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5/23 4RingsのDDCJ2022について #2

4RingsのDDCJ2022ネタ、公にアップされたのでどうぞご覧ください!

と言うわけで本日も解説をしていきましょうか。

昨日はパフォーマンスに至るまで何を考えたかについて語ったので、今日は内容に触れていきます。


・パフォーマンスの裏テーマ 〜ソロ〜

これは昨日書くべきだったんだけど、ソロに重点を置きました。3人チームで、それぞれのキャラを引き立たせるにはソロを充実されるのが一番かなと。僕自信も小難しいトリックよりも印象深いワンムーブの方が得意なのでね。実際全員4×8のソロをやっていますし、前振りと余韻を含めると6~7×8のソロが用意されてるわけです。たっぷりだね。

ちなみにこれにはショー作りを楽にするという意味もありました。2分という短い時間の中でソロを3回やれば残りの時間は少ないのでね、考えることが減るって意味です。


・役割分担

僕はベーシックジャンパーなので、最初は全員にベーシックでのソロをやって欲しいと思っていました。なんならラス曲はこはるに任せようと思っていましたが、こはるがハリーをやりたいと言ったのでその気持ちを優先しました。で、一曲目のスタイリッシュなパートはそのに、中盤のハリーをこはるに、ラストの情熱的なパートをななこに振り分けて、最後にそのの三連をサラッと、かつ刺激的に差し込むことでダメ押しをしようかなと。そんな感じである程度の構成が固まったのです。


というわけでここからパフォーマンス解説じゃい!いくぞ!!!!!!!!


・オープニング(0:00~0:07)

早速で申し訳ないのですが、このパートにはあまり深い意味はないです。僕はオープニングを考えるのが結構苦手なので、とりあえず最初に跳ぶそのは後から入ってもらい、ターナーの二人は上を見上げながらロープを持ってもらうというのが頭に浮かんできたのでそれをそのまま採用しました。

スクリーンショット 2022-05-23 23.01.09

こんな感じ。二人が斜め位置で対称になってるのが好き。


・そのソロ前振り(0:08~0:15)

ロープ一本を跳びつつ音に乗る。ここは昨日の日記にも書いたご挨拶的な意味を含んでいますね。今までの4Ringsとこれからの4Rings、それらの対比を込めました。今までは割とガチガチに作り込んでいるショーが多かったと思うので、今回は割と遊びを作ろうかと。そんな意図もあってゆるりと音に乗ってもらいました。揺れる部分に関してはとりわけ細かな指導はしていなのですが、僕の思っていた通りにやってくれたそのが優秀!

ロープのリズムが三拍子なことに深い意味はないんだけど、いい意味で違和感が出て良いよね。中盤でこはるとななこが向きを帰るタイミングでそのもターン。からのロープを踏んで、全員しゃがみ込んでロープをキャッチしてからの"It's me"ね。これもまたご挨拶。

・そのソロ(0:16~0:31)

そしてそのソロに入るわけです。ここに関してはね、3人のソロの中で一番苦戦しました。僕がやったらめちゃくちゃハウスになると思うんだけど、なんとなくそのには合わないような気がして、色々なジャンルを混ぜ合わせた感じになりました。

前半の2×8はスローな感じ。メロディーとリリックの一つ一つを拾っていこく。言語化するのが難しいのですが、空間に浮いているハッキリした音のパーツを集めて形にしていくような、そんな感じです。伝わってくれ。

ここはみんなで上を見てもらいました。なんかいいよね。

後半はスネアやハイハット(ツクツクいってるやつ)が入って疾走感が増すので、スピードとグルーブを混ぜ合わせた感じになったかな。ターナーがリズムに乗ってるのは自主練で生まれたようなので嬉しい。フリについては大体僕が考えました、が、正直もっと良いのができた気はします。ただね、”泣く子も黙るCOSMOもマジック”のところはそのが考えてきてくれて、そこは世辞抜きで大正解だったと思う。といった感じでそのソロでした。

・その余韻から縄技までの繋ぎ(0:32~0:45)

このパートはショーの中で一番最後に決まってなくて、むしろ穴埋め的な感じで作ってしまいました。なのでこだわりを詰め込んだって感じは全くないんだけど、むしろその分遊びを作れたので結果として個人的にかなり好きなパートになりましたね。そのソロが終わってからこはるハリーまでの前振りとして縄技があって、さらにそこの前振りとしてのここの4×8なので盛り上がるような仕掛けなどは全くしていないです。でもその余裕があったから良い感じになったのかも。

そのソロの締めとしてターン二周。あまり覚えていないんだけど、レッスン中に遊びでやったら思いのほか上手だったのでやってもらいました。そこからターナー込みでファーマーして、ウィングしてからAメンしながらのターナーチェンジ。無理なくロープが動いていくのが気持ち良い。

スクリーンショット 2022-05-23 23.29.33
地味好きポイント

ここでやっとジャンパーがそのからこはるに交代します。この先も全く難しいことはしていなくて、とにかく余裕を持って隙間を楽しんで貰いたいと意図しました。二重で下がっていくのもかなり好き。全然難しくないのに見ていて心地いいからね。大袈裟かもだけどこのショーで一番好きなポイントかもしれない。

浮いてる

ちなみにここで下がったのはこの後こはるハリーで前に進むから。で、ターナーが縦になってスライドを挟みつつ縄技へ。ここはもう少しいいアイデアもあった気がするんですが、まあいいかな。

・縄技(0:46~0:59)

このパートは曲も何も決まっていない段階で完成していました。4Ringsのコーチを担当することが決まってから最初にやってもらいと思ったムーブです。中学生、3人チーム、ハウス、縄技、そこから導き出される答えは一つ、もうお分かりでしょう、ON/beatですね。

知らなかったとしたら知らないあなたが悪いので反省してください。とりあえず全体的にチャオの派生系みたいな縄技が淀みなく展開され続けるので、こういう感じを取り入れたいなと思い、とりあえずチャオとAメンをしながら手を繋いで貰ったりと遊んでたらこれの原型のようなルーティーンが出来ました。

それをそのままやるのは芸が無さすぎたので、縦から横への移動を入れつつ、ななこの片手ジャンプスルーやこはるが前見ながら移動するやつを入れたりして彩りを添えましたね。ここまでななこが全然目立ってなかったので、ジャンプスルーしながらポイントするのはいいアクセントになったかなと。

地味好きポイント

からの再びこはるが出てくるところも秀逸ですね。

ここもまた地味好きポイント

あとは全員が笑顔なのも良い。自分の足元に来たロープを超えつつ、チームメイトをタイミング良く跳ばせる、そういうルールの音ゲーを楽しんでいるようなイメージです。で、ななことこはるで手を繋いでからも縄技は続く。手を繋いでるのに縄技は止まらない面白さ的な。そして手繋ぎ前方とカウボーイ。縄技の終わりを告げます。ここのカウボーイの精度は我らがDye you in my hueのまささんを彷彿とさせますね。

この動画の0:47ね。一回止めてから再生するのが凄いわ。多分だけど、そのも同じような能力を有している気がする。

というわけで縄技でした。

・こはるハリー(1:00~1:16)

ここね、正直一番拘ったと言っても過言じゃないかな。最初にも書いたんですが、こはるには感情的なベーシックを担当してもらおうと思っていたでのすが、やりたいことを聞いたら「ハリーやりたいです」と言われました。驚きはしたものの、ティーンのダブルダッチャーでステップがめちゃくちゃ上手くて目立ってる子って一人もいないと言っても過言でないと思うので、しっかり4×8を跳びきってもらってティーンのステッパーとして名を馳せてもらおうかと。そんな思いが根底にあります。

雰囲気の元ネタはこちらの0:26~のハリーです。メロディーが主張しすぎていない曲で淡々と踏んでもらおうかなと。

とりえあず1×8ずつ解説します。
まずは最初、横ハリ。

もう10年以上前から”ハリーは面を向いてやるもの”って不文律が出来上がっている気がしますが、僕は横向きで上手にかつかっこよく跳べる人こそ真のステッパーだと思っているので、まず最初は横ハリにしました。これはリスクヘッジも兼ねてますね。ターナーの手元見えた方が簡単だしね。とはいえ後半はターナーも合わせて前を見がなら前身するので結局難しくはなってしまったかな。でも最終的にはかなり安定するようになりました。

次、面を向いてからの…… 

横向きでターナーと同じステップ。

元ネタはこちらの2:40~。

これは面向きでやってるので、ターナーを向いてもらいました。なんでこれにしたのかはあまり覚えていない。おそらくその時僕の心で内なる神がそう囁いたのだろう。

次、ターンしてから足タッチ。ターンの元ネタはAlfredのひなぞーが、アウトヘッジのバトルの練習でやってたターンが綺麗だったのでそれをやってもらいました。映像には残っていないけど、とにかく綺麗で僕の脳内にこびりついていましたのでね。足タッチの元ネタは僕です。僕が良くやっているのでやってもらいました。

最後、4カウント普通に跳んでから大ジャンプ連続。元ネタは一応これの0:39~。

簡単そうで実は難しい、でも慣れればそこまで難しくない。良いムーブだと思います。

てな感じでこはるのハリー完!シンプルだが美しいステップになったと思います。力の流れの方向も無駄がないし素晴らしいムーブだ!

・こはる余韻からななこソロまでの繋ぎ(1:17~1:31)

こはるのハリーが終わってからななこのソロまで。ここも特段難しいことも面白いこともせずに、良い流れを保ちながら次につなげるということをテーマに作りました。
ハリーが終わってすぐ縄に入って、全員で足を開くところ。ここも地味好きポイントではある。

そこからの縄から逃げるムーブ。

こちらの元ネタもまたこれ。

0:52~あたり。予選のはミスってたので本戦ので。レグのは縄や動きの綺麗さよりも遊び心を優先していたので、こちらは動きを洗練することで差別化を図りました。

で、0シャーをしてななこへチェンジ。三重を跳んでロープを抱き抱える。

元ネタはこれの0:54~。

私の学生時代のチームですね。衣装が終わってるので見て欲しくないですが、とりあえず感情を込めてロープを手繰り寄せてもらいました。

で、心臓がドクドクと脈打つ。全員、誰から見ても分かるくらいに。そしてロープを投げ捨てて前へ駆け出して踊ると。

・ななこソロ(1:32~1:46)

3人のソロの中で一番早く完成したので、精度を上げる時間はかなりあったかなと。フリも半分くらいななこが考えてきてくれましたし、僕もすぐ浮かびました。

これも1×8ごとに解説しましょう。まず最初、BoAのシャウトに合わせて叫ぶななこ。三月初旬まで、このパートでは全く縄を跳ばない予定でした。が、流石にそれだと点数に繋がらないよと複数人から言われたのでロープを跳ぶことに。とはいえ難しいことはせずベーシックジャンプで感情を解放してもらいました。

次、2エイト目。ここは全部ななこが考えたパート。シンプルに踊りつつ8で音ハメ。この動きはななこが元ハンドボール部なので、そこから来てます。

元ハンドボール部による躍動感

3エイト目。ここは僕が全部考えました。前半は足を動かしつつ感情を上に放って、後半は仰け反りながらロープが身体の上を通る。特に深い意味や意図はないですが、曲を聴いてたら降りてきました。

ラスト、ロープが元に戻って暴れる。ここだけ決まらずに悩んでいた時に、なんとなく適当に感情の赴くまま動いてもらったら良い感じになったのでそのまま採用しました。

・ななこ余韻からその三連までの繋ぎ(1:47~1:53)

ソロが終わったななこは余韻に浸りつつターナーの二人はロープを動かしつつ移動する。ロープの元ネタはこれかな。

1:53あたり。このショーに限らずタイシさんはこういうロープの動きが好きな気がする。

で、ななこが叫んでいるところをターナーが絡め取って、 

そのに交代すると。

と言った流れです。ここも結構気に入ってるかな。ななこの余韻を消さずにそのへ切り替えられたと思う。

そしてそのがロープに入り倍速を跳びながらの移動。地味ムズです。

・その三連からエンディング(1:54~最後まで)

三連。僕は三連の縄は回せないし、難しいトリックも好きじゃないので三連はシンプルなものにしたいなと思いました。2×8で流れを止めずにサラッと、でも一筋縄じゃいかないようなムーブを目指したつもりです。てか実際そうなったんじゃないかな。最初の4カウントは普通に跳び、次の4カウントで回転ジャンプからの倍速。ここの難易度は中々だと思う。三連の勢いを弱めてジャンプして倍速、絶対難しい。めちゃくちゃ沸いたりはしないけど平然と高難易度の技をやってますよってのが伝わるようにしました。

一応これもシーンへのアンチテーゼ的な意図もあってね。三連って分かりやすくリスク取ってますよ!難しいロープトリック!ドーン!って感じで演出されることが多いので、そうじゃなくて跳ぶ難しさを前面に押し出してやりました。伝わっていたら嬉しい。そして実際そのは跳ぶのが上手い!

からのラスト。ロープを抜けて同じフリで捌けていく。無駄なく美しい所作のイメージです。

・おしまい

とまあこんな感じかな!大分長くなってしまったね。こうしてまとめると、基本的に前振り→ソロ→余韻の流れをずっと繰り返してますね。まあ結果として3人の個性が上手く表れていていいショーになったんじゃないでしょうか!

ちょっと疲れたのでもう寝ます。点数も出たからその辺については明日書きます。とりあえずさ、こんだけ長いこと書いたんだからみんな読んでくれよな。「すげぇ」「参考になる……」とか書いてリンク貼ってストーリーに載せてくれ。頼む。


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