さねちかの『競馬場レポート』vol.7中山大障害
初めましての方は初めまして。
そうでない方はいつもお世話になっております。
さねちかです。
今日は中央競馬開催最終日ということで、例年通り2歳GⅠホープフルSが行われました🏇
14番人気の低評価だったドゥラエレーデが逃げたトップナイフをハナ差交わして優勝🏆
短期免許で来日中のB・ムルザバエフ騎手は日本のGⅠ初制覇です!👏
ムルザバエフ騎手はカザフスタン🇰🇿出身で現在はドイツを拠点に活躍するトップジョッキー🏇
今月に初来日したばかりですが、しっかりの結果を残しました👊
本当は現地に行きたかったですが、僕は昨日が仕事納め。
自分で言うのも何ですが、一年間、本当によく頑張りました😂
まぁそういうことで、ホープフルS当日の写真はありませんので先週の中山大障害の日を振り返ってみようと思います✍️
noteの更新、今年はこれで最後になります!🤗
よろしければお付き合いください。
では。
【2022ラスト競馬場🏇】
あっという間に年末。
年内最後の競馬場臨場ということで、
12月24日 土曜日の中山競馬場
に行ってきました!👏
クリスマスイブ🎄の土曜日に、25歳が1人で、競馬場ですよ😇😇😇
まぁなんということでしょうか!!!👊
でもまぁ仕方ありません。(唐突な切り替え)
「冬の中山の寒さは人を〇せる」という格言があるように(僕が昨年作りました😇)
魔法瓶にお湯を入れ、
貼らないカイロを持ち、
足の裏にはカイロを貼って、
ウインドブレーカーとネックウォーマーという装備で家を出ます。
何年か前までだったら、
「始発で行って、開門待ちしないと!」
とか思ってましたけど、もう時代は移り変わり…
指定席が取れてますから少しゆっくり目に家を出て、9時すぎに船橋法典駅に到着!🚃
「まぁ言ってもそんなに人多くないでしょ😃」
と高を括ってたら、激混み!!!!!
「な、なんだこれはっ!!!😵」
指定席の入場列なんて先が見えないほどの長さで、大変なことになってました…笑
QRコードの読み込みで終わる入場券とは違って、発券が必要な指定席組は時間がかかってしまうのは仕方ないですね〜😅
寒さに耐えて場内に入り、まず始めに寄ったのは…
鳥千さん!
まぁね、ほら、一応クリスマスイヴ🎄ってやつなのでね🎅
クリスマスといえば、チキン🍗じゃないですか😇😇😇
身体に染み入るチキン。
身体が冷えているからなのか、1人で食べる切なさからなのか…()
そんなことはさておき。
写真の方は第3レースから📷
第3レースでデビューを迎えたキュムラス。
2017年のヴィクトリアマイルを制したアドマイヤリードの初仔です。
アドマイヤリードも420kg程度で決して大きいとはいえない馬でしたけど、長女のキュムラスはこの日、408kg!😲
傾向として、初仔は小さく出ることが多いですがかなり小さいですね〜。
まだまだ成長が必要かなと思います🤔
第4レースはダートということもあって、パドックから。
ここのお目当ては、ミスパスカリさん家のエルカリエンテ!
ボスジラ、ポポカテペトル、マウントロブソンら芦毛の人気馬の弟くん🏇
デビュー戦を芝で迎えて、2戦目のここでダート替わりでしたが離された14着。
第5レースの新馬戦では、アルメリアとクールサムタイムがデビュー🏇
現役時代を知る重賞馬たちのお子さんたちが、こうやってデビューしていくのを見ると感慨深いですね〜☺️
第9レースには、我らが
リーベストラウムさん家のカヨウネンカ嬢
がスタンバイ!!
あぁ…、ちょっと怖いですネンカ嬢😂
赤いシャドーロールとハートのメンコがトレードマークになってきましたね😎
3番人気に支持されて5着。
考えてみれば今年が15戦目ということで、疲れもあったかなとは思いますがそれだけ「勝ち切れない競馬」が続いてしまったということで…。
来年こそは大きな飛躍の年にしてほしいところ。
また来年応援できる日を楽しみにしています🤗
【超えていく、王者】
この日のメインレースは第11レースのグレイトフルS。
ですが。
僕も含め、来場している方のほとんどはその一つ前の第10レースを“メイン”だと思っていたんじゃないかなと思います!
障害GⅠ 中山大障害
春の中山グランドジャンプと、冬の中山大障害の1年に2回だけ行われる障害のGⅠレース。
今年は特に、障害の絶対王者と称されたオジュウチョウサンの引退レースということもあって、例年よりも大きな注目を集めていました😎
オジュウチョウサン
先ほども言ったように、「障害の絶対王者」として長きに渡り君臨した名ジャンパーです。
この日までに積み上げた障害GⅠ勝利は9️⃣つ。
それまでの最多記録が3つだったことを考えると、いかにとてつもない馬だったかを理解してもらえると思います☝️
年に2つしかない障害GⅠを9回勝ってるって…。
最短でも5年は王者であり続けなきゃいけないわけですからね、偉大すぎます。
そんな彼もこのレースで引退。
障害馬としては初めて「JRAヒーロー列伝」に名を連ねたり、公式のぬいぐるみまで作成されたファンの多い馬で、その最後の勇姿を見届けようと多くの方が中山競馬場に来場していました。
『超えていく、王者。』
最後も王者らしく堂々の1番人気に支持されてゲートイン!
何度も走った大障害コースをどこか懐かしむように、しっかりと踏み締めて走るオジュウチョウサン。
最後の障害を越える頃には、先頭を行くニシノデイジーから「あぁ、これはもう届かないだろうな…」というのがわかる大きな差が開いていました。
それでも4コーナーを回ると、どこからともなく声が湧きます。
「いけ!オジュウ!」
「オジュウがんばれ!」
「もう先頭には立てない」とわかっていながら、多くの人がオジュウチョウサンに最後の頑張れを届けました。
勝ったのはニシノデイジー。
2歳重賞を勝ち、クラシックも賑わせた実力馬が障害転向4戦目にして早くも大仕事をやってのけました!
母も祖母も曽祖父母も同じ西山オーナーの所有馬で、オーナーが大切にしてきた血統。
ニシノフラワーとセイウンスカイがミライを託したヒナギクの種はしっかりと地面に根を張り、時を超えてGⅠの舞台で大きな大きな花を咲かせました🌼
オジュウチョウサンは6着。
たくさんのありがとうとたくさんの拍手に包まれて、史上最高の名ジャンパーがその現役生活に終止符を打ちました。
【引退式】
引退式。
それは名馬の中でも限られた馬たちしか執り行うことができないもの。
オジュウチョウサンは障害馬として、1980年のバローネターフ以来なんと…
42年ぶり
に引退式を執り行う馬になりました。
中山競馬場は最終レースが終わってからもオジュウチョウサンの最後の姿を目に焼き付けようと多くのお客さんが残っていました。
長山オーナー
和田調教師
青山調教助手
長沼厩務員
石神騎手
が参列し、それぞれがオジュウチョウサンとの思い出を語りました。
長沼厩務員が涙ぐみながら「離れたくないですね…」とおっしゃったところで、僕の涙腺もダメでした😭
オジュウチョウサンの戦績を振り返れば、
🥇JRA賞最優秀障害馬 4回
🥇障害GⅠ 9勝
🥇障害GⅠ 7連勝
🥇障害重賞 15勝
🥇障害重賞 13連勝
🥇障害競走獲得賞金 8億円超
はいずれも他の追随を許さない圧倒的な歴代最多記録。
その他にも中山グランドジャンプ、中山大障害のレコードタイムをそれぞれ保持しているなど、空前絶後の障害ホースだったことがわかります。
さらに、オーナーのコメントにもあったように2018年には障害から再度平地競走に転向して連勝!
有馬記念🏇
にも出走し、平地のGⅠホースたちを相手に9着に善戦しました。
また、オジュウチョウサンは障害で走った32戦で一度も落馬・競争中止がないまま引退を迎えました。
これも落馬が多い障害競走においては、とてつもない数字でいかにオジュウチョウサンが「障害馬」として突出した馬だったかという証明でもあります。
そんな馬と同じ時代に生き、その現役生活のほとんどを見て、引退レースにも立ち会えたことはとても幸せなことだったと思います😳
オジュウチョウサンはこれから種牡馬として北海道に戻ります。
数年後に一頭でも多くの「オジュウチョウサン産駒」が生まれて、また競馬の世界に戻ってきてくれることを楽しみにしたいですね🤗
2022年、ラスト競馬。
素晴らしいものになりました👍
以上になります!
今年も一年間、たくさんの素晴らしいレースを見せてくれた全てのサラブレッドと関係者の皆様に感謝申し上げます。
本当にありがとうございました🙇♂️
馬券は下手なので、全然ダメでしたが…
たくさんの馬たちのかっこいい姿を写真に収めることができてとても良い一年でした!
来年は出資馬たちも続々とデビューを迎えることになるでしょうし、楽しみは盛り沢山🤗
今年に増して、遠征できたらいいなぁと思ってます😏
noteの方ももちろん継続していきます!
が、テイストをもっとフランクに、身近な感じにしていこうと思うので懲りずに読んであげてください🙇♂️
一頭一頭の馬たちのことや、もっとマニアックな話も書いていきたいなと思います✌️
知りたいことや馬、もしあれば気軽に言ってください!!!
お堅い文章の方もバンバン書いていきますので、そちらも是非お願いしますね!😎
今年も1年間、ありがとうございました🙇♂️
良い年末をお過ごしください。
お付き合いいただきありがとうございました。
それでは、また来年✋
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