♬Holy B
懐かしいあの山の匂いだ
君の家の台所のハーブティー
地味でシンプルで
オシャレな箱にも入っていない
あの居間 あの夕暮れ あの横顔
あの時の会話
あの晩、停電になればよかったのに
そしたら距離は縮んだのに
雨がざーざー降ればよかったのに
そしたらもっと一緒に居られたのに
帰らなくて済んだのに
離れないで済んだのに
あの夜、君を呼び出した
秋の寒さの中、落ちてくる星達
星空の下の私たち二人
いつも飲んでた
寒い朝も 湿度の夏も
仕事に行く前も後も
健やかなるときも休めるときも
透明なグラスに注がれた
君と飲む一杯がナンバーワンだった