2021年私的ベストミュージック5選
5選をしたかった、そんな気分
いちおう2021年に初出の音楽を選んでいるはずです
いきましょう、早速、本題へと
1. テイオーテイオーテイオー!
ドラムの音、変な笛の音、声、リズム、全てが完璧なループ麻薬、刷り込まれるのに分を要さない。曲自体の弾む感じとテイオーの声質、そして「テイオー」という単語自体の響きが完全にマッチして固有の空間を作り出しているのが凄まじい。テイオーの声の良さを特に意識していなかったけど一発でわからされ、この手の効力を持つ作品は偉大なものとして大切にしていきたいですね。これ作曲者は絶対音MADに造詣深いだろと思ってるんですが、全然調べても情報が出てこずテイオーテイオーテイオーに包まれている。まあテイオーテイオーテイオーに包まれているならいっか……。
2. 怪物
YOASOBIなので声がいい曲がいいとかはもう当たり前なんだけど、でもやっぱり声と曲が両方ともめちゃくちゃ良い、それしか言えない。書くとなると文脈を汲むとかしたくなっちゃうけどもうそういうのも必要ないんだ、実際BEASTARSのことを一ミリも知らん状態で散々これを聴き倒している以上。
3. ---
そういう曲名とかではなくて、曲名を伏せています
とにかく凄い、本当に凄いとしか言えなくて、音も歌詞も声も全てが心を震わせる、一文字変えたらもう崩れてしまうだろうと思わせるほどに繊細な歌詞を見たことがありますか? 僕は存在するとすら思っていなかったし、何ならそういう概念自体を持っていなかった。そしてそれより何より声が凄まじい、あんなにも感情そのものな声というのを聞いたことがありますか?本当に? あの強度でですよ? 僕は存在するとすら。
この曲は明らかに今まで触れた他の全てのものとは次元の違う美しさがあって、これを聴いた時「ここで死んだら自分の人生に物凄く整合性が取れる」という最高強度の救いの糸が差し伸べられて本当に眩かった。蜜蝋に聾した絆に取り押さえられ取り押さえられて生き永らえてしまったので完全にチャンスを逃して残念でした、これ逃しといてどうして帳尻合わせようものかさらさら見当もつかないな。とりあえずこのレベルの曲に出会えるその日を夢見て永らえるしかない、推定最低20年はかかるので安心安心でしょう。安心になるといいですね。
4. フォニイ / 花譜 feat. 可不(KAFU)【音楽的同位体可不】
最初に頂点を聴いてしまったので他のカバーが褪せて見えるという現象の権化みたいな形で現れた最強の作品、最初のワンフレーズでわかる格が違うあの感じ。取り合わせの良さがすごくて、力強さと儚さが織りなす人間味と諦念のような人造味が壁のように対照に引き立て合う凄みが何度繰り返して聴いても弱くなっていかない。感情を叩きつける方向性での花譜が比類なく強いというのは既知だったけど機械間を織り交ぜて揺れる方向にしてもこんなに強いというのは知らんかった、そういう驚きの贔屓目もあるけどそれを差っ引いてもここにいてほしいくらいには最高に良いです。
5. どうしても肩にちっちゃい重機を乗せたいお願いマッスル
これだけは元ネタの曲(お願いマッスル)を知らないと良さがわからないということをエクスキューズした上で
ワンアイデアを狂ったクオリティで貫いて顕現する、ネタ動画として一番理想的な形のど真ん中をぶち抜く最強の作品。昔のニコニコっぽいって言われるけど仕立てが異様に丁寧なあたり相当今風に思える。ただこういうのが投稿されるという強みを未だにニコニコが保持しているのはすごい、もうそういうのはないと思っていたので。
中身については本当に秀逸なワンアイデアと狂ったクオリティが完璧、以外に言うことはないかもしれない、音楽的な完成度をこのレベルで保持しつつ入れ込みかたにかなりの幅があるのが本当にすごい。決めに来ているところがほぼ全部面白いし、そうじゃない部分も異様な音楽的流暢性のせいで勝手に面白くなってくるという最強の構造をしている。(肩に)みたいなのができるのはマジで只者ではなく、その割に単発でかつ投稿者コメントも最適な温度感の投げやりなのが味がある。本当に何なんだ……。
以上
音楽って良いものですね。来年はどんな音楽に出会えるでしょう。
皆さんも好きな音楽があるなら記録も兼ねて書いてみると楽しいのではないでしょうか。
それでは。
(おわりです)