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【プロ野球】ロッテ・横山陸人 2軍練習試合で実戦デビュー!(6月2日vs.DeNA&10日vs.日本ハム)

こんばんは、岩国です。
今回は横山投手について書いてみました。
文体は記事っぽくしていますので、ご容赦くださいませ。ませ。
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6月19日のプロ野球開幕が決定となり、1・2軍ともに、対外試合が解禁となった2日の練習試合。ロッテ2軍の「リスタート」、その初戦のマウンドに登っていたのは、ドラフト4位の高卒ルーキー・横山陸人だった。

「おそらく、佐々木朗希より、デビューは早いと思いますよ」

2月の石垣キャンプにて、小野晋吾2軍投手コーチはそう話していた。その言葉通り、佐々木朗希に先駆けての実戦デビューとなった。

周囲の眼が「令和の怪物」に注がれる中、新人合同自主トレ、1軍キャンプと常に佐々木朗と行動をともにしていた横山。宿舎の部屋も同じだった。その佐々木朗が1軍帯同で石垣から離れるまで、同じ練習メニューを消化してきた。

キャッチボールの相手も勤めていた横山。佐々木朗の投げるボールの凄まじさは、動画がいくつもアップされているので、周知のことだろう。しかし、返球する横山のボールも力強いもの。一緒に見ていた他の記者と「横山くんもいいよね」と唸っていたほどだ。

負けん気が出てのことなのかなと、聞いてみると本人はそれをやんわり否定。勝負の世界に身を置く以上、燃える思いはあるだろうが、相手のことより自分のやるべきこと。そこをしっかり見据えながら、トレーニングメニューを消化しているという感じであった。

佐々木朗が沖縄本島へ渡ったあとも、横山は吉井理人投手コーチやトレーナーたちが考案したメニューをひたむきに消化。その内容は「(2月段階の)メニューに関しては佐々木朗とほぼ同じ」と、小野コーチは話す。実際、佐々木朗がブルペンで捕手を座らせたことが話題になった時、横山も捕手を座らせたブルペン投球を行っている。

世間が佐々木朗に眼を注いでいる中、横山も着々とプロの投手になるための階段を登っていたのだ。

新型コロナウイルスの影響で、既存のテレビ局・新聞社に属さない、いわゆるフリーランスの立場は取材規制が強いられている中、3月以降、特にファームの選手たちの情報は途絶えていた。

そんな中での6月2日。彼の登板を自宅で知ることとなり、慌ててイレブンスポーツに入会。後追いで映像を見たが改めて素晴らしいと感じた。

初登板の力みもあってか、コントロールにばらつきがあったものの、躍動感溢れる投球フォームから繰り出される威力のあるストレートと、おそらくスライダー、カーブを捕手・吉田のミットに投げ込んでいた。

DeNAの2番・関根に11球粘られ、甘く入ったストレートをライトのネット中段まで飛ばされるソロホームランを浴びた。様々な球種に対応されての結果だったが、いろいろ感じるものはあっただろうことは想像できる。

その後4番・細川にライト前ヒットを許したものの、1回を被安打2(1本塁打)失点1。27球を要したが、上々のデビュー戦と言えるだろう。

そして10日の日本ハム戦。早くも「プロ2戦目」のマウンドを迎えた。

1試合経験したことがプラスに作用したのか、時折抜け球はあるものの、随所に決まる低めへの強いストレートで、日本ハム2軍打撃陣から3つの三振を奪って見せた。

この日は鎌ヶ谷スタジアムということもあって、球速が表示された。ストレートの最速は144キロ。捕手・佐藤のミットが小気味良い音を響かせていた。横山本人も「サイドスローでの速球が強み」と語っていたが、今後身体の成長とともに、球威も球速も増してくるだろう。

結果、2回33球を投げ、被安打1(白村のライト前ヒット)、奪三振3、無失点。2試合とも無四球だったことも付け加えておく。1・2軍ここ数試合、とにかく四死球の多さが目立つロッテ投手陣。とにかく目一杯腕を降って、自分のボールを投げ込むという強い意志が見受けられた横山の投球から、感じるものがあるのではないだろうか。

2試合を見た限り、ここまでは30球を目処とし、登板後の体の状態を確認しながら、今後は徐々に球数を増やしていくということになるだろう。

練習試合での実戦登板が回避となった佐々木朗希の例もあるように、ロッテは高卒投手に関しては、特に慎重を喫しながら育成をしている印象がある。実際に去年の高卒投手、古谷や土居はこの時期、ブルペンで投げ込む姿はあっても、まだ実戦には登板していなかったと記憶している。(8月には投げていた)

そんなロッテにおいて、この時期に横山が対外試合に登板できている。初回のマウンドを経験させていることから、球団はおそらく先発で考えているのだろう。かなり気がはやいとは思うが、18歳サイドスロー投手が順調に成長し、ZOZOマリンのマウンドに登るその日がくるのが、今から本当に楽しみだ。


【追記】
余談です。(口調が変わります)
写真にある「コアラのマーチ・横山バージョン」は、昨年12月のマスコミ用の入団会見時に配られていたもの。これを見て「僕はヨコヤのマーチがいいです」と、頑張ってコメントしていたのが、とても初々しかったです。そこから半年で、だいぶたくましくなっているんだろうなと思うと、早く取材に行きたくなってしまいます。フリーランスへの取材解禁はまだまだ遠そうですが、気長に映像を見ながら待ちたいと思います。完全にお父さん目線ですね。はい。

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