【ウルトラトレーラー】2023年良かった曲1選【ウルトラトレーラー】


ろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

以上








というわけにもいかないのでつらつらと

まず前提として、作者のマサラダさんがバケモンなんですよね。 2023/06/15に「ライアーダンサー」という曲を投稿し、初投稿曲にもかかわらず今(2024/01/03)YouTubeの再生数は100万を超えています。

そして2作目の「ちっちゃな私」。これも本当にすごく、100万は行かないまでも77万回再生されています。

ウルトラトレーラーは3作目にあたり、72万再生です。そのうちミリオンに行くでしょう。
数字の話ばかりしていてもしょうがないので質的な部分に注目すると、マサラダさんは人生のどうしようもない、妥協しながらなんとかやっていくしかない苦しみみたいなものを掬い出すのが非常にうまい作家さんだと思っています。ライアーダンサーは「それでも嘘をついてやっていくしかない」ですし、ちっちゃな私は「自分の中にある弱みに向き合う曲」です。そしてウルトラトレーラーはそこからさらに一歩踏み込んで、「これまでは予告編に過ぎない、これからやっていくんだ」という未来への希望が織り込まれています。これはうつで苦しんでいる自分には深く刺さるメッセージでした。

テーマ性だけじゃなくて、歌詞の節回しが非常に秀逸なところもすごいと思います。「広大な空は逆さになって 無限の底になった」なんて、日頃一体何を考えていたらこんな歌詞が生まれるんだ? と思ってしまうくらいには詩的で素晴らしいです。個人的に気に入っている部分は、「過去には戻れない 前にしか進めない わ〜〜〜〜」という部分なんですよね。これ、普通なら何らか言葉を尽くしちゃうところをわ〜〜〜〜にすることによってどうしようもない悲しみが湧き出てくるようになっていて本当にすごい表現だと思います。

ここまで歌詞についてだけ触れてきました。普段僕は曲を聞くとき歌詞は相対的にあまり重視していないというかメロを主軸に評価するタイプなので、僕が言葉をこれだけ尽くしている時点でかなり個人的なインパクトが大きいです。ですがこの曲の凄みはこれだけではなく、MVの秀逸さもまたこの曲の良さです。

MV、これは観てくれとしか言えない(ので冒頭でも観ろという表現を使いました)のですが、本当にすごいです。使い回しがほとんどなく、怒涛のように展開される秀逸なアニメーションの良さ!カッコよさもありながら色んな角度からめちゃくちゃふざけ散らかしていてかなり笑えるという素晴らしいいいとこ取りをしています。

そしてメロディも非常に良いです。ここまでウルトラトレーラーを聴かずに読んでしまった人に向けて最終奥義として一番盛り上がる部分が再生されるようにしたので10秒だけでいいので聴いてください。

メロディに関しては本当に語彙がないので「良い」とだけ言っておきます。

だいたいこんな感じです。ウルトラトレーラーの良さが少しでも伝わったなら嬉しいです!

(おわりです)

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