【プロ野球】見えないチカラの大切さ〜7月15日 日本ハム 6-4 ロッテ〜
こんにちは、岩国です。久しぶりにドトールの店内から更新します。涼しいのを通り越して、寒いです。風邪だけはひかないようにと上着を羽織りつつ、昨日の試合を徒然と。
ロッテにとって、ダメージの残る敗戦だったように思う。
初回に先制を許したもの、中盤に逆転。先発小島を5回途中で降ろし、勝利への執着心が見えるベンチワークだったが、ミス続きにより、それが台無しとなった。
ミスの原因はいろいろ考えられるが、悪天候の中での連戦からくる疲労も大きいと考える。
コンディションを整えるのもプロの仕事だが、ベンチはそこを管理することも仕事。ただ、現状では、レギュラーの変わりできっちり仕事ができるだけのバックアップメンバーがベンチにいない(角中と清田くらいだろう)だけに、負けが混んできた現状では、他のメンバーを使いづらいのかとも思うが、先を考えると、レアードや井上はうまいこと休ませるべきだと思う。
この日のミスは、その2人。井上は小島がうまく西川を牽制で釣りだしたにもかかわらず、しっかり捕球できずに二塁進塁を許し、その後粘ったものの、あとアウト1つが取れず2勝目の権利を失った。
レアードの悪送球は、変わりっぱなの小野の動揺を誘うのには十分すぎるもの。普通に投げても内野安打だったとは思うが、悪送球のおかげで二塁に行かれたことで、なかなかに苦しい場面になってしまった。
レアードは私の見立てでは、この2週間ほど、守備で足が動いていないように感じている。カット打ちの中島のことだから、三塁方向へ打球は飛ぶのはわかっていたと思うが、田村のリードは外角一辺倒だった。狙いがあったとは思うが、簡単に行ってしまったように見えて、もったいなかった。
バント狙いだった西川へのフォアボールはバッテリーのエラーだろう。バント失敗で追い込まれていた西川だったが、ストライクボールがはっきりしがちな小野相手は、そこまで窮屈な打席にならなかったのではないか。
3試合ぶりスタメンの松本はきっちり仕事をした。三塁方向へのバント。この時のレアードの守備も危なっかしかった。守りは大事だが、攻撃も大事。不調とはいえ、打線からレアードを欠くと、破壊力が下がるだけに、ベンチは頭が痛いところだろう。
中田の犠飛はもう仕方がない。そのあとの大田のショート内野安打は、試合の流れと、大田の気持ちであっちへ持って行ったように思う。アウトセーフに関係なかったが、大田はヘッスラを決めていた。
この日の日本ハムからは「勝つんだ!」という気迫が随所に感じられた。
上記の場面の他、初回の中田の先制タイムリーでのベース上のガッツポーズや、西川の同点打の時のガッツポーズ。そして、辛い判定にフラストレーションをためながらも、6回を投げきったマルティネスも、誰かを打ち取ったあとに吠えていた。
摩訶不思議な継投などで、クエスチョンマークが浮かぶことも多い日本ハムだが、この日はチーム名通り「Fighters=戦う男たち」だったと思う。疲労もあって?か、そこにロッテは気圧されてしまった敗戦だったようにも思った。
そういう姿勢を前面に出していた"ファイターズ"の選手たちに、強く惹かれた一戦であった。(負けたのは悔しいですが・・・)