角煮まんじゅうの秘密
こんにちは☆
「お腹も心も満たす」
岩崎本舗です!
前回までのあらすじは・・・
栄司(現相談役)が
父親(先代)の言葉
「最高の材料で最高のものを作りなさい」
の言葉を受け
角煮まんじゅうを作り、物産展へ出店。
出店は大成功!
しかし、商品が足りない。。。
そこで衛生管理にこだわった
工場を建てよう!
そして2003年
長崎初の
HACCP認定工場を建てました。
立派な工場ができあがり、
今まで以上にこだわって商品づくりができるようになった栄司。
次の目標は
職人の技で作る母の味を目指し
食品添加物をひとつひとつ取り除いていく
とても大きな目標を立てました。
まずは
「ベーキングパウダー」
生地のふくらみを出すためにはかかせませんよね。
しかし、栄司は
パン職人のようにイースト菌の発酵によって
生地を膨らませたいと考えました。
職人たちと試行錯誤を重ね
5年もの月日をかけ、
イースト菌を使ってふわふわの生地を完成させました。
次に
「マーガリン」
生地に風味を出すために使用していました。
まずはマーガリンに含まれる「トランス脂肪酸」を
生地からなくそうと考えた栄司。
しかし仕入れているマーガリンには
トランス脂肪酸が含まれている・・・
「外注が無理なら、自分たちでつくれないか?」
そこで、角煮を炊くときに出る「脂(ラード)」を研究することに。
なんと、その脂は業者から「売ってほしい!」と言われるほどの質!
そして動物性であることから
トランス脂肪酸が含まれていないことも判明。
すぐに製油のための機械を導入し
安定した製造に成功!
栄司はさらに奮闘します!!!
次に目を付けたのが
「かんぞうエキス」
角煮の味付けには欠かせない醤油。
この醤油にかんぞうエキスという添加物が含まれていました。
そこで、専門家に相談。
長崎で1968年から、添加物不使用の醤油を製造していた
「チョーコー醤油」さん。
栄司は角煮まんじゅうに合う
岩崎本舗専用の醤油を作ってほしいと頼み込みます。
この熱意を受け止め
開発を承諾していただきました。
サンプル→味見→リクエスト→サンプル→味見→リクエスト・・・
数年かけ、角煮に最適な
「岩崎本舗専用醤油」が完成しました!
栄司の無茶なリクエストにも何度もサンプルを作っていただいた
チョーコー醤油さん。
角煮まんじゅうにはなくてはならない存在です。
次に
「ザラメ」
角煮を炊くタレに使用していました。
特有の色を出すために「カラメル色素」が含まれています。
これを抜きたい・・・
でも抜くとコクが出ない・・・
悩む栄司に、新しい方法を提案したのが
救世主、息子の寛司!
現3代目社長です!
寛司のアイディアを元に
フランス料理で用いられる技法を応用し
ザラメを使わずともコクを出す新製法を編み出しました!
そして、職人たちも長年培ってきた技法を生かし
一年ほどでこの新製法を完成させたのです!
職人たちが試作品を作り
昼食後に
「食べてください!」
と頼まれることもしばしば、、、
一日に5個も6個も試食試食試食、、、
「何回かに分けて持ってきてくれよ~・・・」
「事前に言ってくれよ~・・・」
と内心思ったそうです。笑
しかし彼らの真剣さと
そのひとつひとつの試作品に込められた時間や労力を思えば
全く苦ではなかったそうです。
こうして、味を落とすことなく
添加物を使用しない角煮まんじゅうの製造に成功したのです。
この探求心・・・脱帽です!!!
次回は皆さんも気になっている「角煮」についてのお話。
なぜチリ産 アンデス高原豚なのか?
のお話です。お楽しみに~!
2020年もあとわずか。
2021年も岩崎本舗は元気に!笑顔で!
毎日営業していきます!!
そして元気と笑顔をお届けし
たくさんの方に
角煮まんじゅうの美味しさを広めていきます!
最後までお読みいただきありがとうございます。
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