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リハビリ

※1 用語の解説はしないので、わからない場合は各自調べるか読み流すか諦めてください
※2 満足するために書いているので割と雑です
※3 個人の見解です こうやって予防線張らないと物言えない奴が書いていることを念頭に置いてください



最近は異常鍵盤遊戯でおなじみIIDXのリハビリをしています。

ざっくりな経歴はSPADAから始めcopulaで十段中伝、そこから時間がかかりBISTROVERでようやく皆伝。

続くCHで皆伝を維持するも、RESIDENTのデフォ曲が刺さらずやる気を無くし放置してたら地力が落ち中伝に。EPOLISでとうとう初の100クレ切りで中伝すら受からず十段まで転げ落ちました。屈辱。voltississimoを段位でやらすな

その代わりと言っては何ですが、昨年の春頃?からボルテに力を入れてました。VF19.1くらいで停滞していた所から開始し、今年の6月にインペリアルI達成。

ボルテをやって痛感したのですが、譜面研究や暗記といった座学を要求されるゲームがとことん私に向いていない。

インペリアルには19のSが大量に必要なのですが、19の譜面研究&覚えゲーは非常に苦痛でした(苦痛度は8割覚えゲーのせい)。あまりに無理すぎて18のPUC(19Sの5倍VFを盛れる)を4つ出して誤魔化しました。

ただ、ボルテの経験が今のIIDXに活きてくると思います。

ボルテのVFは必ずスコアを稼がなくてはならなくて、餡蜜等の誤魔化しがほぼ効きません。そのため、一つ一つのノーツを丁寧に光らせるのはもちろんのこと、必然的に片手トリルやソフラン、縦連といった癖の強い配置もリズムを意識して光らせなくてはならないのです。

昔の私はどちらかといえばIIDXもボルテもクリア寄りだったので、かなり色々誤魔化していました。トリルやズレハネは餡蜜してたし、縦連や連皿でミスが出ても、それがなぜ出たのかを考えようとしませんでした。

インペリアル狙いは、これらに対し強制的に向き合わせてくれました。誤魔化してた要素への向き合いに関してはそこまで苦痛ではなく、むしろ割と楽しかったし、だからこそ続けられたんだと思います。 

そして、それらに向き合いスコアを詰めてきたその力は、今回のリハビリに繋がっていくのです。




話をリハビリに戻しまして。

昔の経緯2ということで、本日の本題である運指(1Pです)について。SINOBUZまでべちゃ押しのみでやっており、CBで手首皿を習得して以降はずっと手首でやっていました。

一応小指と手首を両方経験した身として、私の考えるそれぞれの強みと弱みを文章化してみます。先に結論を述べておくと「手首ハイブリッドがいいよね」です。

手首皿の強み

  • 小指の不可能配置を拾える

    • S+13トリルやS+3チャージに1が降ってくるような人権無視配置を拾うことができます。

  • 物量の上達速度が爆速

    • 皿に思考リソースを持っていかれづらいので、発狂高密度配置に集中でき、そのおかげで物量はぐんぐん成長できます。本当に早いです。疲れにくさや視線の安定のさせやすさもそれを後押ししてくれます。

手首皿の弱み

  • 皿を光らせづらい

  • 近年増えてきたテクニカルな配置に対応しづらい

    • 連皿、当たり前になりました。大体の高難易度に連皿入ってます。手首で拾えないことはないですが、効率が悪いです。また、Xeruleanのような手首絶対殺すBSSも増えてきています。入りこそ手首で取れるものの、途中は普段手首では絶対にしない片手処理を要求されるので、拾うので精一杯です。

小指皿の強み

  • 皿を光らせやすい

  • テクニカルな配置に対応しやすい

  • 配置に対する柔軟性が高い

    • 一つの配置に対し、様々なアプローチを取れます。一応手首でも例えば3鍵のフォローは可能ですが、やらなければいけない機会が少ないため習得が困難です(し、それを放棄することで上達速度を上げるのが手首だと思っています)。

小指皿の弱み

  • 疲れやすい

    • 考える事が多いので精神的に疲れやすいですし、動きが大きいので体力も持っていかれやすいです。

  • 誤爆しやすい

    • S+3のべちゃ押しで1鍵の誤爆が頻発します。特に本家では空POORやBADハマりの仕様上、ゲージやスコアを失うきっかけになります。

  • 判断力・瞬発力または覚えゲーを要求される

    • 自由度が高いということは、選ばなければならないということです。ノーツが表示されてから判定ラインに落ちるまでの僅かな時間で、どう取るかを判断しなければなりません。それが嫌なら固定配置で皿の配置を覚えることになります。

わざわざ言語化する意味は薄かった気もしますが、どちらの運指を使うにせよ、その運指の弱みに向き合う必要があります。

でもって、今私はリハビリをしている、つまり新しいことを習得するチャンスなわけです。昔のことは概ね忘れているのです。

じゃあ何を選択するかということで、私個人の浅い考えでは手首ハイブリッドに行き着きました。ここでは小指皿と手首皿を状況に応じて切り替える運指のことを指します。

もう、時代が手首ハイブリッドが最強なことを教えてくれています。あのDOLCE.氏がついに手首を習得しました。現プロの上位勢も、今のBPL見ていないので正確には知りませんが、手首完全非採用はUCCIE氏の小指皿、SEIRYU氏とWILLO氏の1048完全固定(私は手を痛めるので無理と判断)の3名のみではないでしょうか。

何を目指すかによって選ぶ運指は変わってくるとは思いますが――というのも過去の話になりつつあると思います。

テクニカルな譜面は増える一方です。手首の普及に対し、競技性を上げるためあえて増やしているのだと思っています。

物量譜面も負けじ劣らず増えています。2000ノーツ超えで驚かれることは無くなりましたし、前作だけでも2300ノーツ超えが宇宙戦争墓とデス地獄墓の2つも登場しています。

インフレは着実に進んでいます。いつか黒麺もACに入ることでしょう。インフレに対応するために、少なくとも私は、小指と手首の強みを併せ持った手首ハイブリッドを選択しました。……と、前置きが長すぎました。ここまでダラダラ書く必要は無かったですねぇ。




じゃあどう習得するか、ですが。

当分手首しかやってなくて小指忘れました、小指で取ろうとしても身体が勝手に手首で取ってしまい、練習になりません! という状況でです。一種の癖がついているわけですね。

なので、まずは手首を封印して小指を習得します。ハイブリッドとは言いましたが、一旦手首のことは忘れましょう。物量のことも忘れましょう。あんなの後で発狂BMSINFINITASをやりまくれば勝手に地力戻ります。

個人的に行き着いた一つの解は、皿譜面をやりまくることです。

皿譜面は結局のところ皿の多い皿複合だとSOMORIさんが仰っていました。その通りだと思います。これを念頭に置いて。

小指の練習なので、連皿を小指で処理します。連皿は赤い塊が降ってくるので、小指を構えやすいです(ブロック認識しろという話ではありません。むしろ皿複合としてノーツと一緒に横認識しましょう)。

連皿を小指で取ることによって、自動的に手首で取ることが封じられます。はい、小指の練習ができます。べちゃやフォローを、配置に応じて選択しましょう。

重要なのは、集中すること。即座にフィードバックをかけます。どこで、何でミスが出たのか。どうすれば良かったのか。即座に判断できなければ保留し、演奏後に考えます。それすらできなければ、やる譜面のレベルを落とします。

この考えるフェーズを面倒くさがると上達が遅くなりますし、癖にも繋がります。手首は物量の負荷をかけるだけで勝手に上手くなっていく側面がありますが、小指はそうではないので。

連皿以外も当然やりますが、連皿メインで良さげです。Pinky Crush稼働時からこの方針でやり始めた結果、良い感じに小指を習得できているし、スコア力も伸びています。ついでに連皿の地力も伸びています。

譜面研究は一切していません。あくまで連皿ではなく皿複合として取ることを意識します。全て皿複合と認識できはしません(24分は入り抜きも大事ですし)が、認識する努力をします。譜面研究が必要なサムスク墓なんかは、運指取得の段階では手を出すのはよしましょう。

でもって小指が良い感じにできてきたら(または皿に飽きた時に)、普通の譜面の割合を増やして、徐々に手首も足していったらいいんじゃないかなと。

その時にようやく小指不可能配置を手首で取る判断の練習が始まります。これも経験の量と考えた量に応じて成長していくことでしょう。




てな感じでした。

根拠の無い持論ですので、話半分にね。

個人的に最も音ゲーで重視していることは、楽しむことです。

体幹を意識して身体をブレさせず、脱力して必要十分な力で押す――というのが理想なのはわかりますが、それよりも音楽に乗って体揺らしてボタン押す、それが楽しくて音ゲーやってますし、皆伝やインペリアル程度なら一応それで取れました。その上を目指す分には……目指したことがないので知りませんが、無理して心を痛めるくらいなら、上達なんて二の次でよくないすか? 私はそう思うのでした。

Roseliaは小指皿から逃げるな。