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構想2年→設計3ヶ月→設計変更1日→意思決定は30分…!? 岩沢家の実家リフォームが急展開です!
こんにちは、岩沢兄嫁・エリです。
大体わたしが出てくる時は、岩沢家の家の話。しばらく更新できていなかったのですが、この数ヶ月で(いや、1ヶ月かな?)信じられないほどの急ピッチで進捗したことがあるので、久しぶりにnoteを更新します。
ちなみにこれまでの家の話はこちらから↓
構想はじめて2年。ようやく、ようやく、本当に動き出す。
リフォーム構想がたちあがってから約2年。
まだ引っ越してないの? まだ進んでないの?と声をかけられながらも、なかなか進まなかったわけですが、今年4月から息子は新一年生。学区の問題もあり、昨年10月ころから本格的にリフォームが動き出しておりました。
構想2年といいつつ、ものすごく綿密緻密に計画を立ててたわけではなく、たんにのらりくらりしていただけです。
下書き段階で1年半くらい時が止まっていた図面も、ようやく昨年10月ころから再開し、夫婦それぞれの隙間時間をぬっては、「リビングはこうがいい」「キッチンはこうしよう」と話し合い、2、3ヶ月かけてリフォームプランを完成しました。
モノ、モノ、モノ。時が止まった、かつての日常と特別な記憶を記す品々を片付ける。
そしていよいよ解体工事の日程が今年1月上旬と決まり、年末年始(といっても年末は体調不良でたおれてたため、ほぼ年始)に怒涛の大片付け。
この家はもともと岩沢の祖父母のもの。50年来祖父母が暮らしてきた証のモノ、モノ、モノの量といったら!
着物にゴルフの記念カップ、大量の紙袋やタオル、本、謎の石、謎の土産物、人形、とにかくデカくて重い時計……扉という扉をあけるとぎゅうぎゅうに詰まっていて、出しても出しても出てくる。
ひたすら心を無にして、目の前のモノと向き合い分別して処理しました。
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そうして、ようやく空っぽになったのは、解体予定日前夜のこと。
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「はぁ、間に合った。これであとは計画したプランを実装するのみ」と思っていたのも束の間でした。
インスピレーションを大切に。施工スタート前夜に、まさかまさかの大変更!
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いざ解体工事がはいり、最低限の躯体を残したほぼスケルトン状態になった空間をみた、岩沢兄・ひとし。
その翌夜に突然送られてきたのは、これまで数ヶ月かけ、夫婦ふたりで考えてきたプランではなく、全く新しいプランでした。ええ!!そんなことが、おきるんですか……!?
ちなみに、その翌営業日からは、施工会社が現場入りするから、なんと「このプランでいいかどうかの判断をあと数時間でせよと」のこと。
でも、実際みてみると、本当にいいんですよ。新プランの方が。窓の大きさやベランダへの行き来のしやすさ、普段の生活を想像してみると、納得感あるプランでした。
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構想2年、設計3ヶ月。片付け約10日、解体工事3日、大幅設計変更1日、これで行くかどうかの意思決定にかけた時間は、30分!?……後半、時間が詰まりすぎではないか……?笑
そして現在、着々と工事は進み……いや、正確には工事は行き止まったり、プロトタイプしたり、引き続き急遽変更したりと得意(?)のアジャイルスタイルで蛇行しながもなんとか前に進んでいます。
こうして急に、超速球で追い上げモードで進んでいますが、せめてあと2ヶ月は余裕がほしかった……。そう思いながら、次回やるならどうするかと内省しています。
その時に思い出すのは、岩沢兄・ひとしの「僕は住宅設計やったことないから、わからないんだよね。とりあえずモノが全部なくならないと」というセリフです。
そして、いまここ最近大きく動き出したのも、まさにモノが全てなくなり、スケルトン状態になったあの日からでした。
おそらく住宅のリフォーム設計を多数実践されている方であれば、その経験値から想像できることがあるのでしょう。
一方、岩沢兄・ひとしは、オフィス設計を中心としているので、多くの場合が引っ越しや別フロアを新たに借りるなど、スケルトン状態のことが多いと思います。その経験は、必然的に設計するときのスタイルやスタンスにも重なってくるようです。
なので、今回の本当の正解は、構想するより設計するより、まずはとにかく片付けを完了させる。だったのだなと。
その人のスタイルを見極めながら、どうやって一緒にものごとをすすめるのかが、ひいては自分も楽にするなと、あらためて当たり前のようなことを思うのでした。
明日はIKEAに行ってきます!