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J2第1節 ジェフユナイテッド千葉戦【いわきFC監督・田村雄三ここだけの話2025~BEHIND THE SCENES①】

いわきFC監督・田村雄三が自ら試合を振り返り、チームの裏側をギリギリのところまで語る連載コラムが4年ぶりに再開しました。今回は2月15日(土)にハワイアンズスタジアムいわきで行われた2025明治安田J2リーグ第1節 ジェフユナイテッド千葉戦の裏側を語ります。

▼たむら・ゆうぞう
1982年生まれ。帝京高→中央大→湘南ベルマーレ。2010年に引退。湘南ベルマーレ強化部スタッフを経て2015年、いわきFC強化部へ。2017年から2021年までいわきFC監督を務め、2022年よりスポーツディレクター。2023年よりゼネラルマネージャー。2023年6月、いわきFC監督に再就任。


◼︎感謝を胸に楽しもう

いわきFC監督の田村です。
今回、noteを再開ことになりました。これからよろしくお願いします
 
まず、開幕戦を無事に迎えられたことに感謝いたします。関係者並びに5,046名の来場者の皆さん、そしてテレビ放送、DAZNでの応援もありがとうございました。
 
皆さんの期待に応えたいと挑んだ開幕戦でしたが、勝利できず大変申し訳ございません。昨年の千葉戦(アウェー)と真逆の展開になってしまった。という印象です。勝利を求められている中で結果を出すことができませんでしたが、課題に向き合っていくしかないと思っています。
 
試合前、選手に話したことは以下です。

① REBOOT 〜すべてを超えろ
② 「90分間止まらない、倒れない」を体現する
③ ミスを恐れず、チャレンジする。我々はチャレンジャーである。

①  は2025年のスローガン。すべてを超える。昨日の自分を超える努力、向き合うこと。それはチャレンジしないと成し遂げられない。だからチャレンジしてほしい。
②は我々だからできること。どこよりもトレーニングしてきた。どこよりも走ってきた。どこよりも強度を求め、全員で乗り越えてきた。だからこそ、スタイルを体現する。いわきFCを応援してくださる皆様に、見せなくてはいけない姿。
①  サッカーはミスのスポーツ。だからこそミスを恐れずチャレンジしてほしい。チャレンジャーとして貪欲に、愚直に、目の前の相手に負けないこと。

戦術ミーティングの後、いつも今節伝えたいことを話します。試合直前に話したのは「感謝を胸に楽しもう」ということでした。
 
大好きなサッカーを職業にできていること、開幕を迎えられたこと、最高のスタジアムを作っていただいたことに感謝して、楽しもう。ただ、楽しみ方を間違えてはいけない。
相手に走り勝つ喜び、魂際で勝つ喜び、競り勝つ喜び、ゴールを決め、守る喜び。苦しい、きついことだけど、それを楽しんでほしい。そう伝えました。

(※YouTubeではロッカールームやチームの裏側に密着した映像「BEHIND THE SCENES」を公開中。)

全員がハードワークする、誰一人手を抜かない、全員がチームのためにプレーする。そして成長意欲の塊である。これがいわきFCのカルチャーであり、迷った時に必ず立ち戻る原点。10年目でも変わらない大切なフィロソフィーです。

■2025年の目標

おかげさまで、2025年シーズンもスタートできました。最高のスタートではありませんでしたが、必ず取り返します。
 
10周年のアニバーサリーイヤー。昨年以上の結果を求められることは理解しています。だからこそ、今年の私の目標は「楽しむこと」
この緊張感を楽しむしかないですね。突き詰めて、アウトサイダーでいたいと思います。そして、どんな時も選手を後押ししていきます。

久しぶりの第1回は、こんな感じで記載しました。まずは、皆様に勝利を届けられるよう精進します。
 
(終わり)

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