気づけば、職住近接に。千葉に新しく制作工房を開設しました。その名も「つくるにわ」
千葉に活動拠点を移して3年。ふたつめの拠点ができました
岩沢兄弟が、長く活動してきた東京・台東区浅草橋から、生まれ育った千葉・千葉市中央区に拠点を移して約3年。
JR西千葉駅近くにスタジオを持ったり、そこを「台形放送室」と名付けてみて試験放送したり、千葉市美術館でプロジェクトや作品展示をしたり、近隣のアトリエとゆるやかな合同イベントを開催したり……と少しずつ、まちでの繋がりや活動もひろがってきました。
そしてこのたび、千葉市内に新しい制作スタジオをひとつ開設しました。その名も「つくるにわ」。千葉県庁のすぐ近くで、岩沢兄弟が生まれ育ち、現在暮らしているエリアにあります。
懐かしい商店街にいい物件が!
岩沢兄弟は、千葉県千葉市中央区市場町の出身。どんな地域かというと、千葉県庁や県立中央図書館、家庭裁判所といった、まぁなんというかしっかりめの施設が立ち並ぶ、かっちりしたエリアです。(え、意外ですか?)
そういうまちなので、通ってくる人も多く、昔は商店や飲食店が賑わっていましたが、中心街の移動に伴い、近年はちょっと寂しいというか、静かな印象。
子どもの頃から通ってきた菓子店や薬局、表具店、市民ギャラリー……「今日もいつもどおりだなぁ」と近所を散歩していたある日のこと。岩沢兄が「貸倉庫兼駐車場」の張り紙を見つけました。
岩沢家からも歩いて通えるこの物件。条件も広さもスタジオに向いてそうです。いいじゃない〜ということで、すぐに借りることにしました。
音が出せる! ものがつくれる! つくるにわ
こうして思いがけず手に入った、千葉市内ふたつめの活動拠点「つくるにわ」。シャッターを開けばフルオープンになる空間、車通りが多く大きな音も気にせずすむ環境。Goodです。
契約からすぐ入居し、リフォームする暇もなく、ものづくり現場としての稼働がスタートしました。
気づけば職住近接に。
思えば3年前、「職住近接生活を送りたい!」と、はじまった千葉での活動。
「つくるにわ」という名前も、もともとは家族で暮らす住居を改装してオープンな事務所として使おうと用意したものでした。
でもやっぱり、家族空間と仕事空間を一緒にするのはなかなか難しく、自宅からは少し遠い西千葉に拠点を構えるに至ったのですが……待っていれば見つかるものですね。
西千葉の「台形放送室」は打ち合わせやイベント会場として残しつつ、「つくるにわ」で日々の制作をする……という使い分けになりそうです。
空間の余白は、活動の余白。今後について
ということで、活動拠点が増えました。空間的な余白ができたことで、さまざまな人・チームとご一緒する余白も増えそうです。まだ特に決まったことはありませんが、何か新しいことができたらいいかなとも考えています。
あともうひとつ。「つくるにわ」がある市場町は、他にも面白い物件がありそうだしポテンシャルを感じるエリアです。このまちで長く働きながら生活されている方もいる以上、物件をどんどん貸して借りて……が簡単とはいえませんが、新しい活動をはじめるような人・組織が近所にきてくれるといいなと勝手に想像しています。
興味がある知人・友人の皆さん、まずはのぞきにきてみてくださいね。千葉で遊びましょう。
おまけ:岩沢兄弟の「職住近接」をめぐるこれまでの記録
(いろいろありました。日々揺れてます。そういうものですよね。)
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