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ゲームブック名作紹介(ファミコン冒険ゲームブックシリーズ):ダンジョン・エクスプローラー 探せ!破邪の宝玉、次元からくり漂流記2 ヤマタイ王国を救え、魔界横断ドラゴンラリー 栄光への戦い、ねこまんまの大逆転ー無責任一代ねこ物語、ねこまんまの鬼退治ーぽちは桃の夢を見る

ファミコン冒険ゲームブックは、低年齢の小学校高学年から中学生を主な対象とするレーベルとして誕生した。日本でゲームブックが流行した1980年代後半は、同時に『スーパーマリオブラザーズ』に始まるファミリーコンピュータ(ファミコン)の爆発的ブームとも重なっていた。高価なゲームソフトはいくつも購入できるものではないため、安価にファミコンの雰囲気を味わえるゲームブックが各社から出版されたが、その中でも多数の読者を獲得したのが双葉社の本シリーズである。成功の要因は、文庫サイズにしたことで価格を300円台に抑えたことと、『スーパーマリオブラザーズ』『ゼルダの伝説』『ドラゴンクエスト』などの人気ゲームを題材にした作品を次々と刊行したところにある。


(了)


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岩澤康一
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