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高橋博之を囲む「学生車座」はじめました

最近、週に2回ぐらい、朝の7時から散歩している。耳にイヤホンをつけ、スマホを片手に近所を歩く。

スマホでzoomを繋ぎながら歩いている。そこにはいろんなバックグラウンドを持つ大学生が集まる。そして、高橋博之がいる。

高橋博之さんが長く続けられている「車座」、それの大学生対象のものを3月中旬からはじめている。初回からなんとか参加者0を切らずにやれているのは非常にありがたいことだ。

しかし、今思えば、なぜ大学生向けの車座を始めたのかを発信していなかったことに気づいた。

なぜ「車座」を僕が知ったのか、なぜ「大学生車座」をやることにしたのか。どんな場にしていきたいのか。それをこのnoteに書き残そうと思う。

車座とはなんぞや

車座とは、農家さんや漁師さんから直接繋がり、食のやりとりができるアプリ、ポケットマルシェCEOの高橋博之さんを囲みながら、食を中心にした様々なテーマで話す座談会のようなものです。


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元々はオフラインで長らくやっていた車座は、コロナ禍をきっかけにzoomでの開催になり、日本中の農家さんや漁師さんが集まるようになりました。遠いところだとフランスから参加している方もいました。

高橋浩之さんは、そんな車座を一言で

「異質な世界が集まる場!」

と表現されています。僕もオンライン授業に慣れた学生ですが、zoomの画面内に

・散歩しながら配信するホスト(高橋博之さん)
・朝ごはん作りながら聴いている主婦の人
・牛の様子をみて回る畜産農家さん
・畑作業をする農家さん
・フランスでワイン飲んでる実業家
・眠たそうな大学生

が同時に写っているzoomはここでしかみたことありません。

車座との出会い

僕が和歌山の滞在を通して、地域と都市の隔たりを感じるようになり、高橋博之さんを紹介してもらった時、博之さんから「毎朝歩きながらzoomしているから岩永くんもおいで」とお声がけいただきました。

最初に参加した時はどんな集まりかもよくわからない中の参加でしたが、全国津々浦々の農家さん、漁師さん、ポケマルを使っているユーザーの方、博之さんと繋がりのある社会人、そして大学生と出会いながら、毎朝6時から8時ごろまでおしゃべりしていました。

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クセ強い系大学生との出会い笑

車座に参加しているうちに今まで出会わなかったであろう学生と会いました。主催者が僕が知っている中で一番「ちゃんとしてない」大人である高橋博之さんの元に集まっているだけあって、同じ学生とは思えないようなぶっとんだ人たちに会いました。

「こんないろんな大学生がいるのだな」と驚かされました。

・PC片手にオンライン授業を受けながら日本中の農家さんを渡り歩いてる人
・琵琶湖の漁師さんに尋常じゃないレベルで憧れている人
・ふと思い立って鳥取の山あいにある村に住み始めた人
・地方から都会に行く学生の流れに嫌気がさしている人
・地元の野菜を地元の大学生が食べようと学生団体で野菜の卸をやってみた人

思いつくままに上げてみましたが、改めて書き上げてみるとすごい強烈な個性を放っていますね笑

もちろん、上にあげた人たちも「ただの学生」です。何か行動に移している人もいれば、モヤモヤを胸にひめていたのが、車座で弾け飛んだ人もいました。

そんな車座を通して、僕はある思いを抱くようになりました。

大学生の「当たり前」を捨てたい

それは、「学生って常に当たり前に囲まれて生活しているな」という思いです。

大学生と聞いて皆さんは何をイメージするでしょうか。僕が高校生の頃に見えていた大学生は「自由」「好きなことをやれる」といったようなイメージでした。社会人の人と話していると「大学生のうちにやりたいことたくさんやっておきなよ!」とかつての自分を惜しむように話す人がたくさんいます。

そして、車座で「ちゃんとしてない」大学生と出会ってから、ふと自分を見直したときに、

当たり前って恐ろしいな。

と強く思いました。
旅行したい、田舎ぐらいしてみたい、何をしたらいいかはわからないけど何かやってみたいという思いはどんな大学生でも抱く思いではないでしょうか。しかも、大学生はその思いを諦めなくていいだけの自由があります。

しかし、僕も含め、大学生は事前に用意されたベルトコンベアーのようなものにしたがって社会人になっていきます。

就活しないと、ゼミに出ないと、授業を真面目に受けないと、と「ちゃんとしないと」の圧力を日々受けながら僕は「ちゃんと」大学生をしようと思わされます。

僕も昨年秋に復学して、自分が何をしたいのかはっきりしない中で「とりあえず周りがやっているから」就活をしていました。

就活のことを悪いとは思っていません。就活を通して自分を見つける友人も多くいました。

しかし、僕らは大学生の「当たり前」にあまりにも素直すぎではないでしょうか。

そんな僕ら大学生の当たり前を崩すため、僕自身も「当たり前」に疑問を持ち続けるため、日曜と水曜の朝に「学生車座」をすることに決めました。

学生車座を通して伝えたいこと

日曜と水曜の朝7時から、DMやリプがきた人にzoomへきてもらって、1時間高橋博之を囲っておしゃべりする。

そこには、いろんな学生がいて、いろんな思いがあって、

そんな学生に興味津々の博之さんがいて、

いろんな大学生が集まって大学生の当たり前を崩す朝

ができたらいいな〜と思っています。

なぜ朝なのか?理由はシンプルです。

当たり前を崩すなら、気持ちのいい朝にやろう!

それだけです笑

時間を厳しい時間にすることで自分の首を締めている気がしますが、朝にやることは1日の始まりを気持ちよく始められるし、早起きの習慣がつくのでこだわりたいなと思っています。

毎週ごとになんとなくのテーマを決めて喋ります。

今週のテーマ興味あるな!
とか

コロナで新しい出会いないな
とか

とりあえず高橋博之やちゃんとしていない大学生と喋りたいな
とか

気軽に参加して欲しいです!


ということで、直近では明日の朝にやります!

テーマは「食」!

皆さんの参加お待ちしています。

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Kii - Lab@和歌山県日高郡
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