損益計算書(PL)の書く前に覚えて欲しい初歩の事【2021年最新】
以前お伝えした、財務スキルの続きをお伝えします。
今回はPLの書き方を勧めて行こうと思います。
事業が複雑になると、考え方も複雑になるので今回は皆様でも想像がしやすい事業でもあるカフェの経営を始めようとした場合でお話しようと思います。
はじめに、売上を構成するものは何か?
・売上原価
・売上総利益
・販売管理費
・営業利益
・営業外収益
・営業外費用
・経常利益
・特別利益
・特別損失
・税引前当期純利益
・税金
・当期純利益
以上です。
ではカフェを運営してお金を頂ける(収入)要素として
ランチ…客単価、来店者数、営業日
ディナーも一緒です。
また、営業時間外にバーを貸し出す事で、家賃が発生、もしくは何店舗も運営した場合の店舗売却費も発生する場合があります。
今度はコスト(支出)です。
大きく分けて、変動費と固定費になります。
・変動費は売上に変動するものです。
例えば来店者数の増減で食材の仕入れも変わりますよね?
・固定費は売上に関わらず掛かる費用です。
例えば、家賃、人件費、水光熱費、税理士への手当等。
この中には、冷蔵庫を買った場合のものも入ります。ただ冷蔵庫等の資産は減価償却という考えがあります、物は古くなると価値がなくなるからです。
例えば、30万円の冷蔵庫は5年で償却するとして月々5千円の費用が60ヶ月分掛かります。
・特別出費もあります、これは仮に食中毒のお客様への治療費とか
・利息もあります、これは仮に冷蔵庫をローンで買った場合に記載する欄になります。
これら収入と支出の要素を分けて行きましょう。
・売上原価…ランチとディナーの売上
・売上総利益…仕入れ費
・販売管理費…人件費、家賃、冷蔵庫、税理士
・営業利益…売上総利益から販売管理費を引いたもの
・営業外収益…本業以外の収益、バーへの貸し出し(常時収入を見込めるもの)
・営業外費用…利息
・経常利益…(営業利益+営業外収益)ー営業外費用
・特別利益…店舗売却等(単発の売上)
・特別損失…食中毒への対応費
・税引前当期純利益…(経常利益+特別利益)ー特別損失
・税金…大凡35%
・当期純利益…税引前当期純利益ー税金
物凄く簡単に書きましたが、このような考え方になります。
いやらしい言い方ですが、この当期純利益がオーナーにならば懐に入れても良いお金です。
夢がありますね!
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