3日目(ドゥマゲテの洗礼〜生き返るまで)

よりによって、昨日まではわりと涼しかったのに、今日から急に暑くなったとのこと。


蒸し風呂状態のお部屋。停電のためWi-Fiも通じない。持ってきたポケットWi-Fiも、なぜか通じない。自家発電のモーターの音が激うるさい。


そんな中、一日早くドゥマゲテに到着していた父から連絡があり、アパーテルに今から行くわ、と。


そう、私の父は、3月に退職し、4月からまた復職するまでの間、東南アジアを旅した後、セブに2週間ほど語学留学しにフィリピンにちょうどいたのだ。卒業式はパスして、私たち家族に会いに、ドゥマゲテまで来てくれたのだ。


すぐに父が来て、孫たちと久しぶりの再会。さらに英語でフェビーさんにグイグイ挨拶。パワフルじーちゃん。


では、私たちは行きますね、これ買っておいたので飲んでね、とヒロコさんがミネラルウォーターを買ってきてくれていた。やっぱり日本人、気が利く。冷蔵庫は効いているので、すぐに冷やす。

さらに、ウォーターサーバーも手配してくれていて、手洗いでもトイレでも使えますから、とのこと。


ちょっと待って、トイレも?使えない?


そう、停電だけだと思ったら、水道も止まっているので、トイレも流せない状態だったのだ。


え〜〜私、毎朝快調なのに、今朝はホテル早く出たから大をせずに来てしまったじゃないの。子供たちも。


トイレには出せても、流せない。最悪。


では、何か困ったことがあればいつでも連絡してくださいね。まず今日は暑いからすぐにお昼寝して休んでね。と。この暑さでお昼寝か・・・

体を冷やすために、アパーテル内にあるプールに早速入った子供たちとじーちゃん。

最初は楽しんでたのに、鋭利なものがプールに入っていたらしく、足の指を切って出血してしまった次女。

そこは、さすがじーちゃんが素早く対応してくれて、テーピングをして応急処置。

いやートラブル続きだ。

じーちゃんは、涼を求めて海沿いのレストランでお昼を食べよう、と言うので、荷物を下ろして、トライシクルに乗って、海沿いのなんちゃらブルバードに来た。


これまた発電機でクソうるさい中華料理店に入り、ふらふらになって注文した料理、名前も覚えてない。


とりあえず味は普通だったけど、量が多くて、暑さでバテバテで食べられなかったので、ほとんどお持ち帰りすることに。


マニラで両替するのを忘れていたので、帰りの途中でロビンソンという大きなモールに寄り、ATMでお金を下ろそうとしたがやはり停電のせいかできなくて、仕方なくそのままアパーテルへ戻る。


じーちゃんは、ドゥマゲテ内を回ってくる、というので、じゃあ私たちは疲れたから休むわ、と、蒸し風呂と少しでも風を通そうと開けた窓から入ってくる道路の喧騒の中(本当にうるさい)、無理矢理全員お昼寝をしたのでした。


数時間後、起きてもまだ停電は続いていた。


もう、全員、寒い北陸から来ていきなりこれだもん、辛すぎ。フィリピンしんどすぎ。


18時に停電が終わるという情報だけが希望の光。あと何40分、あと20分、あと何十秒・・・と期待して待つが、ピッタリ18時に全てが回復するわけもなく。


徐々に、水道、電気、エアコン、と戻ってきて、Wi-Fi以外が戻ったのは18時40分ほどでした。


ようやくうるさい発電機も消えてくれた。


まだなぜかWi-Fiはダメだったけど、楽天モバイルは海外でも2GBまで通信できるので、それだけを頼りに、クーラーがやっとついて生き返った状態で、インスタのライブ配信で生存報告だけを済ませたのでした。


夕食は、夏バテで食欲もなかったので、軽くパンで済ませました。でもすぐ横がセブンイレブンなので、ちょっと買い出し。


なんとか生き延びたドゥマゲテ初日でした。


3日目終わり。4日目に続く。

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