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【無料公開】住宅ローンの団体信用生命保険は金利上乗せタイプなら加入不要|代替案まで紹介!


「住宅ローンを組むにあたり、団体信用生命保険に加入しようか悩んでいる」
「民間の生命保険と段大生命信用保険でどう違うのかわからない。」


このような疑問を解決します。


▼本記事の内容

  • 団体信用生命保険が不要な理由

  • 団信に追加して入るべきではない特約とその理由



▼筆者のプロフィール

  • FPと住宅ローンアドバイザーの保有資格保持者

  • 銀行ローンの団信の取扱いと民間の生命保険の両方の取扱い経験あり

  • 住宅ローン相談の経験多数あり


本記事では、住宅ローンアドバイザー資格保有者元生命保険営業の僕が、団体信用生命保険が人によっては不要な理由を紹介します。



なぜ団体信用生命保険が不要なのか?



①民間の生命保険で備えた方が、お得で保障も手厚いから


団体信用生命保険に入ろうとすると、一般的には保険料として金利が上乗せになります。(最近では無料付帯のものもあり、その場合はそもそも団信は検討不要。)


例えば、フラット35なら団信の加入を選択すると、住宅ローン金利に0.2%程度上乗せです。


0.2%は保険料にするといくらなのか?ですが、簡便な計算のために仮に


【固定金利1%で4000万円のローンを35年で借り入れ】


として計算してみると、団信の保険料は263万円。結構な金額です。



②民間の収入保障型のほうが保険料が安いから



まず、亡くなったからといって一括で返済する必要はないですよね。(家族にローンを残したくないという気持ちはわかります・・)


ローンは毎月の家賃分を少しづつ返済すればいいので、一括返済する必要はないです。


毎月のローン返済が10万円なら毎月10万円ずつ支払っていけばいいのです。


民間の生命保険で、ドーンと一括で何千万円と保険会社から保険金をもらえるタイプは保険料が高いです。


一方、毎月給料のように少しずつ保険金がもらえるタイプは保険料が安いです。


後者は、民間生保でいうところの「収入保障型の保険」です。


健康な30歳の男性が、30歳で加入して不運にもすぐに交通事故で亡くなった場合、60歳まで毎月10万円家族に支払われる(=総保障額3600万円)保険です。


これに加入するなら月々約3,000円です。年間36,000円、30年間で約108万円です。


150万円以上も安くなります。


団信は、保険会社が一括で大きな金額の保険金を支払い、ローンの残債がなくなる分、実は私たちが支払う保険料が高いのです。



③団信では年齢や健康状態、喫煙の有無は考慮されないから



団体信用生命保険は、年齢に関係なく0.2%です。これは25歳の人でも45歳の人でもリスクが同じと計算されてます。


つまり、本来若い人は死亡リスクが低いので支払う保険料は少なくて良いのに、年齢が上の方と同じ金額を払っており、若い人にとってはかなり損です。


年配の方の分までたくさん保険料を負担していると言えるでしょう。


逆に年配の方は団信を活用した方がお得です。年齢が高いほど保険料は上がるのに、団信の保険料は年齢では上がりません。


団信と民間生保どっちがお得かを検証した時がありましたが、境界線は34歳くらいでした。


民間の生命保険なら年齢、健康状態、喫煙の有無に合わせた保険料の割引が受けられます。若くて健康でタバコも吸わない方はまず間違いなく民間の保険の方が安くつくでしょう。


ただ、平均寿命の伸びや、死亡率の変動によって保険料は変わるので、加入を検討する際には念の為計算してもらいましょう。



④繰上げ返済しても保険料が戻ってこないから



繰上げ返済をすると、ローンの残債が減りますよね。すると団信の保障額も減るわけです。じゃあ保障額が減ったなら、その分の保険料は戻ってくるかというと戻ってきません。


フラット35の住宅支援機構の公式HPでも明言されています。


民間の生命保険なら、繰上げ返済した分の保障額を減らせば、毎月の保険料が下がります。


例えば、500万円繰上げ返済したとします。金利も削減できるので、金利削減分250万円と合わせて、ローンの残債が750万円減ったとします。


この場合は、民間の生命保険なら死亡保障額を750万円減らせばいいわけです。

すでに払ったお金は戻ってきませんが、これから払う月々の保険料支払いを減らせることができます。



⑤そもそも万が一時には、売れる・貸せる家を買えばいいから


そもそも購入した家が貸せる・売れる家なら、すぐにローンが0になる必要がないです。


つまり

  • 毎月の住宅ローン返済よりも、高い家賃収入が得られる形で貸せる

  • ローンの残債額よりも、高い金額で売れる


こういった家を買うのが大切です。


そして残された家族は、ご実家や今の家よりも規模が小さくて家賃の安い賃貸に引っ越すのです。


家の価値が数年後や数十年後に限りなく0に近づいてしまうものをすでに買ってしまった方は残念ですが、そもそもそういうエリアで新築の戸建てなんかは買わないのが正解です。


「4000万円のローンを組んで亡くなってしまった場合、家族に4000万円のローンが残るから大変だ。」


多くの方がこのような考えで団信に入りますが、この考え方には重大な欠落があります。団信でカバーできるのは、死亡や重大疾病のリスクですが、リスクはそれだけではないです


  • 転職や独立をして給料が下がった

  • 海外転勤になった

  • 会社が倒産した、リストラされた

  • うつ病や精神疾患で働けない

  • 離婚した


こういった団信ではカバーできないリスクはどうすればいいでしょうか? 万が一の時に貸せる、売れる家を買っておけば安心です。


今回のテーマとは逸れますが、こういったリスクを踏まえて家を選び、ローンの組み方もよく検討しましょう。


住宅ローンには「賃貸は不可」のローンと「やむを得ない事情であれば賃貸OK」のローンがあります。

どちらがリスク対策になるのか、もうおわかりかと思います。


特に入るべきでない疾病系の特約



最優先は「治療費」



大きな疾病のときに必要なのは、まず第一に治療をすることです。


住宅ローンがチャラになることではないはずです。そのため、まずは治療費が必要です。そしてしっかりと治療して完治すれば、また復帰して働けて収入も見込めます。


団信に疾病系の特約をつけると0.2%〜0.3%程度上があります。4000万円のローンなら、金額にして200万〜300万円です。


そのお金を払うくらいなら、疾病時に治療費が出る民間の保険に入りましょう。

でも逆を返せば、団信は年齢が高い方はお得すぎる保険に入れると言えますね。


余談:疾病はまず予防


また3大疾病に含まれるガンや脳梗塞、成人病は予防できるものもあります。


詳しくはホリエモンの「健康の結論」という本を読んでみてください。


ガンや脳卒中など、一見予防できないと思っているものでも、適切な方法をとればかなり予防できるものがあります。


例えば、胃がんはピロリ菌を除去すれば90%以上は予防が可能です。


そもそも予防に対する意識がまだまだ足りないのが残念ですが、予防はコスパが最高です。


まずはそちらにお金を割きましょう。



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