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【プロ野球】記録には残らない。しかし、記憶には残したい。〜7月9日 ロッテ 3-0 西武(降雨ノーゲーム)〜

こんにちは、岩国です。
僕らは前に進まなければいけないのです。
今回は、残念ながら降雨ノーゲームとなってしまった昨日の試合を、徒然と。

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素晴らしい投球だった。

中継の序盤から、かなりの雨量だったZOZOマリン。それでも試合は始まった。

ロッテ先発は岩下。昨年は好投するも援護なく、なかなか勝ち星には繋がらなかったが、今年は西野のアクシデントを受け、先発6番手に繰り上がると、練習試合とは打って変わって力強い投球フォームで相手を圧倒し2連勝。順調な滑り出しといえよう。

岩下にとって、今季3試合目のマウンド。敵は西武打線だけでなく、降りしきる大粒の雨とも戦うこととなる。どう立ち向かうのか。

天気の影響もあり、時折足を取られるような仕草を見せる岩下だったが、投じられるストレートの力強さは相変わらずのもの。さらに、この日はフォークボールが抜群のコースに決まることが多かった。

2回に満塁のピンチを招くものの、投げ急いだり、動揺したようなそぶりはなく、逆に堂々と落ち着いて、丁寧に投球していたように見えた。それが好結果につながって行ったように思う。

中断直前の4回表には、中村・栗山・川越を三者連続、抜群のコースに投じたフォークボールで三者連続空振り三振。その投球からは自信が溢れているようにさえ思えた。

ゲームが成立し、公式記録が残る形であれば最良だったと思うが、最悪とも言えるコンディションにも動じず、西武打線を相手に4回無失点で投げきったことは、記憶に残しておきたいし、岩下にとっても大きなプラスになると思う。

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もう一人、雨に泣いたのは、この日7番一塁でスタメン出場した安田。この日も2安打2打点と井口監督の起用に見事応えていた。

ホームランもそうだったが、この日の安田もスイングするまでの力みが、見ている限りでは感じられず、スイングの際もすぅーっとバットが出る感じだった。

さらに、腕を小刻みに動かすところはこれまでと変わらないが、この日は膝も小刻みに動かし、全身の無駄な力を極力抜くようにしているように見えた。

トップを作るときには、その膝の動きもなくなっていたので、なるべくギリギリまで、余計なところに力が入らないようにしたいのかと、個人的には推測している。

どうしてそうなったのか。実際どうなのかは、自分が取材にいけるようになった時に聞いてみたいと思うが、どうも今年はその機会が訪れなさそうなので、NPBパスをお持ちの現場に行っている方々の記事を待ちたいと思います。

頼みましたよ。あなた方はただそこにいるわけではないのだから。

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