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I.G.U.P 金澤裕子の「グラレポ委員会」vol.11

I.G.U.P 金澤裕子の「グラレポ委員会」! このコーナーは、いわきFCの新スタジアムを議論する「IWAKI GROWING UP PROJECT」のメンバー、わたくし金澤裕子が、グラフィックレポートで検討委員会の議論の様子をお伝えするコーナーです。

今回は、昨年12月4日にドームいわきベースで行なわれた「第13回分科会1」の様子をグラフィックで振り返っていきます。今回は、スタジアムにまつわるお金の話と、観客席をつくるワークショップを行いました。それではグラレポ、スタートです!


スタジアムの「お金」の話

今回は2部構成の検討会でした。第1部として、FC今治の創業メンバーでありスタジアム建設にも関わられた中島啓太さんをお迎えし、スタジアム経営のお金の話を聞きました。

スタジアムについての基本的な事柄を学びます
スタジアムのファイナンスに関しても基本の部分を整理
ガンバ大阪、FC今治の2クラブを例にスタジアムの経営スキームを紹介
いわきFCの場合考えられるファイナンススキームの例

中島さんのお話では、スタジアムがどのような枠組みで建設され、維持管理されているのか、具体的にどのくらいの費用がかかっているのかなど、スタジアムとファイナンスに関する実例を共有。これまで中島さんがスタジアム建設・運営に関わる中で感じた大切なことをご紹介いただきました。


第2部は観客席ワークショップ

第2部は、上林座長へバトンタッチして第2部。 観客席をつくるワークショップを行います。観客席は2本の柱と柱の間のワンスパン分を設計したら、それを360度分リピートすればできる!という考え方のもと、ワンスパンモデルを作っていきます(実際には、ホーム側・アウェイ側・メイン側・バックスタンド側など作りが変わってくるかと思います。)

大事なのは、今までIGUPで検討してきたコンセプトをちゃんと反映させること。それを念頭に、2人1組でワークショップを行いました。

ワークショップのポイントを的ました
全8グループが作ったものの中から、3つをご紹介

全体的に、「誰にでも我慢させない居心地が良い優しい空間」というコンセプトを重視したグループが目立ち、子どもやお年寄り、障がいのある方でも、誰でも楽しめるような座席のつくりが多かったのが印象的でした。

中島さんのお話を聞いて、スタジアムを建設・運営するためにどんなお金がかかるのか、またどんな調達方法があるのか、理解を深めることができましたし、個人的には、ガンバ大阪のパナソニック吹田スタジアムのスキームがとても興味深く、スタジアムを民設したのち公共に寄付し、指定管理者となって柔軟に運営するという、そんな方法があるのかと驚きでした。

これが正解というものはなく、いわきFCはいわきFCに合ったやり方で、ファイナンス面もこれから分科会Ⅱで検討が進められていくのだと思います。 また、観客席ワークショップは私も参加しまして、ペアだった北澤さんと意見が割れたりもしつつ(笑)こんなスタジアムだったらいいなとイメージを膨らませるのが純粋に楽しかったです(文章によるワークショップのレポートはこちらから)。

今回だけでも多様なイメージが出ましたが、ユース世代や様々な属性の方にも同様のワークショップをやってもらって、浜通りに住むみんなの納得解に辿り着けたら良いなと思いました。

それでは今回はこの辺りで。以上、金澤裕子でした!

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