見出し画像

I.G.U.P 金澤裕子の「グラレポ委員会」vol.10

I.G.U.P 金澤裕子の「グラレポ委員会」! このコーナーは、いわきFCの新スタジアムを議論する「IWAKI GROWING UP PROJECT」のメンバー、わたくし金澤裕子が、グラフィックレポートで検討委員会の議論の様子をお伝えするコーナーです。

年末のタイミングになってしまいましたが、今年春に行われた「第9回分科会」と「第10回分科会」の様子をグラフィックで振り返っていきます(ここまでビジョンブックの作成に注力しており報告が遅くなりました。ビジョンブックについても、今後皆さんに良いお知らせができるかと思います)。

第9回は、前回発表されたユース委員からの報告書について、ユースチームと大人チーム(検討委員)が意見交換を行うワークショップを行いました。

ユース報告書のビジョンをもとに、大人チームとユースチームが議論しました

前回の分科会でシェアされたユース報告書から「7+1の提言」と、第5回分科会で大人たちから出た「4つのキーワード」をもとに、4グループに分かれてワークショップをします。

4グループ、それぞれ2つずつ担当するテーマを分解した青色の付箋を「地域の課題」「必要な取り組み」「将来の姿」に整理し、さらにピンクのふせんに意見を追加し、深めていきます。

まちの構造を変えるスタジアムグループから出たキーワード
時代の先を行く可変的なスタジアムというビジョンを、詳細に分析
教育・学びというキーワードでも、さまざまなスタジアムの風景が思い浮かびます

もっとも人数の多かったグループ。言葉の解像度が上がっていきました

このワークショップでは、ユース委員たちの提言を大人が上書きするのではなく、大人の視点で地域課題と結び付けたり具体化させたりしながら、ユースと大人が一緒にテーマを深めるプロセスが大切にされました。

グラレポとしては、みなさんがまとめた完成形のネットワーク図を起こしていますが、ユース委員一人一人が大切にしたいポイントも発表してくれました。 このレポートを読んでいるみなさんがいわき・双葉郡やご自身の住んでいる地域で感じる課題や「こんなのあったらいいな」はあったでしょうか? もしなかったら、いわきFCホーム戦でスタジアムボイスを引き続き集めていますので、ぜひ声をお寄せください!

引き続き、ここからは第10回の模様です。「第10回分科会」でも、今までの議論で上がった4つのキーワードとユース委員からの8つの提言を踏まえた意見交換のワークショップを行いました。

まずは代表の大倉さんからのイントロ。大倉さんによると、このIGUPは「子供の意見を取り入れている」点がスポーツ庁からも高く評価されているそうです。全国的にも先進事例ということですね。また、これから制作するビジョンブックのイメージが共有されました。ビジョンブックが、未来への問題提起となることが期待されます。

そして上林座長とDTC渡邉さんよりワークショップの方向性と進め方を共有いただき、4グループそれぞれで議論→2グループずつの議論を進めることになりました。上林先生の狙い通り、子どもたちと混ざった議論とは違った深め方ができた気がします。今までの分科会で培われた関係性もあり、良い意味で遠慮なく色々と話せる時間になったと感じました。

私たちは、第8回までの分科会で、新しいスタジアムに求められる要素として、以下の「4つのキーワード」を策定しました。

・まちの構造を変えるスタジアム
・常に時代の先をゆく可変的スタジアム
・教育/学びを変えるスタジアム
・人が集い「偶然の出会い」が生まれるスタジアム

このキーワードを、ユースチームの「7+1の提言」とともにすり合わせ、具体的なビジョンとしてバージョンアップさせようとしたのが、第9回、第10回の分科会ということになります。

まちの構造を変えるスタジアム
常に時代にの先をゆく可変的スタジアム
教育・学びを変えるスタジアム
人が集い「偶然の出会い」が生まれるスタジアム

異なる4つのビジョンですが、議論を深めていくと、「出会いがある」「居場所になる」「チャレンジできる」「笑顔になる」等の共通のキーワードが出てきました。参加メンバーそれぞれのバックグラウンドは違えども、いわき・双葉に求めることや思いは共通しているし、ぜひこれらが実現できるスタジアムになったらいいなと思いました。

それでは今回はこの辺りで。以上、金澤裕子でした!

いいなと思ったら応援しよう!

いわきFC
「サポートをする」ボタンから、いわきFCを応援することができます。