体
独自の人材育成カリキュラム 初級~上級の資格認定制度HCD-NetのHCD専門家認定
2009 HCD専門家認定制度の設置
現在 専門家認定1200人
専門家以外の人材に対する育成プログラムの必要性
関連動向
総務省
行政におけるデザイン思考推進に向けた人材育成に関する調査研究
2019年3月 一般社団法人 行政情報システム研究所
目的:
我が国行政機関でのデザイン思考実践にあたっての教育プログラムの在り方及び具体的な内容案を提示することを通じて、デザイン思考に関わる人材育成の促進を図り、もって、我が国行政機関におけるデザイン思考の適格な実施およびデザイン思考に関する正確な知識の普及啓発を図ること経済産業省(特許庁)
「デザイン経営にピンとこないビジネスパーソンのためのデザイン経営ハンドブック」
2020年3月23日 特許庁
概要:
デザイン経営のビジネスでの活用のため、そもそもデザインシンキングとは何なのか?その意義と価値はどこにあるのか?
なぜ、いまそれが大事なのか?
に対する考え方や、デザイン経営を導入するにあたっての8つの課題などを具体的に解説
「デザイン制作ハンドブック2020」
2020年4月20日 経済産業省
「デザイン経営の課題と解決事例」
2020年3月23日 特許庁
概要:
デザイン経営ハンドブックで取り上げたデザイン経営を導入するにあたっての8つの課題に対し、すでにデザイン経営に取り組んでいる企業がどのように課題乗り越えたか工夫を開設
参考
デザイン経営宣言
デザインの力をブランドの構築やイノベーションの創出に活用する経営手法。
人を中心に考えることで、根本的な課題を発見し、これまでの発想にとらわれない実現可能な解決策を、柔軟に反復・改善を繰り返しながら生み出すこと。
デザイン経営の効果や、実践のための7つの具体策が提示されている。
経済産業省・特許庁
2017年7月 産業競争力とデザインを考える研究会
2018年5月 デザイン経営宣言サービスデザイン研究会 手引き報告書(入門編・概要版・詳細版)
2020年4月20日 経済産業省 サービスデザイン研究会
ビジネスとは
顧客体験のみならず、その体験を継続的に実現するための組織と仕組みをデザインし、新たな価値を創出する
と定義した。
これからは一連の顧客体験を望ましいものにするために「モノ」「コト」を統合した「サービス」をデザインすることが求められている。
サービスデザインを支える概念「サービス・ドミナント・ロジック」を取り上げる。