【プロ野球】 紙一重の一戦を制して今季初勝利! 〜6/20 ソフトバンク 2-3 ロッテ 〜
こんばんは、岩国です。
前日同様のロースコアゲームでしたが、きょうはロッテが逃げ切りました。
試合後、益田投手がベンチ前に座っている姿が中継映像で映し出されていましたが、ヒーローなのかと思ったら、囲み取材を受けていた井口監督に勝利球を渡すために待っていたようで、ボールを渡した後、広報さんが構えるカメラに向かって、仲良く写真に収まっていました。ソーシャルディスタンスでしたが、ともに笑顔で見ていてほっこりしました。
さて試合なんですが、序盤から中盤にかけては、最初から勢いのあるストレートで押す種市投手と、変化球の精度に苦慮しながらも、尻上がりに調子を上げていった和田投手の投げ合いとなりました。
投球スタイルは違いますが、お互い仲良くソロホームランで1失点。しかも、ともに意図したところへ投げたボールではなく、文字どおりの失投を、強打者にしっかり捉えられたものでした。
和田投手の失点は2回。レアード選手にアウトコース高めの変化球を捉えられての一発でした。
レアード選手。前日から見ていて、あの辺りのボールはウニと同様、好物なのでしょうね。昨年の終盤は、低めの変化球に我慢できなくなっていたので、失速してしまったのですが、この日はしっかり見逃すこともできていたので、これをきっかけに打ち出すかもしれません。
ベンチに戻ってきたレアード選手を、井口監督をはじめ、コーチと選手全員がスシポーズでお出迎え。ハイタッチ禁止の中、これはこれでいい光景だなと思いました。
さて本家のスシポーズはどうだったかというと「手を洗うように」と井口監督に言われたとのことで「釣り上げる」→「握る」→「(思い出して)手を洗う」→「握る」→「渡す」→「食べる」となっていました。三木選手が不在の中、この日のお客は、和田康士朗選手。きっと石鹸の味がしたんじゃないでしょうかね。
一方、種市投手の被弾は6回。前日、石川ー田村バッテリーが、徹底したインコース攻めをした柳田選手に対し、インコース要求のストレートが、シュート回転して真ん中外よりへ。これが、いい感じにちょうどバットが届く位置への絶好球になり、柳田選手に一発で仕留められました。観客がいない中で、その打球音も凄まじく「グワァラキーーーン」と、ドカベン・岩鬼のような打球と言っても言い過ぎではないくらいだと思いました。グワァラキーーーンって。
今日もどっちに勝利が転んでもおかしくなかったですが、昨日もランナーを出していたハーマンが、7回に大ピンチを作りながらも結果的に無失点に抑えたことで、8回の攻撃で少しづつプレッシャーをかけ、松本投手の乱調へとつながって行ったんだと思います。勝負は本当に紙一重ですね。
ロッテ「新・勝利の方程式」で、今季初勝利を飾りましたが、基本的には3連投をしない投手運用なので、明日接戦だった場合のリリーフはどうするのか。
「8回の投手はクローザーより難しい」と吉井コーチもおっしゃっていますが、この2試合でいずれも失点したジャクソンを、このまま8回に据えて奥のかどうか。昨年は苦労したポジションだけに、固定したまま行きたいところですが、注視して行きたいと思います。