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納得いかない話#5 除草剤の話


本日2本目の納得いかない話。納得いかないことが多すぎて止まりません。
物議を醸しそうな1本目とは違い、これは皆さん気になっていることではないでしょうか。早速、行って見ましょう!

 除草剤、普通にホームセンターで売られていますね。うちは田舎なので、よく家庭菜園をおばさんや農家を営むおじいさんが、「そろそろ、まかねーとな。」と年中行事かのように年に数回噴霧しています。

 おかしい。これはおかしい。納得がいきません。
 売る方も撒く方もどうかしていませんか?明らかに体に悪いことは、もうそれこそ50年以上も前から言われているのに。発がん性物質だよ!って何度も言われてきたのに、

「これから噴霧しますから、窓閉めてくださいね。」

 騒ぐ私の頭がおかしいのでしょうか?
 ちょっと冷静に考えて欲しい。生い茂る雑草が生死に関わる発がん性のある除草剤より恐ろしいのですか?
 
雑草は人を噛んだり、食べたりしませんよ?雑草は摂取したら数時間以内に死に至る猛毒は持っていませんよ?刈るのはいいですよ。土壌は汚染されませんから。撒く理由はただ一つ。刈るのが面倒臭いから・・・。

 書いてきたバックナンバーにも共通することなんですが、とにかく汚染された土壌で作られた野菜を食べる消費者のことは全く考えていない。そして、自分で食べてしまう。安心だからと思い込んで。そしてみんなが使っているから安全と群集心理だけで自らの行いを省みることがない・・・。

消費者不在・合理化優先・思考停止・・・。

 アメリカのサッカリン製造から成り上がった悪名高き除草剤メーカー モンサント社が開発した除草剤成分グリホサートをご存知でしょうか?

そうです。日本で一番使われている除草剤「ラウンドアップ」の主成分です。

 2015年にWHOがA2カテゴリ(おそらく発がん性がある)に評価したにも関わらず、なんとなんと今現在も売り続けています。日産化学株式会社という会社が。

これって会社も悪いですけど、一番は国が悪いですよね?発がん性を認めたらすぐに販売停止にすべきだと私は思うのです。

こういう話になると、必ずこう言い出す厨が現れます。

「発がん性が認められている食品添加物だって売られているだろう?」
「畑に撒くだけが除草剤じゃない。口に入るものを作らなきゃ撒いたっていい!」
「微量だから体に影響ない!」

こういう風に返してやりたいです。

「発がん性が認められている食品は原材料表示で避けられるが、除草剤はできないだろう!」
「畑に撒かなくても土壌汚染は土壌汚染だろう!あなたの家も野菜作ってないなら撒きまししょうか?」
「微量だから大丈夫なら、あなたのお子さんやお孫さんに、いや、言っているあなたがその微量を摂取してみてください。できますか?」

 総じて、そういう経済を優先させる輩は、自分と家族以外は死んでも関係ないと思っています。言動がそう言っています。この開発会社であるモンサント社は、アメリカを中心に絶大な力を持っており、各国の規制に対し圧力をかけている真っ最中です。にも関わらず、訴訟では負けまくり。何十億円もの賠償命令を受け、つまりは危険だと裁判所もお墨付きの一品なのです。(それなのに日本での販売会社は説明会を開き、自分に都合の良い数字や情報をどうにかこうにか組み合わせて火消しに躍起になっています。例えば、禁止国であるオーストラリアを禁止国の表から隠し、規制緩和した国を挙げる・・・それもアラブ首長国連邦、オマーン、サウジアラビア、クウェートなどの農産国には程遠い国の。)

いやね、企業は利益を追求する組織だからって論理はもう100年も前から言い古されてきたものですけども・・・そんなことじゃ無いんですよ。人のことなどどうでもいいって考え方を心底軽蔑してるんですよ。儲ける前にさ、

その前に人としてやってはいけないことがあるでしょ!!!お金になればなんでもいいの?そしてそれを許すような政治もまた当たり前なの?

 いうは易し、行うは難し。でも、本当におかしいと思ったら、「除草剤は迷惑です!」って発信するだけでいいと思うんです。SNSでいいんです。今はSNSも大切な国民の声ですから。


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