【岩波英知の言葉・知恵袋集】脳内麻薬とトランス呼吸法と脳の可能性。麻酔無しで顎の切開手術をした体験記
私(岩波英知)は、若い頃に顎の切開手術を、麻酔なしで受けたことがありました。
今だったら、どんなに頼んでもお医者さんが拒否するかもしれませんが、私が若い頃は、『自分の責任でやるからやってくれ』と頼み込んでやってもらいました。
私はずっと脳内の深淵や無意識の部分にいかにダイレクトに強く効果的にアクセスできるか、10代からずっと研究してきました。
その中で、呼吸法がまず自分の脳や感覚をコントロールできるかもしれないという予感から、毎日6時間以上やり続けました。
このとき師匠はいなかったけれど、呼吸法をやり続けて効果を実感した先になにかあるというかすかな希望だけで続けていました。
求めたら感覚が逃げるということを学んだり、努力を放棄したほうがうまくいくことを実感したり、様々なコツを獲得していきました。
一番学べたことは、スケベ根性を捨てて呼吸法をやること、呼吸法をやってもなんの見返りもいらないということでした。
そうすると、気持ちよくなり、感覚や意識が変容し、触覚も変化していることがわかりました。
痛覚もコントロールできると確信し、呼吸法の真髄を目の当たりにできました。
吐く息も永遠と吐けるぐらい緩み切って、呼吸法をするごとに深い深い意識の底に入り込んでいきました。
この状態だったら、麻酔効果のように手術をしても痛くないのではないかという予感から、自分の脳の可能性を証明するためにも、私は顎の切開手術をする機会があった時に、麻酔なしでやろうと決めました。
リスクがあるチャレンジでしたが、イメージで呼吸法がうまくいったときの、気持ちよさで全身が包まれたような感覚を作り出し、呼吸法をすることでもその麻酔効果を強めていきました。
そして、顎の切開手術を脳内麻薬に包まれ、麻酔と同じ効果を自分の脳から作り出して、痛みなく手術を終えることができました。
このときものすごく自分に自信が持てたし、自分のやっていることは間違いないと確信できました。
これは今でも消えることのない財産となっています。
自分の呼吸法でも脳内麻薬が出るぐらい意識が変容し感覚が研ぎ澄まされていくのですが、それに比べて私の誘導を受けると、さらに自力での呼吸法や意識の変容状態に入るコツを掴めるようになっていきます。
それは想像で誘導直後の体感やそこから暫く続く余韻を思い出せばいいわけです。
その感覚をトランス呼吸法で努力感なく広げていく、深めていくという感覚でやって下さい。
私の誘導関係なく、自分でトランス状態に入れるようになると、自分の感情や思考や間隔もコントロールできるため、一生使えるスキルとなります。
がんばってください。
人間の脳はものすごい可能性を秘めていますし、私がそれを自分でも体験して一番わかっているつもりです。
岩波英知用語集
脳内麻薬とは?
脳内麻薬とは、主に内因性オピオイドと呼ばれる、体内で自然に生成されるペプチド類の。鎮痛効果や気分の高揚を引き起こすことができます。
呼吸法や瞑想法、ヨガや気功、精神修行などで脳内麻薬を作り出すことができます。
内因性オピオイドには以下のようなものがあります:
エンドルフィン
ストレスや痛みに対して体が自然に生産する鎮痛化学物質です。
エンドルフィンは運動時の「ランナーズハイ」、食事、性行為、または笑いといった快感をもたらす活動によっても放出されることが知られています。エンケファリン
痛みの信号の伝達をブロックすることで働き、痛みを軽減します。ダイノルフィン
これも鎮痛作用を持ちますが、気分に影響を与えることが知られているため、研究者は依存症や精神状態の調節に関わる可能性を探っています。エンドモルフィン
最近発見されたエンドルフィンの一種で、非常に強力な鎮痛効果があると考えられています。
これらの脳内麻薬は、感情の調節、快楽、痛みの感覚、ストレス応答、免疫機能、その他の生理的プロセスに関与しています
。脳内でのこれらの化学物質の働きにより、私たちの日々の行動や気分が大きく左右されることがあります。
また、これらの内因性オピオイドのバランスが乱れると、様々な健康問題や心理的問題を引き起こす可能性があります。
トランス呼吸法とは?
トランス呼吸法(またはトランス状態を誘発する呼吸法)は、深いリラクゼーションや瞑想的な状態を促進するために使用される呼吸テクニック。
岩波英知のセッションで使われます。
呼吸法そのもので効果の実感がなくても、やってきた分だけのエネルギーを岩波が利用して、深い意識の世界へと誘導する手助けとできます
鼻から吸って口からゆっくり吐くのが基本です。