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瀬戸内ワーケーションで見えた課題とビジネスチャンス【地方創生✖️SDGs】買い物編

瀬戸内の島への半移住を目指し、ちょこちょこワーケーションでお邪魔しています。そこで見えてきた島暮らしの魅力と課題。課題はまさにSDGsでの解決策が求められているものと感じました。そこで、ステキな島々の取り組みやまだ解決できていない課題などを紹介しつつ、ビジネスのチャンスを探っていきたいと思います。今回は暮らしに欠かせない買い物編です。

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↑朝散歩で10分。小高い丘に登ると、海と空、小さな島が見える。こんな贅沢が味わえるのが島暮らしの魅力。

島での食事情や買い物はどーなっているのか?

ズバリ、島によってまったく違う。
私は基本的に自炊派なので、Airbnbなどでキッチン付きの宿を好んでいます。ので、必ずスーパーや食材を買える店をチェックします。結果、スーパーなどがあるのは大きな島だけ。私が行ったところでは、小豆島だけでした。

しまなみ海道あたりは徳島県側はショッパーズという系列スーパーが各島にあったりするらしい。都会っ子にはスーパーはめっちゃありがたい。スーパーがないところには生協があったり、それもないところはJAやなんでも扱っている地元の商店がある。

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↑女木港から5分くらいの場所にあるJA。ココで日用品や食材が買える。

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↑許可をもらって撮影。飲み物や保存の効くものは多めに仕入れられる。

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↑「生鮮食材が少ないですね」と聞くと「若い人は高松で買ってくる人もいるし、利用する人は年寄りが多いから十分」なんだとか。野菜は畑をやっている人も多いので、必要ないのかもしれない。

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↑お年寄りが多いので、雑貨類や文具、コスメ類などは少なくて畑で使うものや島暮らしに必要な備品などが中心。

じゃあ、スーパーがない島の方たちはどうやって買い物をしているのか? 大きな島や本島へ行くタイミングで買う場合と、やはりネット通販です! ただ、お年寄りで慣れていない方も多い。島によっては、移住してきた若者がお年寄りに声がけして、まとめてネットショッピングしてくれることもあるそう。

ただ、EC側の規定で島への配送料金が高かったり、島の自宅まで配達してくれない場合もあったりするそう。また、基本はフェリーなどの船便になるため、悪天候の際はいとも簡単に止まってしまうそう。

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↑豪華客船に見えるけど、台風や風が強い時など運休になることもある。

瀬戸内はドローン天国だった!
すでに実証実験もいろいろ試されているのだそう

実は瀬戸内はドローンOK領域にしており、瀬戸内ドローン推進協議会という、「官・民・産・学」の連携を図りながらドローンという新しいビジネスをどう社会に生かしていくかを考える組織があります。

ドローンは新しく生まれたテクノロジーのため、今慌てて法整備をととのえ、操縦士を国家資格にするなどが進められています。上空からの撮影を悪用される可能性が考えられたり、無闇に飛ばす人がいて上空で衝突事故が起きたりしたら大変ですからね。

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↑ついに、上空にも飛行機とは別で、もっと一般人でも使うような交通ルールが定められる時代が来たってことでしょうか。

このドローン、ただ瀬戸内の美しい景色を撮影するためだけでなく、島暮らしや遠隔地域に住む人たちの力強いサポートができるようになるかもしれないんです。そんな実証実験も進められているそう!

↑離島で住む人たちの不便さを解決するために、民間や行政を待っていても時間がかかりそうだ、ということで始めたスタートアップ「かもめや」

例えば買い物や物資の運搬。大きな島に買い物に行くのがしんどいお年寄りや、島によっては船着場までしか荷物を運んでくれない不便さを抱えている人たちもいます。

ドローンを使えば、家の玄関先あたりまで荷物を配達できるようになるかもしれない。また、災害時には交通が絶たれた場所でも空から届けることが可能に。(先日のドラマ「東京MER」でも、そんなシーンがありましたねw)

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これらは「誰一人取り残さない」というSDGsの考えをテクノロジーで解決しようというものです。

システム思考で物事の表面だけでなく、
全体を見通す力が必要

私たちは旅人として、たまに訪れるだけで不便さをさほど感じず、行き届いたサービスを当たり前のように求めがちです。でも、それを提供する側の大変さを理解していないことも多く、値段に不平を言ったり、質に不満を感じたりすることも。それってあまりに表面的すぎますよね。

もっと広い視野を持って、ものごとの奥にある本質的なものを理解することが大切。SDGsはシステム思考が必要です。物事がどう絡み合い、どこに着手すればもっとも効果的に課題の解決ができるのか? を考える必要があるからです。

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アフリカで裸足で暮らしている人たちの姿を見たセールスマンが、1人は「ここでは商売にならない」と言い、もう1人は「ここは大きなビジネスチャンスだ!」と言ったという有名な逸話があります。

まさに島はビジネスチャンスの宝庫です! 課題を解決することで、人が住みたくなる場所に変換することができるのです。人が増えればさまざまな問題も解決するようになります。地方創生をSDGs的視点で解決していこう!というのは、まさにここがポイントです。

ぜひいろいろとビジネスチャンスを探してみてください。

SDGsゲームをしながら理解を深め、参加者同士で交流♪

9月4日(土)15時〜@日本橋CONNECT
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下町の2D&3D編集者。メディアと場作りのプロデューサーとして活動。ワークショップデザイナー&ファシリテーター。世界中の笑顔を増やして、ダイバーシティの実現を目指します!