イマジン
想像してみてほしい。
君がプログラミングが得意だとする。
他人より美しく速いコーディングと、
あっとを驚かせるような仕掛けの数々。
一瞬、多くの人からの賞賛と羨望のまなざしを受ける。
想像してみてほしい。
セルフレジの導入で、レジ打ちの仕事を失った人を。
その人は怒りのあまり「おまえのせいで自分は仕事を失った」と君を罵る。
君がどれほど「レジを作ったのは私ではありません」と言っても、
「どうせ、あのレジもAIを使っているのだろう」と怒りをぶつける。
「AIを作ったのは私ではありません」と言っても同じだ。
コンプレックスや怒り感情の行き場が有るはずもなく君を罵る。
ニュースで報道される、
国が発行した「個人を識別するカード」システムに不具合があった。
人々は言う、
「おまえらが作ったような仕組みで大変なことが起こった。ああ恐ろしい」
「こんなモンスターは、居なければ良いのに」
君が「あのカードを作ったのは私ではありません」と言っても同じだ。
プログラム技術や一般のプログラマーには罪はありません。
「AIで人類を征服しようとする悪の組織」で活動している人なんて、
見たことがありません。
どうか今日も平和でありますように。
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