HCD基礎検定の出題範囲の確認
出題方針
人間中心デザイン(HCD)の理念を理解し専門家との共通言語・知識・マインドを持つことが目的
設計する際に考慮すべき
人間の身体的・認知的などの諸特性と限界を理解していること
人間中心デザイン(HCD)の各段階における活動で用いる
代表的な手法などについて、その専門用語を正しく理解し
また、それらがどのような背景・必要性により生じたのかについて理解していること。さらに実務上のポイントを説明できること
出題範囲
1理念
1-1 人間中心デザイン(HCD)の理念
人間中心デザインの定義
人間中心デザインのコアコンセプト
人間中心デザインのマインドセット
1-2 「デザイン」の概念
デザインの概念の拡大
1-3 関連する考え方
人間中心設計(HCD:Human Centered Design)
ISO9241-210
UXデザイン
デザイン思考
サービスデザイン
リーンUX
デザイン経営
アジャイル開発
ソーシャルデザイン
利用時品質
カスタマーエクスペリエンス(CX)
2 計画
2-1 人間中心デザインの計画
計画
要求定義
具現化
評価
運用
2-2 ユーザーの特定
1次ユーザー
2次ユーザー
間接ユーザー
ステークホルダー
2-3 プロセスの選定と最適化
人間中心デザイン適用プロセスの最適化
テーラリング、繰り返し
3 要求定義
3-1 利用状況の把握
ユーザー調査による状況の把握
行動観察、インタビュー、アンケート、定性調査、定量調査
3-2 理想の利用状況の想定
To-Beの利用状況の想定
理想とするAs-isの想定
カスタマージャーニーマップ(CJM)、サービスブループリント(SBP)、シナリオ(構造化)、To-be、As-is、UXカーブ
3-3 潜在 / 本質的要求の把握
ユーザーの本質的要求の把握
タスク分析、KA法、上位下位関係分析、評価グリッド
3-4 提供価値 / 要求の定義
ユーザー要求定義
バリュープロポジションキャンバス
3-5 要求のモデル化
ユーザー要求を構造化 / 視覚化
ビジネスモデルキャンバス
4 具現化
4-1 アイデアの創造
発想法
ブレーンストーミング、KJ法、参加型デザイン
4-2 アイデアの視覚化
プロトタイピング
ペーパープロトタイピング、ラピッドプロトタイピング
4-3 デザイン原則の適用
ガイドライン
デザイン原則、ユーザーインターフェイスガイドライン、運用ガイドライン
4-4 情報構造
情報構造のデザイン
サービスブループリント作成、ストーリーボーディング、ワイヤーフレーム
4-5 インタラクションデザイン
インタラクションのデザイン
5 評価
5-1 専門家による評価
専門家による評価の目的と意味
インスペクション法
5-2 利用者による評価
利用者による評価の目的と意味
ユーザビリティテスト
6 運用
6-1 実利用状況の把握
実利用状況を取得することの重要性
実利用状況、リリース後、バージョンアップ
7 基本知識
7-1 情報デザイン
概念・構造(要素)
UXの5要素(戦略 / 要求 / 構造 / 骨格 / 表層)
7-2 人間の特性
人間工学
認知心理学
認知科学
文化人類学
人間の特性(身体・認知・心理・生理)
人間社会
認知バイアス
7-3 ユーザビリティ
定義 / 要素 / 指標
ISO9241-11(JISZ8521)
ユーザー
利用状況
効果・有効
効率
満足
目標
7-4 アクセシビリティ
考え方、ハード面、ソフト面、企画
アクセシビリティ、多様性
7-5 テクニカルライティング / UXライティング
正しく / わかりやすく伝える技術
優れたUX実現のためのライティング
テクニカルライティング
取扱説明
メッセージ
ガイダンス
ヘルプ
UXライティング
マイクロコピー
ダークパターン
8 背景
8-1 人間中心デザインの広がり
社会的な背景、行政・自治体におけるHCDの活用事例
DX
Society5.0
ソーシャルイノベーション
サーキュラーエコノミー
8-2 HCD専門家と連携
HCD-Net認定HCD専門家
HCD基礎検定 – 一般社団法人 人間中心社会共創機構 (hcs-cc.org)