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2/9 今更ちゃんとゆれる feat. 田我流を聴いた

実を言うと、この曲をちゃんと聴いたことが無かった。EVISBEATSが新しいアルバムをリリースしたということで(EVISBEATSもほとんど知らないです…)それを聴いていて、中に田我流の曲もあった。それでなんとなくアーティストページを開いてみたら、ゆれるが一番上にあったので、聴きました。結論→めちゃくちゃ良い。良すぎ。

この心がゆれる時がある
それはバイト帰りのサンセットだったり

良すぎ

社会から見れば窓際の人
でもいつに生まれても「俺は俺だ」と

良すぎ

今日は残りの人生の始めの1ページ

良すぎ

良すぎです。ちょうど帰り道に一人で住宅街を歩きながら聴くのに良い曲だった。好きだな。


あとMVも良すぎるな。高校生だか大学生だか、まだこの曲がリリースされた位の頃に偶然YouTubeでこのMVを見つけて見て衝撃を受けたのを覚えている。それまでの僕の中のHIPHOPというものは、ニューエラ、デカいジーパン、ブリンブリン、クラブ、車、エロい女、酒、ドラッグ、金といった典型的悪い人の音楽って感じだったので、静かな家の中で顔を洗ったり、卵を割ったり、そういう生活の一面を見せていることに驚いた。

あとこのシーンね!坂口安吾あるじゃん!ラッパーなのに本読むんだ!って思ったのを未だに覚えている。今考えると本当に失礼だし、見当違いも甚だしいが…… とにかく僕がHIPHOPに抱いていたイメージを覆すのに充分すぎる刺激を与えてくれた。が、当時の僕はこのビデオをブックマークに入れることも、この曲のCDをTSUTAYAで探すことも無かった。日々に押し流されてしまった訳だ。

そこからいくらか時間が経って、田我流やEVISBEATSというアーティストを知って、この曲が名曲とされていることも知り、そしてそして数時間前に初めてちゃんと聴いた訳です。聴いてみて、名曲が名曲足る理由が分かった気がする。


書きながら思ったんだが、まだ聴いたことのない名曲をちゃんと聴いてみたい。ひとまず竹内まりやのプラスティクラブを聴きます。これもまた、意外と聴いたことのない曲ですのでね。では、ご機嫌よう。



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