
Photo by
atsushikubo
Rock'n Roll is Not Dead
チバユウスケが逝ってしまった。
ミッシェル・ガン・エレファントとの出会いは、ゲット・アップ・ルーシーで、なんじゃこりゃかっこいいな!と当時大学生だった私は速攻でCDを買った。
そのころの私は毎月1回(もっと頻繁に行っていた気がする)はタワーレコードに行き、bounceを入手して隅から隅まで読んで新譜をチェックし、気になるものは片っぱしから試聴して、友だちと音楽レビューの真似事のようなブログを書いたりしていた。完全にロックンロールの熱に浮かされている。
そんな時代に、チバはミッシェルとして、ROSSOとして、The Birthdayとしていつもそこにいて、その曲を聴けばすぐに「ああ、チバだ」とわかる声で歌っていた。
ものすごくファンだった、という訳ではない。
ライブも観に行ったことはない。
でもあの熱っぽい時代にいたチバが逝ってしまったことに予想以上にショックを受けている。チバも死んじゃうんだな、と馬鹿みたいなことを思う。
そして、あの時も今も好きなあの人もあのグループもいつかはいなくなってしまう。と急に怖くなる。自分が好きだったものの軌跡が消えてしまう訳ではないのに、何か失ったような気持ちになるのはなんでだろう。
チバ、最高にロックンロールな歌声と曲をありがとう。
死んでしまったことがきっかけになるのは悲しいけど、あらためてミッシェル・ガン・エレファントに出会い直したような気持ちでいます。