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2/23,24 ニューシャトル/憧れのダブルダッチャー

NICOの発表会。早朝に埼玉まで行った。会場はここ。

昨年11月にfreelyを開催した場所ですね。最寄駅は埼玉新都市交通ニューシャトル(何だよ)の内宿駅(どこだよ)から徒歩15分。ざっくり言うと大宮から30分くらい電車のようで電車じゃないものに乗ると着く。ドアtoドアで2時間はかかるので、正直行くのは大変でしたが、旅感は好きなので苦じゃなかった。なんなら楽しかったまである。ニューシャトルなんて多分乗らなかったし、この会場も自力で来ることはないのでお仕事で行けるのは嬉しいな。

埼玉新都市交通ニューシャトル、聞き馴染みなさすぎる。どうやら電車ではないし、モノレールでもないらしい。HPの子供向けの解説がわかりやすかった。

ざっくり言うと、電気で動く線路の上を動くバスみたいなやつってことらしい。面白。

会場の最寄り駅は内宿というところで、駅員は一人。改札は田舎の駅あるあるの、CDJが立て掛けてあるみたいなやつだった。

こういうのね。そんなにCDJっぽくなかったな……

駅を出ようとしたらお金が足りず、チャージしようとしても乗越精算機が見当たらない。あたふたしていると駅員さんが出てきて、「表の券売機でチャージしてください」とのこと。駅員さんの言うこととはいえ、清算せず改札を出るという擬似無賃乗車的状態に少し緊張した。同時にこのままダッシュで逃げたらどうなるんだろうとも思った。もちろんチャージして何事もなく改札にタッチして駅を出たが。

駅員の部屋が売店も兼ねていた。都会の高速化した駅と違って、昔の駅らしさがあって良かった。まあ昔を知っているわけじゃないんですが。とにかくゆっくりした時間が流れていて良かったな。


発表会はとても良かった。割愛するが、本当に良かった。真実は目の前にしかないのだと知れた。インセイン組、イチャーンの別の姿が見れたのが良かった。


お便り!

やるか!中村佳穂、実はそこまで詳しいわけではなくて、「アイミルってどの曲だっけ…….」ってレベル。調べたらさよならクレールの次の曲だった。シンプルに良い曲ですね。やってみようかな。ちなみに僕は”KAPO”が好きです。


ありがとうございます。憧れね、難しい。尊敬している人、影響を受けた人はたくさんいるけど、憧れている人はいないかも。僕がダブルダッチを始めた頃は今ほどプレイヤーが多くなかったので、自分の理想像と合致する人はいなかったかな。ただ、最近色々考えて、この人には憧れに近いものを抱いていたかもって人が一人いるかも。CAPLIOREの安藤さん。

最近ダブルダッチを始めた人はCAPLIOREを知らないと思うので説明します。CAPLIOREとは日本のダブルダッチシーンの黎明期から活動していたチームで、プロ転向後はTVやCM、シルク・ド・ソレイユをはじめとするサーカスなどで活躍していました。大会でも好成績を残しており、2004,2006年のFISAC(今で言うところのIJRU的な大会)や、2009年のDouble Dutch Contest Vol.9では優勝しています。また2009年には1分スピードのギネス記録を取得しました。現在はCAPLIOREとしての活動はほとんどありませんが、ダブルダッチを語る上で欠かしてはならない存在であることは間違いありません。ちなみにREGSTYLEのカイさんもメンバーの一人です。


安藤さんことNOBUさんはこの動画では黒いドゥーラグに白いヘアバンドの方。

カプリの動画、色々あるけれど僕はこのネタが一番好きなのでこちらで。13年前にアップされたものなので画質はめちゃくちゃ悪いですが、一旦見てください。とても美しく展開されるショーなので。


見た? NOBUさん、分かりやすく主人公だよね。もちろん他の方々も魅力的なのですが、誰が一番目立っているか?という点においてはNOBUさん以外はあり得ないという感じの構成。わかりやすくこの人がエースで、この人を中心にこのチームのショーは回っている。

NOBUさん主人公伝説として語らない訳にはいかないのが、Double Dutch Delight JAPAN 2009のゲストショーだろう(映像が残っていないのが残念すぎる)。JUMP ROPE BOYSというASGRM(CAPLIOREと対を成していたプロチーム)とCAPLIOREの合計10名によるコラボチームによるゲストショー。中盤で大半のメンバーが捌けて、ステージにはNOBUさんとMASAさんTERUさんのみに。NOBUさんがスピードを跳び始めるのだが、4エイト経っても終わらない。8エイト経ってもまだ終わらない。会場中が「いつ終わるんだ…!」と期待と不安を込めてざわつき始める。最終的に16エイトくらい跳んで観客は皆大盛り上がり。

こんなの普通の人に出来ます? いくら自分がギネスを獲ったからといって、他のメンバーもいるなかそんなに長い時間跳び続けるなんて、常人には出来ないと思う。なんというか、自分を開示することに対する飽くなき欲求みたいなものに僕は憧れたんだと思う。技とかスタイルではなく、「俺が俺だ!!!」と主張し続けて身についた主人公感。

ただ僕がプレイスタイルで影響を受けてきた人たちって、主人公というよりは邪道でダークヒーロー風な人たちが多かった。なのでそんな僕が主人公になりたいだなんて……的な思いがあって、自分でも忘れてしまうほどNOBUさんへの憧れの気持ちに蓋をしていたところはある。が、最近チームメイトと話していたら自然とそのことを思い出して口にすることで改めてこの気持ちを自覚した。


とまあこんな感じですかね。長くなってしまったが結論を言うと、僕はそこそこ心が歪んでいるのにも関わらず、自分が主人公でいたいという願望があるのだ。その矛盾と戦いながら生きていこうと思う。ってこと!では!




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